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2011年9月17日 (土)

大友直人/東響(2011/9/17)

2011年9月17日(土)18:00
サントリーホール

指揮:大友直人
東京交響楽団

(第592回定期演奏会)
チェロ:宮田大

シューマン:チェロ協奏曲
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲第1番

23分+42分の短いプログラムでしたが、物足りなさを感じさせない充実感。
十分に堪能し、満足して会場を出ることが出来ました。

宮田さんの独奏によるシューマンはシャープでスタイリッシュ。
こういう都会的なシューマンも良いものだと思います。
このキレのあるチェロの音色と、大友直人さんの作り出す透明感のあるオケの音がマッチし、シューマンには珍しいほどシンフォニック。
後味さわやかでした。

休憩後のシェーンベルク編曲のブラームスは、ブラームスの側面よりも、シェーンベルクの側面を強く印象づけられました。
こういう演奏を「整理されていない」と見る向きもあるかもしれませんが、私は「あえて整理せず」のように感じました。
何度も押し寄せる荒々しさ。
異様にも感じられる複雑さ。
斬新な響き。
ある種のグロテスクな面も隠そうとせず、ありのままにさらけ出した演奏は、割とスッキリが多い大友さんにしては珍しいかも。

かなりの気迫のこもった音に、演奏終了直後はフライング気味のブラボーあり。
カーテンコールでの、野武士の雄たけびのようなブラボーもあり。
でも、いつもの私とは違って、なんとなく「今日は、まあいいか」と思ってしまえる演奏でした。

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