« 2011年11月 | トップページ | 2012年1月 »

2011年12月の21件の記事

2011年12月30日 (金)

2011年を振り返って(2)聴いた回数ランキング

2011年に聴いた公演の振り返り、その2。
聴いた回数に意味があるかどうかはわかりませんが、自分の嗜好や行動パターンを示しているかもしれないので、「指揮者編」と「ホール編」を作ってみました。

【聴いた回数ランキング・指揮者編】(3回以上)
(多い順、同数は姓の五十音順)

■シルヴァン・カンブルラン(8回)日付順
 読売日本交響楽団2011/04/18
 読売日本交響楽団2011/04/24
 読売日本交響楽団2011/09/05
 読売日本交響楽団2011/09/12
 読売日本交響楽団2011/09/18
 読売日本交響楽団2011/11/19
 読売日本交響楽団2011/11/25
 読売日本交響楽団2011/11/30

■飯守泰次郎(7回)日付順
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2011/02/10
 東京フィルハーモニー交響楽団2011/05/12
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2011/06/07
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2011/07/13
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2011/08/06
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2011/10/13
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2011/11/26

■フランス・ブリュッヘン(7回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/08
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/10
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/11
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/15
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/16
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/19
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/02/27

■クリスティアン・アルミンク(6回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/05/21
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/07/04
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/07/18
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/07/28
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/09/10
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/12/02

■下野竜也(5回)日付順
 読売日本交響楽団2011/01/22
 読売日本交響楽団2011/07/19
 読売日本交響楽団2011/10/23
 日生劇場「夕鶴」2011/11/13
 読売日本交響楽団2011/12/25

■ユベール・スダーン(5回)日付順
 東京交響楽団2011/05/08
 東京交響楽団2011/05/14
 東京交響楽団2011/07/10
 東京交響楽団2011/07/16
 東京交響楽団2011/11/19

■沼尻竜典(5回)日付順
 群馬交響楽団2011/03/26
 群馬交響楽団2011/06/25
 サイトウ・キネン・フェスティバル松本「中国の不思議な役人」(2011/08/21
 読売日本交響楽団2011/10/28
 東京二期会「ドン・ジョヴァンニ」2011/11/27

■エリアフ・インバル(4回)日付順
 東京都交響楽団2011/05/11
 東京都交響楽団2011/05/18
 東京都交響楽団2011/12/11
 東京都交響楽団2011/12/20

■大友直人(4回)日付順
 東京交響楽団2011/04/16
 東京交響楽団2011/09/17
 東京文化会館「古事記」2011/11/20
 東京文化会館「古事記」2011/11/23

■大野和士(4回)日付順
 新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」2011/01/04
 群馬交響楽団2011/07/30
 東京フィルハーモニー交響楽団2011/08/29
 東京都交響楽団2011/12/24

■秋山和慶(3回)日付順
 東京交響楽団2011/10/29
 読売日本交響楽団2011/12/13
 東京交響楽団2011/12/27

■金聖響(3回)日付順
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2011/04/23
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2011/04/29
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2011/05/18

■小泉和裕(3回)日付順
 東京都交響楽団2011/06/20
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/08/11
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/08/12

■ダニエル・ハーディング(3回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/06/15
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/06/18
 新日本フィルハーモニー交響楽団2011/06/22

■山田和樹(3回)日付順
 横浜シンフォニエッタ2011/05/03
 横浜シンフォニエッタ2011/08/11
 日本フィルハーモニー交響楽団2011/12/10

【聴いた回数ランキング・ホール編】(2回以上)

■サントリーホール(37回)
■すみだトリフォニーホール(25回)
■東京オペラシティコンサートホール(17回)
■東京文化会館(17回)
■新国立劇場(11回)
■横浜みなとみらいホール(9回)
■テアトロ・ジーリオ・ショウワ(2回)
■ティアラこうとう(2回)
■東京国際フォーラム・ホールC(2回)
■日生劇場(2回)
■フィリアホール(2回)
■よみうりホール(2回)
※=小ホール1回を含む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年を振り返って(1)総まとめ

年末にあたり、2011年に聴いた公演を振り返ってみました。
ベスト10などのランキングは、とても絞ることや順位をつけることはできそうにないので、列挙するだけにしています。
LFJの短い公演、公開リハーサルや、一部だけ聴いた公演なども含みます。

【国内オーケストラ編】(50音順)

■NHK交響楽団
 指揮:シャルル・デュトワ
2011/12/04

■神奈川フィルハーモニー管弦楽団(日付順)
 指揮:金聖響2011/04/23
 指揮:金聖響2011/04/29
 指揮:金聖響2011/05/28

■群馬交響楽団(日付順)
 指揮:沼尻竜典2011/03/26
 指揮:沼尻竜典2011/06/25
 指揮:大野和士2011/07/30

■サイトウ・キネン・オーケストラ

 ※サイトウ・キネン・フェスティバル松本「中国の不思議な役人」
  →【バレエ・ダンス編】指揮:沼尻竜典
2011/08/21
 ※サイトウ・キネン・フェスティバル松本「青ひげ公の城」
  →【オペラ編】指揮:小澤征爾
2011/08/21

■新日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(20回、オペラを含めて21回
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/08
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/10
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/11
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/15
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/16
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/19
 指揮:フランス・ブリュッヘン2011/02/27
 指揮:クリスティアン・アルミンク2011/05/21
 指揮:ダニエル・ハーディング2011/06/15
 指揮:ダニエル・ハーディング2011/06/18
 指揮:ダニエル・ハーディング2011/06/22
 指揮:クリスティアン・アルミンク2011/07/04
 指揮:クリスティアン・アルミンク2011/07/18
 指揮:クリスティアン・アルミンク2011/07/28
 指揮:小泉和裕2011/08/11
 指揮:小泉和裕2011/08/12
 指揮:クリスティアン・アルミンク2011/09/10
 指揮:インゴ・メッツマッハー2011/10/22
 指揮:クリスティアン・アルミンク2011/12/02
 指揮:ニコライ・アレクセーエフ2011/12/18

 ※新国立劇場「ばらの騎士」
  →【オペラ編】指揮:マンフレッド・マイヤーホーファー
2011/04/10

■仙台フィル
 指揮:山下一史2011/10/04

■TIAAフィルハーモニー管弦楽団

 ※オペラ劇場あらかわバイロイト「神々の黄昏」
  →【オペラ編】指揮:佐々木修
2011/09/24

■東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(日付順)(11回
 指揮:飯守泰次郎2011/02/10
 指揮:阪哲朗2011/04/28
 指揮:飯守泰次郎2011/06/07
 指揮:鈴木雅明2011/07/01
 指揮:飯守泰次郎2011/07/13
 指揮:飯守泰次郎2011/08/06
 指揮:飯守泰次郎2011/10/13
 指揮:矢崎彦太郎2011/11/11
 指揮:飯守泰次郎2011/11/26
 指揮:宮本文昭2011/12/07
 指揮:宮本文昭2011/12/26

