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2011年12月11日 (日)

新国立劇場「こうもり」(2011/12/11)

2011年12月11日(日)14:00
新国立劇場

ヨハン・シュトラウスⅡ世:こうもり

上野~秋葉原~市ヶ谷~初台とハシゴ。
インバル/都響によるショスタコーヴィチの豪演リハーサルからのハシゴ先が、耳と身体と精神に優しい「こうもり」なのは嬉しかったです。

この公演、新国立劇場には比較的足繁く通っている私でも、事前の期待は「どんなものなのかなぁ…」と半信半疑でした。
日本人の生真面目な性格が、このドタバタ騒ぎのエンターテインメントを、喜劇として上演できるのか??と、少々心配していたのです。
心配は、良い方に外れました。

序曲ではエッティンガーさんの鳴らす音楽が「ずいぶん筋肉質な…」と思いましたが、幕が上がり、喜劇が始まれば芸達者な歌手の世界。
途中「おいおい、そんなに鳴らしたら声が聴こえないじゃないですか…。」と思う場面もなくはなかったのですが、まあ、こういう「こうもり」も「有り」でしょう。
細かいこと言わないで楽しむべき演目です。

第2幕の挿入曲は、ハンガリー万歳と雷鳴と電光。
新国立にしては、やけに平面的な舞台だな~と思って観ていたら、第2幕途中でパッと奥行きのある広間が出現。
第3幕の最後の種明かしのところでも、刑務所の向こう側に、突然、宴の広間が再現。

私は新国立のこのプロダクションを観るのは初めてだったので、字幕で笑わせられたり、仕草で笑わされたり、日本語のセリフで笑わされたり、結構、素直に楽しめた。
(何度も観たら飽きるかもしれませんが…。あのカルロス・クライバーのDVDだってそうですし、フォルクスオーパーの上演だって…。)

外国人歌手だけでなく、日本人キャストも、コミカルに笑われてくれたのは収穫です。
第2幕冒頭のアデーレとイーダのやり取りの台詞は日本語で演じらて面白い。
無理せず自然に笑いのツボをくすぐるのは、真面目な「芸術家」にとって結構難しいのではないでしょうか?
芸達者な「役者」と絶妙の「字幕」に拍手!

スタッフ
【指揮】ダン・エッティンガー
【演出】ハインツ・ツェドニク
【美術・衣裳】オラフ・ツォンベック
【振付】マリア・ルイーズ・ヤスカ
【照明】立田雄士

キャスト
【ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン】アドリアン・エレート
【ロザリンデ】アンナ・ガブラー
【フランク】ルッペルト・ベルクマン
【オルロフスキー公爵】エドナ・プロホニク
【アルフレード】大槻孝志
【ファルケ博士】ペーター・エーデルマン
【アデーレ】橋本明希
【ブリント博士】大久保光哉
【フロッシュ】フランツ・スラーダ
【イーダ】平井香織

【合唱】新国立劇場合唱団
【バレエ】東京シティ・バレエ団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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