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2011年6月24日 (金)

三ツ橋敬子/東フィル(2011/6/24)

2011年6月24日(金)19:00
サントリーホール

指揮:三ツ橋敬子
東京フィルハーモニー交響楽団

(第803回サントリー定期シリーズ)
ピアノ:横山幸雄

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
         
(遅れていったため未聴)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

この日は私は通院日でした。
いつも大混雑、長時間待ちなので、うんざりしながら勤務先を定時退社。
しかし意外にもウソのように医院も薬局もすいていて、早々に終了しました。
ラッキー!
…というわけで昨日と同じ場所へ。^^;

他のオケだったら、急げば途中入場で前半の第2楽章から聴けたかもしれませんが、東フィルの場合は楽章間入場不可なので、急いでもあまり意味がありません。
開演に間に合わないのは確実だったので、のんびりとホールへ向かいました。

(後半開始に間に合わないと全く聴けないことになるので、事前にホールに向かうタイムリミットを計算し、最悪、東京駅からタクシーを使う場合もシミュレーションしておきました。結局、余裕で間に合ったわけですが、やっぱり東フィルの途中入場不可の方針は心臓にあまり良くありません。)

第2楽章が始まった辺りでホールに到着。
2階へ上がると、女性用化粧室の右脇の、舞台が映っているモニターの前に椅子が5席+5席の2列置かれ、座って映像と音を聴くことが出来るようになっていました。
私は東フィル遅刻は初めてなので初体験でした。
定かではありませんが、サントリーホールの粋な(あるいはクレーム対策の?)計らいかもしれません。

ソリスト・アンコールがあれば、それは入場させてくれるとのことで、指示された2階席後方で待ちましたが、アンコールはありませんでした。

さて、期待の若手注目株の三ツ橋敬子さん。
一度、ぜひ聴いてみたいと思っていた指揮者です。
この日のチケットは友人からの頂き物で本来は奥様が座るべき席。
感謝の気持ちで聴かせていただきました。

その英雄交響曲、快速テンポが心地良い演奏。
指揮者の思いが100%音に変換されたかどうかはわかりませんが、若々しい覇気のある演奏に惹きつけられました。
ところどころ、結構凄い形相で煽っていて、動きを見る限りでは情熱を感じる指揮。

はつらつと進む演奏には十分魅せられましたが、本来小さなクライマックスになるべき箇所でスケール感がやや不足し、飽和気味に聴こえるのが多少気にはなりました。
わわわわわっと煽っている場面で、飯守泰次郎さんのようなズドーンという轟音にならないのは、キャリアを考えれば致し方ないことかもしれません。
また、コンサートマスターが弾いていない箇所でアンサンブルが戸惑い気味に聴こえたのは気のせいでしょうか?
些細なことではありますが…。
P席から指揮姿を見ていた三ツ橋敬子さんは、さすがに東フィル相手に、あまり目を上げられず、伏し目がちだった印象もあります。
オケを見据えているというよりは、先輩、先生たちの前で懸命に発表の演奏をした感もありました。

…と、ちょっと辛口の感想を書いてしまいましたが、でもきっと数年後にはもっと貫禄がついて、立派な指揮者になっていることでしょう。

私は偶然ではありますが、沼尻さんや下野さんの、ほぼ新人で駆け出しの頃の指揮を聴いたことがあります。
どちらも(現在の風格とはほど遠い)素人の私ですら「見てられない!」というような指揮姿だった。
比較して論じるのは意味がないとは思いつつ、今日の三ツ橋敬子さんは、はるかにまともで素晴らしかったと思います。

好きか嫌いかで言えば、私は三ツ橋さんのこういう音づくりは断然好きな方です。
何よりも歓びが感じられるのが嬉しい。
また聴いてみたい指揮者です。

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