 ※飯守泰次郎によるチャイコフスキー・レクチャー(2011/06/03)

■東京交響楽団(日付順)(18回
 指揮:飯森範親2011/01/06
 指揮:児玉宏2011/03/06
 指揮:小林研一郎2011/03/26
 指揮:大友直人2011/04/16
 指揮:ユベール・スダーン2011/05/08
 指揮:ユベール・スダーン2011/05/14
 指揮:鈴木織衛2011/05/31
 指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ2011/06/11
 指揮:ユベール・スダーン2011/07/10
 指揮:ユベール・スダーン2011/07/16
 指揮:ヨエル・レヴィ2011/08/13
 指揮:大友直人2011/09/17
 指揮:ジョナサン・ノット2011/10/07
 指揮:秋山和慶2011/10/29
 指揮:ロリン・マゼール2011/11/12
 指揮:ユベール・スダーン2011/11/19
 指揮:ギュンター・ノイホルト2011/12/03
 指揮:秋山和慶2011/12/27

■東京都交響楽団(日付順)(13回、オペラを含めて16回
 指揮:ヨナタン・シュトックハンマー2011/01/24
 指揮:モーシェ・アツモン2011/04/14
 指揮:エリアフ・インバル2011/05/11
 指揮:エリアフ・インバル2011/05/18
 指揮:小泉和裕2011/06/20
 指揮:アラン・ギルバート2011/07/17
 指揮:ミラン・トゥルコヴィッチ2011/09/04
 指揮:マーティン・ブラビンス2011/09/26
 指揮:マーティン・ブラビンス2011/09/26
 指揮:ヴォルフガング・ボージチ2011/11/10
 指揮:エリアフ・インバル2011/12/11
 指揮:エリアフ・インバル2011/12/20
 指揮:大野和士2011/12/24

 ※東京二期会「サロメ」
  →【オペラ編】指揮:シュテファン・ゾルテス
2011/02/26
 ※東京文化会館「古事記」
  →【オペラ編】指揮:大友直人
2011/11/20
  →【オペラ編】指揮:大友直人2011/11/23

■東京フィルハーモニー交響楽団(日付順)(8回、オペラとバレエを含めて19回
 指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ2011/02/11
 指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ2011/02/17
 指揮:飯守泰次郎2011/05/12
 指揮:三ツ橋敬子2011/06/24
 指揮:川瀬賢太郎2011/06/30
 指揮:上岡敏之2011/07/21
 指揮:大野和士2011/08/29
 指揮:佐渡裕2011/12/23

 ※新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」
  →【オペラ編】指揮:大野和士
2011/01/04
 ※藤原歌劇団「ルチア」
  →【オペラ編】指揮:園田隆一郎
2011/03/05
 ※新国立劇場「コジ・ファン・トゥッテ」
  →【オペラ編】指揮:ミゲル・A・ゴメル=マルティネス
2011/06/05
 ※新国立劇場「蝶々夫人」
  →【オペラ編】指揮:イヴ・アベル
2011/06/15
 ※藤原歌劇団「セビリアの理髪師」
  →【オペラ編】指揮:アルベルト・ゼッダ
2011/09/11
 ※新国立劇場「イル・トロヴァトーレ」
  →【オペラ編】指揮:ピエトロ・リッツォ
2011/10/02
 ※新国立劇場「サロメ」
  →【オペラ編】指揮:ラルフ・ヴァイケルト
2011/10/09
 ※新国立劇場「パゴダの王子」
  →【バレエ・ダンス編】指揮:デヴィッド・ビントレー
2011/10/30
  →【バレエ・ダンス編】指揮:デヴィッド・ビントレー2011/11/05
 ※新国立劇場「ルサルカ」
  →【オペラ編】指揮:ヤロスラフ・キズリンク
2011/12/03
 ※新国立劇場「こうもり」
  →【オペラ編】指揮:ダン・エッティンガー
2011/12/11

■トウキョウ・モーツァルトプレイヤーズ

 ※二期会「ドン・ジョヴァンニ」
  →【オペラ編】指揮:沼尻竜
2011/11/27

■名古屋フィル
 指揮:鈴木秀美2011/07/29

■日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2011/11/12
 指揮:山田和樹2011/12/10

■ニュー・フィルハーモニー・オーケストラ千葉
 指揮:大井剛史2011/05/22

■PMFオーケストラ
 指揮:ファビオ・ルイジ2011/08/03

■山形交響楽団
 指揮:鈴木秀美2011/07/24

■横浜シンフォニエッタ(日付順)
 指揮:山田和樹2011/05/03
 指揮:山田和樹2011/08/11

■読売日本交響楽団(日付順)(20回、オペラを含めて22回
 指揮:下野竜也2011/01/22
 指揮:ゲルト・アルブレヒト2011/02/25
 指揮:ジェラール・コルステン2011/03/08
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/04/18
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/04/24
 指揮:ペトル・ヴロンスキー2011/05/15
 指揮:ペトル・ヴロンスキー2011/05/23
 指揮:パオロ・カリニャーニ2011/06/23
 指揮:下野竜也2011/07/19
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/09/05
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/09/12
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/09/18
 指揮:渡邊一正2011/10/09
 指揮:下野竜也2011/10/23
 指揮:沼尻竜典2011/10/28
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/11/19
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/11/25
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2011/11/30
 指揮:秋山和慶2011/12/13
 指揮:下野竜也2011/12/25

 ※東京二期会「トゥーランドット」
  →【オペラ編】指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ
2011/07/10
 ※日生劇場「夕鶴」
  →【オペラ編】指揮:下野竜也
2011/11/13

【外来オーケストラ編】(五十音順)

■アジア・フィル
 指揮:チョン・ミョンフン2011/08/02

■ウラル・フィル
 指揮:ドミトリー・リス2011/05/04

■サンクト・ペテルブルク・フィル(日付順)
 指揮:ユーリ・テミルカーノフ2011/11/01
 指揮:ユーリ・テミルカーノフ2011/11/06

■ソウル・フィル
 指揮:チョン・ミョンフン2011/05/10

■バイエルン国立歌劇場管弦楽団

 ※バイエルン国立歌劇場日本公演「ロベルト・デヴェリュー」
  →【オペラ編】指揮:フリードリッヒ・ハイダー
2011/09/23
 ※バイエルン国立歌劇場日本公演「ナクソス島のアリアドネ」
  →【オペラ編】指揮:ケント・ナガノ
2011/10/10

