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2011年9月 5日 (月)

カンブルラン/読響(2011/9/5)

2011年9月 5日(月)19:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第5回オペラシティ名曲シリーズ)
ピアノ:スティーヴン・コヴァセヴィッチ

《オール・ベートーヴェン・プログラム》
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
バッハ:4つのパルティータからサラバンド
(アンコール)
ベートーヴェン:交響曲第7番

カンブルランさん、今回も、やる気が半端ではないです。
読響さん、本当に素晴らしい常任指揮者を獲得されました。

冒頭の「エグモント」序曲からして地鳴りのするような迫力。
いや、事実、床が震えています。
序曲なのに交響曲の終楽章のような追い込みで、一曲目からブラボーの声がかかる素晴らしい演奏となりました。

2曲目のピアノ協奏曲は、流れるようにきらめくピアノが私の好みとはちょっと違ったので、興味の対象がオーケストラ・パートに向かってしまいましたが、これがまた素晴らしいもの。
第2楽章のニュアンス、第3楽章の迫力。
ほとんど交響曲。
ピアノ付きの交響曲…などと言ったら、独奏者に失礼ですが…。
コヴァセヴィッチさんのピアノは、技巧の面で、ところどころ細部の詰めが甘いような印象を受けました。
アンコールに弾いたバッハの曲も、私の好みとは微妙に違うかも。
不満と言うほどのものではないのですが…。

交響曲第7番は、このように演奏する以外に方法はないと思わせてくれるような、言葉で形容し難い説得力。
有無を言わさずねじ伏せられたのに感謝、感激で胸がいっぱい。
第2楽章の感傷的な旋律。第3、第4楽章の機銃の連射のような雄たけび。
カンブルランさんが来シーズン、2012年12月に「第九」だけを振るために来日する意気込みの予告編として、十分すぎるくらいの圧倒的な熱演。
それも、爆演ではなく、細部のニュアンスもバッチリの高度な昇華でした。

この日は振替席だったので、席は舞台が半分以上見えない場所でしたが、そんな視覚的な不満を全く感じさせない、圧倒的な音でした。

20110905

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