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2011年11月19日 (土)

スダーン/東響(2011/11/19)

2011年11月19日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団

(第594回定期演奏会)
ソプラノ:エレナ・ネベラ、森麻季
バリトン:青山貴
合唱:東響コーラス

シェーンベルク:モノドラマ「期待」
フォーレ:レクイエム

初台~市ヶ谷~六本木一丁目と乗り継いで“2軒目”へハシゴ。
先週の土曜日にマゼールが客演していた東響にも、シェフが帰ってきました。

このプログラム、時間的には短めの演目ながら、なんとも贅沢です。
前半のシェーンベルクのソプラノ独唱はエレナ・ネベラさん。
後半のフォーレ-のソプラノ独唱は森麻季さん。
全く性格の異なる2曲のコントラストを、ソプラノをそれぞれに一人ずつ迎えて一晩で味わう贅沢。
しかも、この2人のソプラノ、どちらも「見事!」の歌唱でした。

まず、前半のエレナ・ネベラさん独唱によるモノドラマ「期待」が、劇的!…劇的!…刺激的!!
ドラマティックな歌唱に、オケも咆哮につぐ咆哮!
スダーンさんも、ところどころ唸り声をあげての指揮。
シェーンベルクなのに?会場は大喝采!

今シーズンの東響定期の“シェーンベルク・ツィクルス”が発表されたとき、一瞬ひいてしまいましたが、こうして続けて聴いてくると、(理解して聴いているという自信はありませんが)意外と耳に心地良いし、会場のウケも悪くありません。
21世紀も11年目の今、既に古典になっていて当然の作曲家なのでしょう。

後半のフォーレのレクイエムは、前半とはうって変わって安息の境地。
東響コーラスはいつも通り暗譜、いつも通り澄んだ美しいハーモニー、いつも通りのハイレベル!
森麻季さんの声も透き通った伸びのある声が無理なくホールを満たす。
第1ヴァイオリン~ヴィオラ~第2ヴァイオリン~チェロと並び変えたオケの音、そしてオルガンの柔らかい音も美しい限り。
合唱はP席ではなく舞台上。
青山さんは合唱の前、森さんはP席後方での歌唱。

ちなみに、この日は字幕の電光板が用意されていました。
おそらく、パイプオルガンの両脇と、LC、RCブロックの4箇所。
経費はかかると思いますが、演奏中にプログラム冊子をめくる音とかが発生しなくて、字幕のサービスは喜ばしいことだと思います。

残念なことに、野武士の雄たけびのようなブラボーは、今回も健在&顕在でした。
まあ、フライングのブラボーではないことは良かった…と思うことにします。
でも、フォーレのレクイエムの後にブラボーは、あまりふさわしくないような気もします。

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