■パリ管弦楽団
 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ2011/11/27

■ボローニャ歌劇場管弦楽団

 ※ボローニャ国立歌劇場日本公演「カルメン」
  →【オペラ編】指揮:ミケーレ・マリオッティ
2011/09/16
 ※ボローニャ国立歌劇場日本公演「エルナーニ」
  →【オペラ編】指揮:レナート・パルンボ
2011/09/25

【国内オペラ編】(五十音順)

■オペラ劇場あらかわバイロイト
 「神々の黄昏」 指揮:佐々木修2011/09/24

■サイトウ・キネン・フェスティバル松本
 「青ひげ公の城」 指揮:小澤征爾2011/08/21

■新国立劇場(日付順)(8回
 「トリスタンとイゾルデ」 指揮:大野和士2011/01/04
 「ばらの騎士」 指揮:マンフレッド・マイヤーホーファー2011/04/10
 「コジ・ファン・トゥッテ」 指揮:ミゲル・A・ゴメル=マルティネス2011/06/05
 「蝶々夫人」 指揮:イヴ・アベル2011/06/15
 「イル・トロヴァトーレ」 指揮:ピエトロ・リッツォ2011/10/02
 「サロメ」 指揮:ラルフ・ヴァイケルト2011/10/09
 「ルサルカ」 指揮:ヤロスラフ・キズリンク2011/12/03
 「こうもり」 指揮:ダン・エッティンガー2011/12/11

■東京二期会(日付順)
 「サロメ」 指揮:シュテファン・ゾルテス2011/02/26
 「トゥーランドット」 指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ2011/07/10
 「ドン・ジョヴァンニ」 指揮:沼尻竜典2011/11/27

■東京文化会館(日付順)
 「古事記」 指揮:大友直人2011/11/20
 「古事記」 指揮:大友直人2011/11/23

■日生劇場
 「夕鶴」 指揮:下野竜也
2011/11/13

■藤原歌劇団(日付順)
 「ルチア」 指揮:園田隆一郎2011/03/05
 「セビリアの理髪師」 指揮:アルベルト・ゼッダ2011/09/11

※「トリスタンとイゾルデ」 指揮:クリスティアン・アルミンク
 →【国内オーケストラ編】新日本フィルハーモニー交響楽団
2011/07/18

【外来オペラ編】(五十音順)

■バイエルン国立歌劇場日本公演(日付順)
 「ロベルト・デヴェリュー」指揮:フリードリッヒ・ハイダー2011/09/23
 「ナクソス島のアリアドネ」指揮:ケント・ナガノ2011/10/10

■ボローニャ国立歌劇場日本公演(日付順)
 「カルメン」指揮:ミケーレ・マリオッティ2011/09/16
 「エルナーニ」指揮:レナート・パルンボ2011/09/25

【バレエ・ダンス編】五十音順

■サイトウ・キネン・フェスティバル松本
 「中国の不思議な役人」指揮:沼尻竜典2011/08/21

■新国立劇場(日付順)
 「パゴダの王子」指揮:デヴィッド・ビントレー2011/10/30
 「パゴダの王子」指揮:デヴィッド・ビントレー2011/11/05

【室内楽編】日付順

■オーギュスタン・デュメイ(Vn)&児玉桃(P)2011/05/03

■庄司紗矢香(Vn)&シャニ・ディリュカ(P)2011/05/03

■庄司紗矢香(Vn)&シャニ・ディリュカ(P)2011/05/05

■趙静(Vc)&松本和将(P)2011/07/11

■クヮトロ・ピアチューリ2011/11/04

■小川典子(P)&都響メンバー2011/11/06

■山崎伸子(Vc)&小菅優(P)2011/12/09

【ピアノ・リサイタル編】日付順

■アリス=紗良・オット2011/01/09

■ニコライ・デミジェンコ2011/06/04

■辻本智美2011/08/14

■山本貴志2011/08/28

■ミシェル・ベロフ2011/11/26

■アレクセイ・リュビモフ2011/12/08

■セルゲイ・シェプキン2011/12/22

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月29日 (木)

秋山和慶/東響(2011/12/29)

2011年12月29日(木)14:00
サントリーホール

指揮&チェンバロ:秋山和慶
東京交響楽団

(特別演奏会 第九と四季 2011)
ヴァイオリン:鈴木愛理
ソプラノ:光岡暁恵
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:スコット・マカリスター
バス:アッティラ・ユン
合唱:東響コーラス
合唱指揮:堀俊輔

ヴィヴァルディ:「四季」より「春」、「冬」
ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱付」
蛍の光
(アンコール)

12月に入ってから6回目の「第九」。
ブリュッヘン/新日本フィルから数えて今年8回目の「第九」。
今までこんなにたくさん「第九」を聴いたことはないと思います。
今年は特別…だと思います…。
…と言いつつ、来年はカンブルランさんが読響を振る、ボッセさんが都響を振る…。
どうなりますことやら。

今年最後の演奏会。
私の聴き納めは、これまで何回も聴いてきた秋山和慶さんの「第九と四季」。
この「第九と四季」は、いったい何年続いているのでしょう?
私が初めて聴いたのは1985年です。
積み重ねた年月と経験は半端なものではありません。
私も結構な回数聴いてきましたが、何回聴いても感動します。
アンコールの「蛍の光」の、いかにも日本式の演出を知っていても、何回体験しても、毎回感動します。

前半のヴィヴァルディ「四季」から「春」「冬」も恒例。
曲目はずっと変わりませんが、ソリストは(たぶん)毎年変わっています。
独奏の出来は、時折「有名曲だからなめて、あまり練習しなかったのでは?」という年も無いことはありませんが、今年の鈴木愛理さんは大丈夫、堂々としていました!

秋山さんの指揮する「第九」、先日の読響定期のとき「東響ならもう少しマイルドな音になるのでは?」と思ったのですが、この日聴いてみると、一時期の丸くなった印象が後退し、若い頃のシャープな秋山さんの音が少し戻ってきた印象。
スケールが大きいのに大味にならず、細部もくっきりとした分解能の高い「第九」。

さすがに年月を重ねてきただけあって、ちょっとした間を取る瞬間も、オケは一糸乱れず棒に追従する。
東響コーラスはおそらく120人をこえていたと思いますが、ハーモニーは濁らず、これまた一糸乱れずの歌唱。
東響コーラスが素晴らしいのはいつものことですが、「いつものこと」と思いつつ、そのハーモニーにはいつも陶酔させられます。

引き締まったサウンドで圧倒的な高揚感を導き、「第九」が終わった後は、例年通り、アンコールに「蛍の光」。
徐々に照明が落とされていく中、ペンライトの光が幻想的に輝くのも例年通り。
しかし今年は、なんとなんと、アルトの清水華澄さんがP席の方を向いて歌ってくれました!!!
ただでさえジーンと来る演出なのに、もう、感涙もの!!!

