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2011年11月27日 (日)

二期会「ドン・ジョヴァンニ」(2011/11/27)

2011年11月27日(日)14:00
日生劇場

東京二期会オペラ劇場
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ
(ライン・ドイツオペラとの共同制作)
《二期会創立60周年記念公演》

溜池山王(国会議事堂前)駅から千代田線で日比谷駅へ。
このハシゴは楽勝。
もしタクシーに乗ったら、良い顔はされないでしょう。

“カロリーネ・グルーバー演出の”「ドン・ジョヴァンニ」と言った方が良いのでしょう。
まず“現在の”ヨーロッパの主流の(かどうか知見はありませんが)演出上位の上演を観ることが出来たことを喜びたいと思います。
そして、それは視覚的に目新しくてなかなか面白く拝見しました。
しかし残念なことに、私の頭脳では、舞台の内容についていくのは厳しかったことも事実です。

まず、冒頭、序曲の前に幕が上がり、大きな絵がかけられた邸宅?に、嵐のような雨の吹きつける音、時折、雷鳴。
そこへ飛び込んできた普通の服の若い男女。
このカップル、単なる無言の役かと思って観ていたら、途中から歌い出して、どうやらマゼットとツェルリーナらしい。
巨大な額縁に入った絵…と思ってみていたら、その中に描かれている(と錯覚していた)人物が動き出して、おやおや。
その絵…というか額縁の中にドアが出てきたり、額縁の中にまた額縁が出てきたり…。
絵の中に入り込んじゃう設定なのか???
最後に復活したドン・ジョヴァンニが舞台上で堂々と振舞う場面も私には良くわかりませんでしたが、それは恐らく私の鍛練が足りないのでしょう。

ドン・ジョヴァンニ役の宮本益光さん、実は私は、「第九」の独唱のときなど、あまり良いと思わないのですが、オペラになると別人のように素晴らしい。
芸達者かどうかは意見の分かれるところかもしれませんが、少なくとも存在感があり、いかにもワルの「プレイおじさん」。

トウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズは、ピリオド・スタイルではないモーツァルトとしては、まずまずだったと思いますが、舞台上に気を取られ過ぎて、申し訳ありませんが、印象薄。
沼尻さんが全体を掌握し、まとめていたのは確かだと思うが…。
やっぱり演出上位、今風のヨーロッパのオペラだったのかな…と、面白かったと同時に、多少視覚的に疲れた気分もありました。

スタッフ
指揮:沼尻竜典
演出:カロリーネ・グルーバー

装置:ロイ・スパーン
衣裳:メヒトヒルト・ザイペル
照明:山本英明
演出助手:家田 淳

舞台監督:大仁田雅彦
公演監督:三林輝夫

キャスト
ドン・ジョヴァンニ:宮本益光
騎士長:斉木健詞
ドンナ・アンナ:文屋小百合
ドン・オッターヴィオ:今尾 滋
ドンナ・エルヴィーラ:小林由佳
レポレッロ:大塚博章
マゼット:近藤 圭
ツェルリーナ:盛田麻央

合唱:二期会合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル
管弦楽:トウキョウ・モーツァルトプレイヤーズ

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