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2011年7月17日 (日)

アラン・ギルバート/都響(2011/7/17)

2011年7月17日(日)14:00
サントリーホール

指揮:アラン・ギルバート
東京都交響楽団

(都響スペシャル)
ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
J.B.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
      ~アンダンテ
(アンコール)
ブラームス:交響曲第1番

なんと繊細なオーケストラの音。
上質の手ざわり。
音の出だしから鳴り終わりまで、粗雑な箇所は皆無。

最初のハイドン変奏曲は、これまでなんとなく「ひとつの曲」という漠然としたイメージを持っていましたが、今日のアラン・ギルバートさんが都響から引き出してみせた魅惑的な旋律の数々は、それぞれの変奏が、それぞれの個性的な魅力を持っていることを、まるで今日初めて教えてもらったような気分でした。

フランク・ペーター・ツィンマーマンさん独奏のベルクのVn協奏曲は美しい。
ひたすら美しい。
そして少し悲しい。
無機的なはずの音響が、生命力を持って語りかけてきます。
そのような空気は、アンコールのバッハまで一貫性を持って保たれていました。

後半の交響曲も、良い時の都響の常として、全奏者が渾身の力演をしているのに全くうるさくならず、突出する奏者もなく、アンサンブルとしての完成形を示しています。
どこを採ってもニュアンス豊か。
しなやか。
弾力性。
矢部さんをはじめとして、ソロが活躍する場面で、ソロの美しさ、素晴らしさがオーケストラ全体と完全に溶けあっていて素晴らしい。

この日は全席完売。
満場の聴衆も、指揮者の血筋とポストを心得ています。
拍手の熱さはかなりのものでした。

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