以前にも書いたかもしれませんが、1985年に初めて秋山和慶さん指揮、東響の「第九と四季」でアンコールの「蛍の光」を聴いたときは、不遜にも「第九の後にアンコールをやるなんて!しかもそれが蛍の光とは!」と憮然としました。
あのときは私も若気の至りでした。
近年は素直に「日本式・年末の風物詩」として素直に楽しんでいます。
しかし今年は先述のように、まさかのサプライズが!!!
毎年のように聴いていて、いつものように素晴らしく、いつものように感動し、いつものようにジーンと来て終わると思った瞬間の、清水華澄さんのP席の方を向いての歌唱。
私は、ほんの数十秒で清水さんの大ファンになりました。

今年はいろいろありましたが、終わり良ければすべて良し。

「第九と四季」のような演奏会は、コアなファンは敬遠するかもしれませんが、絶対にお勧めです!
定期演奏会で見かける方も結構多くいらしていて、東響ファンには「これを聴かないと年を越せない」演奏会です。

それにしても…。
前日の演奏会と比べてはいけないのでしょうが、この日の東響の木管の皆さん(首席奏者だけでなく!)の音色の素晴らしいこと!
いや、定期演奏会で聴いて知っているのですが…。
そして、秋山和慶さんが 東響と積み重ねてきた歳月は、半端なものではありません。
いや、もちろん、前から知ってはいましたけど…。

20111229

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月28日 (水)

宮本文昭/東京シティ・フィル(2011/12/28)

2011年12月28日(水)19:30
東京文化会館

指揮:宮本文昭
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第九特別演奏会)
ソプラノ:澤畑恵美
アルト:坂本朱
テノール:大槻孝志
バリトン:河野克典
合唱:東京シティ・フィル・コーア
合唱指揮:藤丸 崇浩

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

ちょっとヒヤヒヤする箇所が結構あったのは否めない感じです。
素晴らしい瞬間も多々ありましたけど…。

第1楽章は、空回り…と言ったら言い過ぎかもしれませんが、指揮者の“力み”が音のパワーに変換しきれていない気も…。
第2楽章は少しエンジンが暖まってきて…。
でも、全身で指揮する宮本さんは、指揮台の下にペットボトルを置いてあって、第2楽章と第3楽章の間(独唱者と打楽器奏者入場の間合い)に水分補給。

第3楽章は後半の方は音楽に表情がよく乗り、よどみなく流れて嬉しいひと時。
第4楽章も冒頭から低弦がパワフルに鳴り、良い雰囲気。
しかし、ヒヤリとする場面が発生した後、しばらくは恐る恐る…の徐行運転?になってしまったような…?
でも、低弦が喜びの歌を奏で始めると、ずいぶん持ち直した印象。

独唱4人は比較的私の好みに近い感じ。
ただ(これは私の席の位置のせいかもしれませんが)オケの後方(合唱の前)の位置で歌ってオケと張り合うのは、この東京文化会館では少しキツかったかも…と思いました。

私個人としてはこの日の演奏は、少し辛めの感想に…。
「もし飯守泰次郎さんだったら…」は禁句かもしれませんが…。
しかし、宮本さんの「指揮者」としてのキャリアはどちらかと言うと「まだ若い」部類でしょうし、このコンビもこれから始まるのですから「今後に期待」としましょう。

以上の私の辛めの感想は、私の座った席の音響(酷くはなかったけど、ややハズレ)の影響を受けているかもしれません。
あと、私は飯守泰次郎さんのファンなので、(他のオケならともかく東京シティ・フィルなので)かなりバイアスがかかっていると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月25日 (日)

下野竜也/読響(2011/12/25)

2011年12月25日(日)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:下野竜也
読売日本交響楽団

(第52回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ソプラノ:木下美穂子
メゾ・ソプラノ:林美智子
テノール:高橋淳
バリトン:与那城敬
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史

ヤン・ヴァン・デル・ロースト:カンタベリー・コラール
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」

最初に被災者へのメッセージとして演奏されたカンタベリー・コラールという曲は、私はどういう曲なのか存じ上げませんでしたが、エルガーのような優しさ、優美さを感じる印象。
確かに癒しを感じられる曲と演奏だったと思います。
帰宅後にウィキペディアで調べてみると、イングランドのカンタベリー大聖堂を訪れた際に得たインスピレーションを基に作曲されたとのこと。
なるほど。
でも、そういう知識無しに聴いても「ふさわしい」と感じました。

下野さんの第九は何年か前にも聴いていますが「こんな演奏だったっけ?」と感じました。
第1、第2楽章では、ティンパニの音がわれんばかりの強打。第4楽章の最後では、なんでこんなに速く?と思うほど。
前はもう少し正攻法ではありませんでしたっけ??
しかし、帰宅後に自分のブログを見てみると、2007年12月23日の演奏の感想に、
「指揮者がここぞとばかりに力を入れると、オーケストラがそれに見合った鋭いパンチを繰り出します。」
「合唱の最後を速くしたのだけがちょっと私の好みと違いましたが」
などど書いてあり、断言は出来ませんが、この日の演奏を文章にするとそんな感じ。
人間の記憶なんて、あてにならないものですね。

5年前の演奏は忘れていたので、最後はちょっと呆気に取られてしまった感もありましたし、ちょっと力み過ぎでは?と思う箇所もありました。
それでも空転する場面はほとんどなく、オケが棒に食らいついていったのは、やはりコンビを組んでからの共演回数、共感によるのでしょう。
来年の読響の「第九」はいよいよカンブルランさんの登場です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月24日 (土)

大野和士/都響(2011/12/24)

2011年12月24日(土)14:00
東京文化会館

指揮:大野和士
東京都交響楽団

(都響スペシャル「第九」)
ソプラノ:天羽明惠
メゾソプラノ:小山由美
テノール:市原多朗
バリトン:堀内康雄
合唱:東京オペラシンガーズ

ブラームス:アルト・ラプソディー
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

第1、第2楽章でも何度かの頂点に「うわっ!」と圧倒されましたが、第3楽章のとてつもない美しさにはため息をつきたくなったほど。
喜び…。歓び…。慶び…。悦び…。
心からのよろこびに満ちた無言の歌がホールの空間を飛翔する。
よろこびへの賛歌とでも言いたくなるこの第3楽章に、震災からの復興への願いを感じたのは考え過ぎでしょうか。

