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2011年8月 6日 (土)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2011/8/6)

2011年8月6日(土)15:00
ティアラこうとう大ホール

指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(真夏の第九こうとう2011)
ソプラノ:日比野幸
アルト:金子美香
テノール:与儀巧
バリトン:萩原潤
合唱指揮:四野見和敏
ティアラこうとう真夏の第九合唱団

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

合唱が(東京シティ・フィル・コーアではなく)ティアラこうとう真夏の第九合唱団とのことで、一抹の不安を抱きながらも、飯守泰次郎さんのベートーヴェンが聴きたくて足を運びました。

プログラム冊子に記載はありませんでしたが、東京シティ・フィルのTwitterによると、マルケヴィチ版ではなく、ベーレンライター版とのこと。
でも私にとっては、版うんぬんよりも、飯守泰次郎さんのベートーヴェンであることが最重要で、どこをとっても、威力のある重量級のサウンドの快感に酔いしれました。

オーケストラは第1ヴァイオリンが10人程度の小編成でしたが、響きの薄さは全く感じません。
東京シティ・フィルの定期演奏会の、良いときのような白熱した演奏になりました。
楽章間で汗を拭う楽員さんもちらほら。
独唱の4人も澄んだ声のハーモニー
合唱は危惧したほどでもなく、アマチュアとしては上々でしょうか。
もちろんプロの合唱団や、プロオケの附属の合唱団のようにはいっていないですし、発声自体(特に低音)にまだ多少の課題はあるような印象でした。
それでも飯守泰次郎さんの煽りにはついていっていました。

終演後、拍手をさえぎって合唱指揮の方がマイクを持ち「この合唱団は2年目になるが、今回は東北地方で被災して音楽活動が出来ない方々をゲストにお迎えした」と紹介。
10人弱の方が前に呼ばれ、代表して2名の方が挨拶。
一人は涙で声をつまらせてのスピーチになりました。

…というわけで、最後はちょっと違う雰囲気になってしまいましたし、先ほどまで主役だったはずの飯守泰次郎さんが脇役みたいになってしまったのも違和感がありましたし、最後の一音にかぶるようなフライングのブラボーもありましたが、それでも、飯守さんの第九が聴けた喜びは大きいものでした。

なお、この日のチケットには開場14:30(開演30分前)と印刷されていました。
しかし、実際は14:15(開演45分前)の開場で、14:30頃からは、たぶん事前に告知の無かったロビーでのプレコンサートがありました。
ラヴェルの弦楽四重奏曲から第1楽章。
矢崎彦太郎さんを主席客演指揮者に迎えている効果を室内楽でも体現してくれたような、ニュアンス豊かな演奏。
早めに行って、このプレコンサートが聴けて良かったです。

プレコンサート:

ラヴェル:弦楽四重奏曲~第1楽章

第1ヴァイオリン:古賀恵
第1ヴァイオリン:原ゆかり
ヴィオラ:戸田麻子
チェロ:薄井伸介


20110806

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