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2011年10月 4日 (火)

山下一史/仙台フィル(2011/10/4)

2011年10月4日(火)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール

指揮:山下一史
仙台フィルハーモニー管弦楽団

(アジア オーケストラ ウィーク2011)
ピアノ:津田裕也

片岡良和:抜頭によるコンポジション(1961)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
エルガー:エニグマ変奏曲~ニムロッド
(アンコール)

個人的印象としては、ベートーヴェンが一番良かったかな。
山下一史さんの指揮する演奏を聴くのは、2007年のニュー・フィル千葉の演奏会以来。
あのとき感じた「よく歌う」音楽という印象はこの日も同じ。
よく歌い、よく弾む、弾力性のあるオーケストラのサウンド。
津田裕也さんのピアノ独奏は、クリアーで粒立ちの良い音、特に高音のきらめきが美しい。
さらに年輪を重ねれば、音に“深み”が増して、さらに良くなるでしょう。
この協奏曲の演奏が、事前の期待以上に素晴らしく感じられました。

後半のショスタコーヴィチの交響曲第5番は、弦楽器群はベートーヴェンで感じたような弾力性を維持し、良かったと思います。
ただ、管楽器、特に金管は、よりいっそうの洗練された音色を求めたい場面も多少ありました。
アンコールのニムロッドにおける最強奏も然り。
もっとも、この日は友人からチケットをいただいて一緒に聴かせていただいたので、辛口の感想を言う資格は私にはないのですが…。

最初の片岡良和さん作曲の作品は、聴いていて「ん?まだ続くの?」と思う場面も多少あり。
1961年の作品で、割と耳当たりの良い旋律、和風な味付けの洋食みたい。
作曲者は会場にいらしていました。

プログラム冊子によれば(そして見ての通り)、この日の客演コンサートマスターは東京シティ・フィルの戸澤哲夫さん。
客員首席ヴィオラは東京フィルの須田祥子さん。
場所がオペラシティだけに「いま、仙台フィルを聴いているんだゾ」と念じてないと、錯覚しそう…と、終演後に友人と話して笑ってしまいました。

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コメント

当日はおつきあいいただきまして、ありがとうございました。
いつもは横から後ろから^^;かぶりつき専門の私たち。お互いいつもと違うある意味「まっとうな」お座での鑑賞で、いまひとつ伝わり方が遠かったですね。

津田さんの演奏は、この日のベートーベンの4番にとっても合ってましたね。最近のパワフルな女性ピアニストさんたちより、よっぽど楚々とした演奏でしたね(^^)。こういう控えめだけど凛とした演奏もなんだかいいな、と思いました。

投稿: oyamanoneko | 2011年10月 6日 (木) 10時30分

こちらこそ、チケットをいただき、ありがとうございました。
津田さんと山下さんとのベートーヴェン、押しつけがましくないけど魅惑的に迫ってくる演奏が聴けて本当に良かったです。

投稿: 稲毛海岸 | 2011年10月 7日 (金) 06時37分

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