ただ、この日の私の席の音は少しもどかしさを感じました。
席についたときに、定期演奏会での私の席(同ランク)よりも視界が良いので、「この席にピンポイントで席替えしたいな~。でも空いてないだろうな~。」 と思ったのですが、演奏が始まってみると、定期演奏会の私の席の方が、明らかに音が良い。
私の席は東京文化会館の中では音響は良い部類のはずだったのですが、やはり位置によって微妙に異なるようで、いつもの定期での“頭を叩かれるような”音の迫力は無い。
都響が大野さんの指揮のもと、極上の演奏を繰り広げていることが「理解」できただけに余計に残念。

完売ですし、1時間20分くらいリダイヤルしまくって電話がつながり、チケットを入手でき、聴くことが出来ただけでも喜ぶべきなのですが、欲が深いもので…。
いや、演奏が良かっただけに、余計…。

独唱者は指揮者の前での歌唱。
男性二人の印象(声の張り上げ方、歌い回しなど)は私の好みと少し異なっていて相性やや悪し。
女性二人の歌唱は申し分なく、美声と歌い回しを満喫しました。
もっとも、私の席の位置(の音響)が男性陣の声にはややハンディがあったかもしれないので、断言は出来ません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月23日 (金)

佐渡裕/東京フィル(2011/12/23)

2011年12月23日(金)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:佐渡裕
東京フィルハーモニー交響楽団

(ベートーヴェン『第九』特別演奏会)
ソプラノ:横山恵子
アルト:谷口睦美
テノール:西村悟
バリトン:甲斐栄次郎
合唱:東京オペラシンガーズ

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」

私は、以前の佐渡裕さんの指揮に、必ずしも100%の共感をしていたわけではありませんが、この日の東京フィルの「第九」は、とてつもないスケール、迫力、そして推進力に、手に汗を握る思い。
まさに、圧倒され、打ちのめされました。

東京フィルが、すみだトリフォニーホールで演奏会を開催するのは、もしかしてかなり珍しいのではないでしょうか?
「せっかく来てくれるのなら聴いてみようか…。」という程度の動機でチケットを買いました。
しかし、後でフレンズ優先発売枠完売と知って驚きました。
昼休みに、何回か話し中の後、電話がつながったのは、実は幸運だったのです。
しかも、席も、ほぼ希望の場所をよやくできましたし…。
もちろん、その後の一般発売枠も完売。
佐渡裕さんの第九は、一部はしばらくの間「残席僅少」状態で残っていましたが、結局は全て完売しました。

佐渡さんの「第九」、ちょっとベートーヴェンっぽくな。
ウエスト・サイド・ストーリーのノリと言ったら言い過ぎかもしれませんが…。
でも、そんな比喩なんて、どうでも良くなる白熱の演奏。
とにかく音が空回りせず、全てパワーとなって向かってくる。
ちょっとした小細工?も作為的な印象はなく、鮮やかに決まる。
巻き込まれたのはオケだけではありません。
コーラスからも、これだけのうねりと表情を引き出したのには、もう脱帽するしかありません。
独唱者も含めて、ステージ上を完全に掌握し、完璧に自分の色に染めていました。
素晴らし過ぎる!

野次馬根性でちょっと斜に構えて聴きに行ったのが、想定外のもの凄さで打ちのめされたのですが、「昔はこんなに凄くなかったよね?」と思い、終演後にロビーで、2002年録音の佐渡裕/新日本フィルの「第九」のCDを買ってしまいましたた。
自分でも、素直でない、嫌な性格…とは思いますが…。

そうそう、ひねくれついでに書きますと、今日のすみだトリフォニーホールでは、入り口でビニール袋に入ったチラシを配っていました。
「チラシ配付不可」の方針は撤回したのでしょうか?
定期演奏会にはしばらく行っていないので、私は最近の東京フィル主催公演の事情には疎いのですが…。
楽章間入場不可相変わらずだったのかな?

それから、この日の東京フィルは、トリフォニーで「第九」、新国立で「くるみ割り人形」の同時進行なのかな?
東京フィルは簡単に「分身の術」が使えますが、聴く側の私は「分身の術」は知らないので、我が身はひとつ…。

20111223

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月22日 (木)

シェプキン(P)(2011/12/22)

2011年12月22日(木)19:00
すみだトリフォニーホール

セルゲイ・シェプキン
ピアノリサイタル

ブラームス:6つの小品作品118
J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲

アンコール無し。
アンコールなどいらない!
アンコールなど弾いて欲しくない!
とんでもなく凄いゴルトベルク変奏曲。
ピアニストが完全に脱力し、立ち上がる寸前まで保たれた静寂。
その後に沸き起こった嵐のような拍手とブラボー。

シェプキンさんのゴルトベルク変奏曲のCDは評判が良かったので、半年くらい前に買って聴いたのですが、「こんなに凄い演奏だったっけ?」と、呆気にとられるばかり。
物凄くたくさんの音を散りばめた演奏で、装飾音うんぬんは素人の私にはよくわかりまえんが、途中からバッハを聴いているのか、ドビュッシーを聴いているのか、現代音楽を聴いているのか、わけがわからなくなる音の洪水。
聴き手の私は、もうその渦に身を任せるだけ。

実は「会員割引で半額」が私のこの日のチケット購入の動機だったのですが、結果的に、とんでもなく安いチケットになりました。

前半のブラームスのピアノ曲は聴き慣れていないので、私は正直言って「きょとん…」に近い状態。
しかし、会場の(私以外の)聴衆の集中力は素晴らしく、拍手も熱いものがありましたので(CDのレコ芸の高評価うんぬんはともかく)たぶん名演だった(と想像します)。
ゴルトベルク変奏曲が、こんな、とてつもない演奏で、前半のブラームスだって会場のウケは良かったことを考えると、ブラームスの曲の方も、ちゃんと予習して行けば、もっと感動できたのかも…と、少しだけ反省しましたが、ゴルトベルク変奏曲が全てを帳消しにしてくれました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月20日 (火)

インバル/都響(2011/12/20)

2011年12月20日(火)19:00
サントリーホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(第727回定期演奏会Bシリーズ)
ヴァイオリン:ジュリアン・ラクリン

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
        ~サラバンド
(アンコール)
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」

いやはや、驚いた、凄かった、圧倒された…って、語彙不足です。
強奏の持続と打楽器の炸裂はもちろん、弱音部の、地の底から響いてくるような重低音の不気味さ。
指揮するインバルさんは力んでいないように見えましたが、聴き手の私は肩に力が入りっぱなしでした。

いろいろあってA定期と都響スペシャルを聴けなかったので、この日は是非とも聴きたかった演奏会。
しかし、週末は疲労も溜まっていて、一時は自粛しようか…と思いました。
幸い、この日になって体調はかなり回復しましたが、翌日以降の仕事を考えれば、本来なら自重すべきところ。
悩んだ末の解決策は、終演後、タクシーで東京駅へ。^^;
それはともかく、…。

