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2011年7月13日 (水)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2011/7/13)

2011年7月13日(水)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール

指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第247回定期演奏会)

ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
ベートーヴェン:交響曲第2番
(マルケヴィチ版)
ベートーヴェン:交響曲第5番(マルケヴィチ版)

元々は3月17日に予定されていた定期演奏会でした。
大震災直後だったために延期されましたが、マルケヴィチ版によるベートーヴェン・シリーズの最終回。
全曲レコーディングもあり、最終回だけ中止にするわけにはいかないという、開催の必然性を伴った演奏会。
チケットはそのまま有効でした。

戸澤さんと松野さんの二人のコンサートマスターが並んで座り、オケの方も万全の布陣。
マルケヴィチ版がどうこうよりも、どこをどう聴いても飯守さんのベートーヴェン。
ズシンと響く重低音の一撃はいつも通りの快感ですが、今日のシティ・フィルの響きには、いつになく透明感が感じられました。
すでに前半の第2番の第1楽章からアクセル全開。
しかし激しいだけの粗野な演奏ではなく、どこを切り取っても、果汁をたっぷり含んだ果肉のようなみずみずしさ。
第2番の最後の音で、フライング気味の拍手だがあったことは残念でしたが、すでにコンサートの前半で、それも第2番という比較的地味な方の交響曲で、ハイテンションの熱演に圧倒されました。

しかし、後半はもっと凄かった。

第5番のサウンドはさらに完成度が高く、その上随所で火柱が上がるような豪快な演奏。

これだけ煽りに煽って…と言うより、オケの方が反応の連鎖で燃え上がってしまった感もありますが…爆演にならず、高いレベルのスケール感を具現化したのには驚嘆するばかり。

このベートーヴェン・シリーズ、私は個人的な事情により、この最終回の日だけしか足を運べませんでしたが、1回だけでも生で聴けたことを喜ぶべきでしょう。
全曲レコーディングのCDが、名盤として発売される日を心待ちにしたいと思います。

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