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2011年11月11日 (金)

矢崎彦太郎/東京シティ・フィル(2011/11/11)

2011年11月11日(金)19:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:矢崎彦太郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第253回定期演奏会
フランス音楽の彩と翳 Vol.18
「失われた音を求めて ― プルースト生誕140年」)
ピアノ:菅野 潤

アーン:ベアトリス・デストゥの舞踏会
ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
ドビュッシー:「亜麻色の髪の乙女」
アンコール)
フランク:交響曲ニ短調

矢崎彦太郎さんという指揮者が、東京の聴衆から正当な注目を得ているとは言い難いと思います。
そういう私も、まだ片手で数えられるくらいしか、演奏会で聴いてはいないのですけれど、毎回、驚嘆させられます。
この日も、期待通り、…いや、期待をはるかに上回る素晴らしさ!
超熱演!
あのしなやかな動きは、素人目には鈴木雅明さんの動きと同じくらい音楽的に雄弁に感じられます。
専門家から見れば、フランス音楽の大家と古楽の大家では中味は全然違うのでしょうが…。

後半のフランクの交響曲 が気合い入りまくりの熱い演奏。
矢崎さんが振るとシティ・フィルの音が南欧の太陽の輝きを帯びるから不思議。
矢崎さんのしなやかな動きが熱を帯びてくると、動く…動く…動く!
オケは完全にのせられている!

残念ながら、お客さんの数は多くはありませんでしたが、集まった人達は、おそらく矢崎彦太郎さんを聴きたくて足を運んだ聴衆。
演奏終了後すぐに席を立つ人はあまりいなかったですし、拍手は熱いものでした。

前半も、フランス音楽の粋な面を堪能させてくれる演奏。
冒頭のアーン作曲の曲は、管楽器、打楽器、ピアノ、ハープという編成。
(正団員だけではないですがが)木管が健闘。
オーボエ一番奏者の鷹栖美恵子さんの音はいつ聴いてもきれい。
メンバー表に載っていないフルートの方も素晴らしい音色。

このアーン作曲の曲から弾いていた菅野潤さん独奏のドビュッシーは、印象派の協奏曲はラヴェルだけじゃない!こんな素晴らしい曲があるんだ!…という発見。
まさに“ドビュッシーが書いたような”ドビュッシーの曲。
飯守さんのときとは別のオケのような音…と言ったら言い過ぎでしょうか。

矢崎さんが来シーズンも首席客演指揮者に留任するというのは、本当に嬉しい知らせでした。

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2011/11/29追記:
当日の開場の掲示は「月の光」となっていましたが、後日、東京シティ・フィルのホームページに訂正が出ていて、正しくは「亜麻色の髪の乙女」だったとのことです。

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