後半の交響曲第12番「1917年」では、ハリウッド映画の大映像+大音響+サラウンド顔負けの効果を、音だけで体現したような壮絶な音響。
この凄い音をインバルは平穏な表情でひょいひょいと振っていましたが、さすがに最後の方は鬼のような形相で唸り声も。
マイクがたくさんありましたので、おそらくCD化を前提とした録音がされていたものと思います。
インバルさんと都響は、来シーズン、マーラー・ツィクルスですが、ショスタコーヴィチ・ツィクルスも同時にお願いしたいくらいの圧倒的な演奏でした。

前半のジュリアン・ラクリンさん独奏によるショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は、個人的には「ヒラリー・ハーン基準」でやや緩め、少し粘り気があり、もう少し歯切れの良さが欲しい気もしましたが、アンコールのバッハの無伴奏でも同様に感じましたので、こういうスタイルなのでしょうね。
私個人は少し冷めていましたが、会場は大喝采でした。
インバルさんは、協奏曲なのに最初の答礼からオケを立たせていましたので、おそらく会心の出来だったものと思います。

20111220

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月18日 (日)

アレクセーエフ/新日本フィル(2011/12/18)

2011年12月18日(日)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:ニコライ・アレクセーエフ
新日本フィルハーモニー交響楽団

(『第九』特別演奏会2011)
ソプラノ:秦茂子
アルト:井坂惠
テノール:吉田浩之
バリトン:大沼徹
合唱:栗友会合唱団
合唱指揮:栗山文昭

J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

まず、バッハの音楽に癒される思いでした。
個人的に、一週間前の日曜日のインバルさん指揮/都響の公開リハーサルが、遠い昔のことのように思えてくる本当にいろいろあって慌ただしい一週間だったのです。
もっとも、そう言いながらも、火曜日の読響定期は聴きに行ったのですが…。
こういう、身体的だけでなく精神的にも疲れ気味ときに聴くバッハは、本当に心を浄化してくれるよう。
結構スリムな響きに感じましたが、完全なピリオドスタイルではないと思います。
それでも、小型の(バロック?)ティンパニが入ってくると、歯切れの良い音に。
そのリズム面での爽快な特性を失わずに、弦を中心に旋律面でも比類のない美しい演奏でした。

休憩後のベートーヴェンも、編成は大きくなりましたが響きはスリム…と言ったら言い過ぎかもしれませんが、引き締まった筋肉質の響き。
熱狂せず、煽らず、着実に構築した音楽。
それでいて無味乾燥にならず、旋律の歌わせ方は美しい限り。
そして、何よりも力強い。
第3楽章の美しさはバッハのときに感じたものと同じ方向性かも知れません。

第九を聴きながら、2月のブリュッヘンさんによる9曲全曲演奏の最後の第九を聴いたのが、遠い遠い昔のことのように思えてきました。
あれから本当にいろいろなことがありました。
今になって思えば、2月に1ヶ月滞在したブリュッヘンさんが、予定されていた演奏会を無事に完遂したのは、奇跡!に思えてきます。

この日の前半のバッハの管弦楽組曲第3番に、震災の後、たびたび、意味を込めて演奏された「アリア」が含まれていたのは、意図したものでしょうか?
それとも、単なる偶然でしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月13日 (火)

秋山和慶/読響(2011/12/13)

2011年12月13日(火)19:00
サントリーホール

指揮:秋山和慶
読売日本交響楽団

(第510回定期演奏会)

モーツァルト:ディヴェルティメントK.136(125a)
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」

前回の何十年ぶりかの共演が好評で再登場となったと思われる秋山和慶さん。
メインの曲目は、前回と同じ作曲家のR. シュトラウスです。

前半のモーツァルトもハイドンも、秋山さんが東響を振ったときよりも、若干シャープな印象。
特にモーツァルトは、短い曲の中で次々に繰り出す、多彩な表現を駆使した表情の変化。
ドビュッシーのピアノ曲のような…という比喩が適切かどうかわかりませんが、このかわいらしい短い作品で「聴いた!」と満足感を与えてくれる素晴らしい演奏でした。

ハイドンの「ロンドン」交響曲も、透明感と言うよりは、カミソリの切れ味の精緻な演奏。
東響だったらもう少しまろやかな響きになるかもしれません。
第3楽章が終わったところで拍手をした人が居て、ちょっとびっくり。
1曲目も2曲目も、すでにブラボーが飛んでいました。

前半の小編成での演奏から、休憩後の「ツァラトゥストラ…」では大編成に膨れ上がりましたが、サウンドは全くぼやけず、もっと小編成で演奏している感じすらした引き締まった演奏。
当然、最強奏でも全くうるさくならない。
秋山さんの棒の打点は、もしかしたら若い頃より多少ゆるくなているのかもしれませんが、明解そのもの。

私は秋山さんのファンなので、感じ方に多少バイアスがかかっているかもしれませんが、読響の楽団員の皆さんのウケも、前回に引き続いて良かったのではないでしょうか?
東響とはまた少し違ったこのサウンド。
来シーズンは予定が入っていませんが、その次のシーズンの再登場を切望したい気持ちです。

良い音楽と良い演奏には、疲労回復効果があります(…と思います。過去の経験からも、今日の体験からも)。
この日は神経を使う仕事があって、仕事が終わったときは少々疲弊感があったので、どうしようかと迷ったのですが、終演後は疲れも吹き飛んで、足取りも軽く、すこぶる体調が良い。
それとも興奮して麻痺しているのでしょうか?
結果は翌日の朝、起床時に判明するでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月11日 (日)

新国立劇場「こうもり」(2011/12/11)

2011年12月11日(日)14:00
新国立劇場

ヨハン・シュトラウスⅡ世:こうもり

上野~秋葉原~市ヶ谷~初台とハシゴ。
インバル/都響によるショスタコーヴィチの豪演リハーサルからのハシゴ先が、耳と身体と精神に優しい「こうもり」なのは嬉しかったです。

この公演、新国立劇場には比較的足繁く通っている私でも、事前の期待は「どんなものなのかなぁ…」と半信半疑でした。
日本人の生真面目な性格が、このドタバタ騒ぎのエンターテインメントを、喜劇として上演できるのか??と、少々心配していたのです。
心配は、良い方に外れました。

序曲ではエッティンガーさんの鳴らす音楽が「ずいぶん筋肉質な…」と思いましたが、幕が上がり、喜劇が始まれば芸達者な歌手の世界。
途中「おいおい、そんなに鳴らしたら声が聴こえないじゃないですか…。」と思う場面もなくはなかったのですが、まあ、こういう「こうもり」も「有り」でしょう。
細かいこと言わないで楽しむべき演目です。

