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2011年11月 6日 (日)

テルミカーノフ/サンクトペテルブルグ・フィル(2011/11/6)

2011年11月6日(日)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:ユーリー・テルミカーノフ
サンクトペテルブルグ・
  フィルハーモニー交響楽団

(2011年日本公演)
ピアノ:ルーステム・サイトクーロフ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ショパン:マズルカ イ短調
(アンコール)
チャイコフスキー:交響曲第5番
エルガー:愛の挨拶
(アンコール)
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」
 ~「小さな4羽の白鳥の踊り」
(アンコール)

みなとみらいのマチネへ。
…と言っても読響ではなく、読響が呼んでくれない!ので、めったに聴かない外来オケに浮気…の第2回。

ラフマニノフのピアノ協奏曲からして、オケからは壮大なスケール、かつ、香しいニュアンスのサウンドが立ち上がります。
ちょっとした“合いの手”くらいの旋律でさえも、実に意味ありげに響く。
本編の協奏曲では、私はP席だったのでオケの音ばかり聴いていましたが、ピアノ独奏のサイトクーロフさんも、アンコールのショパンのマズルカのソロを聴く限りでも、なかなかの音楽性と美しい音色…。
…って、すみません、本当に、オケの音ばかり聴いていたので、ピアノのことはあまり覚えてなかったりして…。

そして後半のチャイコフスキーの交響曲第5番…。
テミルカーノフさんの指揮で、この曲や、チャイコフスキーの交響曲を聴くのは初めてではないのに、もう、圧倒されっ放し。
テミルカーノフさんにしては…と言って良いのかわかりませんが、結構煽り気味?
むせび泣く、大きくうねる、爆発する、高らかに歌う…。
それを例によって指先をちょこちょこっと動かして見事に操る。

そうやって壮大なチャイコフスキーを指先で操っていても、最後の4楽章の、あの、間違って拍手が起きることのある箇所では、右腕をぐるりと大きく回して客席に「まだ続くよ」とさりげなく示したのもさすが。

下野竜也さん曰く(読響のプログラム冊子による)「テミルカーノフさんの指揮、ああ見えて、ものすごく情報量が多いんですよ」とのこと。
確かに、動かないときもあるけど、多くの場合、指先の微細な動きを駆使してオケを操っているのが、P席から見ていて、素人の私にもよくわかりました。

風貌からして魔術師のテミルカーノフさん、魔術のような指さばきでチャイコフスキーを演奏した後、やはり魔術師のように、指揮台の譜面の下から、サッと別の譜面を取り出してアンコール2曲。
愛の挨拶、4羽の白鳥の踊り、もう「見事!」としか言いようがない。
みなとみらいでも一般参賀…ソロカーテンコールがありました。

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コメント

音楽を演奏家の違いで楽しむようになって日が浅く、私にとっては、初めてのプロのコンサート鑑賞でした。なので、アンコール曲もよくわからなくて、どなたか詳しい方が書き込んでくださるのでは、と思っていたところ、このブログを見つけました。ありがとうございます!当日、こんなボードも出ていたんですね~。他の生を聞いたことがないので比べようもありませんが、一期一会、素晴らしい、ロシアらしい、(遅すぎも早すぎもしない・笑)演奏だったと思いました。テルミカーノフ氏の優しい人柄も、印象に残りました。

投稿: とりあえず、リラ。 | 2011年11月23日 (水) 02時19分

コメントをいただき、ありがとうございます。終演後にロビーで、年長の御婦人が「素晴らしかったわ~。もう死んでもいいわ。しばらくチャイコフスキーは聴かなくていいわね。」と話しているのが耳に入りました。私はまだ死にたくはありませんが、気持ちはよくわかります。素晴らしい演奏会でしたね!

投稿: 稲毛海岸 | 2011年11月25日 (金) 22時25分

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