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2011年10月10日 (月)

バイエルン国立歌劇場「ナクソス島のアリアドネ」(2011/10/10)

2011年10月10日(月・祝) 15:00
東京文化会館大ホール

バイエルン国立歌劇場日本公演
R.シュトラウス:ナクソス島のアリアドネ

音楽は良かったと思うけど、カーセンさんの演出は、私にはよくわかりません。

そもそも私は、このオペラは、某・地方団体の、新国立・中劇場での公演を観た経験が一回あるだけ。
したがって、外来オペラ、それもケント・ナガノさん指揮のバイエルン国立歌劇場ともなると、比較するのが申し訳ないほど。
でもやっぱり、カーセンさんの演出は…。…。…。

現地での上演では、観客が客席に入ると舞台上ではバレエのレッスンが行われていて…とのネタバレがチラシに載っていました。
しかし、入場してみると、東京文化会館の幕は下りていました。
「東京ではどうするのだろう?」と思っていると、14:50頃に幕が開き、レッスン・シーンの開始。
そのまま延々とバレエのレッスンのシーンが続き、さらにそのまま15:05頃に、あの東京文化会館の開演のチャイムが鳴り、その後「お客様に御案内いたします…」とアナウンスが長々と…。
正直、この時点で、少しひいてしまった気持ちもありましたが、もしかしたら、そういう気持ちを想起させるのも演出家の狙いなのかな??
バレエのインストラクターが「ムジーク!」と叫んで、オペラの音楽が開始。
ケント・ナガノさんは、いつもまにかピットに入っていました。

カーセンさんお得意(?)の、客席から人物が登場したり…。
(私は、カーセンさんの演出は、以前、一回、東京のオペラの森の「タンホイザー」を観ただけですが…。)
舞台上ではいろいろあって、“作曲家”役が客席に降りて、ピットの前へ行き、ケント・ナガノさんにスコアを渡して、劇中劇の開始。
“作曲家”役はピットの縁の階段に座って、ずっと劇中劇を見ていました。

劇中劇の演出のドタバタ騒ぎは、私の理解力を超えていて降参。
よくわかりません。
最後は“作曲家”役が、幕がスルスルと閉まる中、舞台中央にたたずんで終了。
聴衆の拍手と一緒に登場人物も駆け寄って拍手。
まあ、珍しいものを見せてもらったと感謝することにいたしましょう。

少なくとも、いまヨーロッパの歌劇場で行われていることの一端を垣間見ることができただけでも、足を運んだ甲斐があったと思います。
団員の日本行き拒否が報じられたりして、どこまで正団員(と言うのも変かな)による上演だったのか門外漢にはわかりませんが、それなりに現地での上演に近いものは、持ってきてくれたのでしょう。

ケント・ナガノさんの指揮を論ずるほど私はこのオペラに親しんでいませんが(前回鑑賞した国内地方団体の公演と比較すること自体ナンセンスでしょうが…)、小編成のオケ、ピアノをよく操り、音響的に満足できる空間を作り出していたと感じました。

歌手の方は演出に気を取られてよく覚えていません。
(本末転倒?)
ツェルビネッタの長いアリアは、さほどでもなかったような…。
(すでに、グルベローヴァさんを聴いていますので…ね。)
“作曲家”役は結構良かったと思いました。

最後は横断幕でのカーテンコール。
「日本公演の実現に感謝」「長く続く友情をいつまでも」だったかな?
ちょっと違うかも?
この日が最終日でした。
バイエルン国立歌劇場に本公演も、私の秋のオペラ三昧も。

指揮:ケント・ナガノ
演出:ロバート・カーセン
美術:ファルク・バウアー
照明:マンフレッド・ヴォス
ドラマトゥルーク:イングリット・ツェルナー
振付:マルコ・サンティ

アリアドネ/プリマドンナ:アドリエンヌ・ピエチョンカ
バッカス/テノール:ロバート・ディーン・スミス
ツェルビネッタ:ダニエラ・ファリー
執事長:ヨハネス・クラマ
音楽教師:マーティン・ガントナー
作曲家:アリス・クート
士官:ケネス・ロバーソン
舞踊教師:トーマス・ブロンデル
かつら師:ペーター・マザラン
下僕:タレク・ナズミ

バイエルン国立歌劇場管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団

2011_10_10


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