第2幕の挿入曲は、ハンガリー万歳と雷鳴と電光。
新国立にしては、やけに平面的な舞台だな~と思って観ていたら、第2幕途中でパッと奥行きのある広間が出現。
第3幕の最後の種明かしのところでも、刑務所の向こう側に、突然、宴の広間が再現。

私は新国立のこのプロダクションを観るのは初めてだったので、字幕で笑わせられたり、仕草で笑わされたり、日本語のセリフで笑わされたり、結構、素直に楽しめた。
(何度も観たら飽きるかもしれませんが…。あのカルロス・クライバーのDVDだってそうですし、フォルクスオーパーの上演だって…。)

外国人歌手だけでなく、日本人キャストも、コミカルに笑われてくれたのは収穫です。
第2幕冒頭のアデーレとイーダのやり取りの台詞は日本語で演じらて面白い。
無理せず自然に笑いのツボをくすぐるのは、真面目な「芸術家」にとって結構難しいのではないでしょうか?
芸達者な「役者」と絶妙の「字幕」に拍手!

スタッフ
【指揮】ダン・エッティンガー
【演出】ハインツ・ツェドニク
【美術・衣裳】オラフ・ツォンベック
【振付】マリア・ルイーズ・ヤスカ
【照明】立田雄士

キャスト
【ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン】アドリアン・エレート
【ロザリンデ】アンナ・ガブラー
【フランク】ルッペルト・ベルクマン
【オルロフスキー公爵】エドナ・プロホニク
【アルフレード】大槻孝志
【ファルケ博士】ペーター・エーデルマン
【アデーレ】橋本明希
【ブリント博士】大久保光哉
【フロッシュ】フランツ・スラーダ
【イーダ】平井香織

【合唱】新国立劇場合唱団
【バレエ】東京シティ・バレエ団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

| | コメント (0) | トラックバック (0)

インバル/都響公開リハーサル(2011/12/11)

2011年12月11日(日)11:30
東京文化会館

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(公開リハーサル)

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(リハーサル)

来場者700人とのことです。
往復ハガキを出して当選したのですが、ネット上での話題では、落選の方も少なからずいらしたようです。
普段の定期会員向け公開ゲネプロと異なり、文化会館との共催。
着いてみてびっくり、ものすごい人、人、人…。
列は何回も折り返して、大ホールのロビー内まで続いていました。
1階だけでなく、2階正面などまで入場していたようです。
しかし、なぜか皆さん、中央指向が強いのか、両サイドのL列、R列にはいらっしゃらない。
私は普段の習性で、横から見るのが好きなので、再度の席のかなり前方に余裕で座ることが出来ました。

11:30からほぼピッタリ1時間。
第1楽章、第2楽章は1回ずつ止めただけ。
第3楽章は何度も止めましたが、アタッカで入った第4楽章は最後まで行きました。
コンマスには矢部さんと四方さんが揃い踏みでしたが、止めて第1ヴァイオリンへ指示の場面では、矢部コンマスの譜面を指差しながら、矢部さんと1対1で弾く場面もあり。
真剣勝負に近い練習。
インバルさんも、鬼のような形相で振る場面もあり、リハーサルとは言え十分ハイグレード。
最後まで行った後、インバルさんは壁の時計をチラチラ見ながら第4楽章終結部をちょこっとやり、第3楽章から少しだけやり、オンタイムの12:30練習終了。

素人耳にはもう十分仕上がっている印象ですが、プロの世界はすごい。
明日も非公開ゲネプロをやるでしょうし…。

なお、ステージ上には“録る”気、満々のマイクの数。
CD化するとしたら、リハーサルの音源も編集用に使うでしょうからね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月10日 (土)

山田和樹/日本フィル(2011/12/10)

2011年12月10日(土)14:00
サントリーホール

指揮:山田和樹
日本フィルハーモニー交響楽団

(第636回定期演奏会)
ソプラノ:林正子

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
モーツァルト:交響曲第31番「パリ」
ベルク:オペラ「ルル」組曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス

私のこれまでの2回の山田和樹さん体験は、いずれも横浜シンフォニエッタ(LFJフィリアホール)だったので、(あれはあれで素晴らしかったのですが)今回が初めてのフルサイズのオーケストラ体験でした。
やはりただ者ではありませんね。
横浜シンフォニエッタのサイズでは体験出来なかった、極上の音に包みこまれるような体感でした。

前半も良かったですが、休憩後の「ルル」組曲が秀逸。
「ルル」組曲って、こんなに美しい…妖しい…官能的で…退廃的で…。
もう、言葉で形容できない、なんとも言えない妖艶な雰囲気がホールの空間を包みました。
林正子さんの狂気(凶器)のような迫力のある声も圧倒される思い。
今日は林さんの誕生日とのことで、山田さんから林さんへ花束贈呈がありました。

ラヴェルのラ・ヴァルスは、香り立つ極上の音。
その絶妙なハーモニーを保持したまま、細部で、ヒョイ、ヒョイ、クゥィ…と表情を付ける。
色彩感はゴテゴテの油絵ではなく、水彩画の感覚。
良くぞあの(先月のラザレフで凶暴な?豪演をした)日フィルからこんな音を引き出した!
その気にさせた!
お見事!

前半も、もちろん良かったです。
…良かったですが、後半が素晴らし過ぎました。
でも、ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲だって、最後のラヴェルに通じるような芳しい香り。
モーツァルトのパリ交響曲も(ビリオドスタイルではありませんが)弾力性のある音は実に爽快。

本日は所用があり、当初は前半だけ聴いて帰ろうと思っていました。
しかしプログラム冊子に書かれている演奏時間と休憩時間を“単純に”加算すると15:30終了都の計算結果。
配置転換やチューニングで多少進行が遅れるにしても、16:00まではかからないと予想し、後半も鑑賞。
実際は15:45頃終演。
拍手は途中で失礼し、ホール前から新橋駅までタクシーを使いましたが、最後の曲まで居て正解でした。

山田和樹さん、このまま大成していけば、とてつもない存在になることでしょう。
残念ながら私は、山田和樹さんが“老巨匠”となるまで生きてはいないと思いますが、日本のクラシック音楽界の明るい未来を信じることが出来るだけでも、嬉しさはこの上ありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 9日 (金)

山崎伸子(Vc)&小菅優(P)(2011/12/9)

2011年12月9日(金)19:00
津田ホール

チェロ:山崎伸子
ピアノ:小菅優

(チェロソナタ・シリーズ(全10回)=第5回
山崎伸子 チェロ リサイタル with 小菅優)

