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2011年11月10日 (木)

ボージチ/都響(2011/11/10)

2011年11月10日(木)19:00
サントリーホール

指揮:ヴォルフガング・ボージチ
東京都交響楽団

(第724回定期演奏会Bシリーズ)
ピアノ:フレディ・ケンプ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
        ~第2楽章
(アンコール)
R.シュトラウス:家庭交響曲

尖っていない、優しさに満ちたモーツァルト。
このウィルヘルム・ケンプの遠縁にあたるというピアニスト。
「ぜひ、ベートーヴェンを聴いてみたい」
…と思ったとたん、アンコールで願いが瞬時にかないました。
そういう色眼鏡で見ることは良くないと思いつつ、この慈しむようなピアノの響きは、懐かしさを感じさせるもの。
ボージチさんの指揮する都響の響きも極上の美しさでした。

そして、この極上の美しさは、大編成にふくれあがった後半も持続しました。
家庭交響曲の最初の音を聴いて思ったのは「ああ、このマエストロと一緒に都響にピットに入ってもらって、ばらの騎士を聴いてみた~い」ということ。
柔和な優しいサウンドは、透明感とはちょっと違って、濁り酒の感覚。
コクがあって旨味がある。
強奏でもうるささ皆無の極上の響き。

リヒャルト・シュトラウスは、個人的には、ちょっと聴き疲れすることが多くて、やや苦手な作曲家なのですが、今日の都響のふんわりとした優しい響きだったら、もっと聴いていたい、いつまでも聴いていたい…。
それでいて聴き終わった後は、十分な充足感を得られた演奏会でした。
都響にしては?お客さんが結構少なくてちょっと意外でしたが、会場は大いに沸いていて、演奏には大満足でした。

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