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2011年9月25日 (日)

ボローニャ歌劇場「エルナーニ」(2011/9/25)

2011年9月25日(日)15:00
東京文化会館

ボローニャ歌劇場日本公演
ヴェルディ:エルナーニ

ヴェルディ:「ナブッコ」~
「行け、我が思いよ、黄金の翼にのって」
(アンコール)

カーテンコールで舞台後方に「ガンバレ日本!」と垂れ幕が下がる中、指揮者がピットに戻り、「ナブッコ」からの合唱曲が演奏されました。
目がウルウルしてしまったのは私だけでしょうか?
最後は聴衆総立ちに近いカーテンコールになりました。

15:00開演で、各幕の後に3回の休憩をはさみ、第4幕終演は予告通り18:20。
その後の、アンコールを含むカーテンコールは長くて感動的。
最後はオケのメンバー、裏方さん達も舞台上に。
終わり良ければすべて良し…と言って良いでしょう。。

ボローニャ歌劇場日本公演、正直言って、スター歌手の名前がなかったら、チケットを買わなかったと思います。
「カルメン」は良いところもたくさんありましたが、スター歌手のキャンセルで、どうしても見る目が厳しくなってしまい…。
でも、やはりイタリアの劇場だけあって、最後のヴェルディ「エルナーニ」では底力を見せてくれたと思います。

亡くなったリチートラさんに代わるエルナーニ役はロベルト・アロニカさん。
冒頭から主役、脇を固める準主役歌手にも気合がみなぎり、舞台が締まっていました。
エルナーニ、ドン・カルロ、シルヴァ、エルヴィーラが入れ替わり立ち替わり絡み合い、重唱の声を競い合う様は壮観です。
伝統的な舞台設定は別の演目で感じた平面的な安っぽさは無く、奥行きのある空間に合唱も適切に配置して、これぞイタリアの歌劇場のヴェルディ。
別の演目の前半のときの第1幕終了後の休憩時間の沈んだ雰囲気のロビーと異なり、今日の聴衆は高揚した雰囲気。
それもそのはず、「鶏口」よりも「牛後」のヴェルディの方が、はるかに素晴らしい。
いや、ビゼーだって決して「鶏」ではないのですが、イタリアオペラの王者の「牛」はやっぱりヴェルディ。

指揮のレナート・パルンボさんは、職人指揮者として悪くはなかったと思いますが、これだけは別の演目で聴いたミケーレ・マリオッティさんの細やかな表情に満ちた指揮の方に軍配を上げたいかも。
オケが入らないコーラスだけの部分、完全にまとめきれていたのかなぁ??

ボローニャ歌劇場日本公演、私は結局、スター歌手の名前に釣られて(私にしては)高額のチケットを3公演も買い、結果的に、2演目を鑑賞しました。
後半は良かった「カルメン」
台風で足止めを食らい、鑑賞出来なかった「清教徒」。
そして本日の、最初から気合の入った舞台の「エルナーニ」は、終わり良ければすべて良し。
スター歌手のキャンセルで(シラグーザさんも歌わない日で)払い戻しをしたくなった公演が、台風のおかげ?で払い戻される見込み…というオチまでついて、めでたし、めでたし。(暴言失礼)

予想もしなかったサプライズ(アンコールのことですよ)に大満足で会場を出ることが出来ました。

エルナーニ:ロベルト・アロニカ
ドン・カルロ:ロベルト・フロンターリ
シルヴァ:フェルッチョ・フルラネット
エルヴィーラ:ディミトラ・テオドッシュウ
ジョヴァンナ:ルチア・ミケラッツォ
ドン・リッカルド:アンドレア・タボーガ
ヤーゴ:サンドロ・プッチ

指揮:レナート・パルンボ
演出:ペッペ・デ・トマージ
舞台美術・衣装:フラチェスコ・ジート
照明:ダニエーレ・ナルディ
照明再現:ジュゼッペ・ディ・イオーリオ
合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ
演出助手:ジャンニ・マラス
ボローニャ歌劇場管弦楽団・合唱団
パレルモ・マッシモ劇場の舞台装置

20110925

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