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2011年12月18日 (日)

アレクセーエフ/新日本フィル(2011/12/18)

2011年12月18日(日)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:ニコライ・アレクセーエフ
新日本フィルハーモニー交響楽団

(『第九』特別演奏会2011)
ソプラノ:秦茂子
アルト:井坂惠
テノール:吉田浩之
バリトン:大沼徹
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭

J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

まず、バッハの音楽に癒される思いでした。
個人的に、一週間前の日曜日のインバルさん指揮/都響の公開リハーサルが、遠い昔のことのように思えてくる本当にいろいろあって慌ただしい一週間だったのです。
もっとも、そう言いながらも、火曜日の読響定期は聴きに行ったのですが…。
こういう、身体的だけでなく精神的にも疲れ気味ときに聴くバッハは、本当に心を浄化してくれるよう。
結構スリムな響きに感じましたが、完全なピリオドスタイルではないと思います。
それでも、小型の(バロック?)ティンパニが入ってくると、歯切れの良い音に。
そのリズム面での爽快な特性を失わずに、弦を中心に旋律面でも比類のない美しい演奏でした。

休憩後のベートーヴェンも、編成は大きくなりましたが響きはスリム…と言ったら言い過ぎかもしれませんが、引き締まった筋肉質の響き。
熱狂せず、煽らず、着実に構築した音楽。
それでいて無味乾燥にならず、旋律の歌わせ方は美しい限り。
そして、何よりも力強い。
第3楽章の美しさはバッハのときに感じたものと同じ方向性かも知れません。

第九を聴きながら、2月のブリュッヘンさんによる9曲全曲演奏の最後の第九を聴いたのが、遠い遠い昔のことのように思えてきました。
あれから本当にいろいろなことがありました。
今になって思えば、2月に1ヶ月滞在したブリュッヘンさんが、予定されていた演奏会を無事に完遂したのは、奇跡!に思えてきます。

この日の前半のバッハの管弦楽組曲第3番に、震災の後、たびたび、意味を込めて演奏された「アリア」が含まれていたのは、意図したものでしょうか?
それとも、単なる偶然でしょうか?

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