シューマン:アダージョとアレグロOp.70
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番
レーガー:無伴奏チェロ組曲第2番
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番
メンデルスゾーン:無言歌
(Op.109?)(アンコール)
シューマンの作品(夕べの歌Op.85-12?)(アンコール)

どなたにでも「理屈抜きに、とにかく好き」という演奏家がいらっしゃるのではないでしょうか?
私にとっては、山崎伸子さんも、小菅優さんも、そういう存在です。
このお2人が共演するとなれば、スケジュールがタイトであろうとも、聴きに行かないわけにはいきません。

津田ホールは初めて行きました。
この山崎伸子さんのシリーズ、1年に1回、全10回の第5回。
毎年「聴きたい!」と思いながら都合がつかず、今回が初鑑賞です。
幸いライヴCDが発売されており、録音は聴いていました。
(「CDお買い上げの方に、終演後サイン会がありまーす」と言われても、売っている山崎伸子さんのCDは全部持っているんですよね…。)

特にメンデルスゾーンのチェロ・ソナタにおいて、小菅優さんを招いたのは、大正解だったと思います。
まさに水を得た魚のようなピアノ。
伴奏などではなく、ピアノ協奏曲のソリストのように(山崎さんがオーケストラ側?)、曲への思いが伝わってくる弾きっぷり。
特に第4楽章の集結部は「競争」曲。

山崎伸子さんは、音の美しさは昔からのものですが、近年は若手だった頃に比べて音に(良い意味で)貫禄が付いて、お嬢さんから立派なおばさまへと年輪を重ねています。
(眼鏡をかけていらしたのは意外。初めて拝見しました。)
そこに若手の部類に入る小菅さんが容赦なく挑み、それを懐の深さでしっかりと受け止めている。

でも、ベートーヴェンの演奏では、妄想の世界ですが、昔の、あの、若手だった頃の山崎伸子さんと、今、まさに若手伸び盛りの小菅優さんが共演したらどうなるだろう?…と、余計なことを思ってしまいました。
いや、決して、今日の演奏に不満があったわけではなく…。
“あの頃”のお相手は、同様に当時若手だった小山実稚恵さんや、仲道郁代さんとの組み合わせもありました。

私は、学生時代から社会人初期にかけて、当時まだ若手の部類だった山崎伸子さんの演奏会に、追っかけのように通った時期もありました。
その後、忙しくなったてからも、カザルスホールの全盛期はずいぶん御茶ノ水にも通ったものです。
最近はさすがに追っかけは出来ませんが、今でも、一番気になるチェリストであることに変わりはありません。

来年は、2011年11月16日(金)に清水和音さんとの共演とのことです。

アンコール曲、終演後のロビーでチェックし忘れました。
あっていますかね?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年12月 8日 (木)

リュビモフ(P)(2011/12/8)

2011年12月8日(木)19:00
すみだトリフォニーホール

ピアノ:アレクセイ・リュビモフ
≪ロシア・ピアニズムの継承者たち≫第2回

≪オール・シューベルト・プログラム≫
シューベルト:即興曲集D899
シューベルト:さすらい人幻想曲D760
シューベルト:即興曲集D935

モーツァルト:ピアノ ソナタ第15番K.545
         ~第1楽章
(アンコール)
ドビュッシー:「ピアノのために」
         ~第1曲「前奏曲」
(アンコール)
スクリャービン:2つの詩曲(アンコール)
ドビュッシー:前奏曲集第1巻~「沈める寺」(アンコール)

お客さんの数は多くはなく、5割入っていなかったのでは?という状態でしたが、(1~2名の方を除いて)鑑賞マナーは良く、本当に聴きたい人たちばかりが集まった印象。
拍手も熱いものでした。

私は、シューベルトのピアノ曲は普段あまり聴かないのですが、リュビモフさんがレコーディングした即興曲集はNAXOS Music Libraryで聴きました。
あれは確かフォルテピアノでの演奏だったでしょうか?
この日の演奏はモダン・ピアノ。
モダン・ピアノのメカニズムを存分に駆使した、同じピアニストとは思えない音。

さすらい人幻想曲になると、メカニズムの駆使の度合いはさらに高まった印象。
高音域の透明感のある美しい音、低音域の弾むような音。
おそらく「名人芸」と言って良い流麗な指さばき。
休憩前のこの曲の演奏が終わった時点で会場は大喝采。

後半の即興曲集もモダンピアノのメカニズムを駆使した「機能美」と言いたいくらいの、美し過ぎる演奏。
録音で聴いたフォルテピアノの素朴な音色にも癒されますが、やはり進化をとげた現代のピアノの機構には、それなりの理由がある…と実感させてくれる演奏だったと思います。

20111208p

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 7日 (水)

宮本文昭/東京シティ・フィル(2011/12/7)

2011年12月7日(水)19:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:宮本文昭
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第254回定期演奏会)

ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より

プレコンサート
パッヘルベル:カノンとジーグ(弦楽五重奏)

お客さんの数は、残念ながら多いとは言い難い状態でしたが、指揮と演奏は熱い、熱い、本当に熱いものでした。

私が宮本さんの指揮する演奏会を聴くのは初めてでした。
「はたしてどんなものだろう?」というのが事前の偽らざる心境。
しかし、一曲目の「火の鳥」で鳴らした音は予想以上に良いものでした。
シティ・フィルのアンサンブルが、いつになく整っています。
トレーナーとしての役割はかなり期待できるかも…と思いました。

後半のプロコフィエフはさらにハーモニーが磨かれていた上に(ところどころ、おや?と言う金管の音もありましたが、それは置いといて)、強い意思のパワーを感じる演奏。
この演奏を「もう少し深みがあれば…」とネガティブに見ることも可能かもしれませんが、縮こまった演奏よりも、このように思いっきり鳴らしていただいた方が、聴く方としては嬉しいような気がします。

宮本さんの指揮は、指揮棒を持たず、両手の2本の人差し指を駆使し、時折、こぶしを突き上げる。
かなり力を入れて動く、力む、動く、力む。
省エネ型では全くない、大汗の熱演。
最後の方は曲間で肩で息をするくらいバテていた感もありましたが、最後まで全力を貫いた指揮でした。
私の宮本さんの指揮の初鑑賞はなかなかの好印象でした。

が…。

そうは言っても、私は本当は、飯守泰次郎さんのファンなんだよな~…という感情が、少なからずあることは事実なのです。

20111207

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 4日 (日)

デュトワ/N響(2011/12/4)

2011年12月4日(日)15:00
NHKホール

指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団

(第1715回定期公演Aプログラム)

ソプラノ:エリン・ウォール
ソプラノ:中嶋彰子
ソプラノ:天羽明惠
アルト:イヴォンヌ・ナエフ
アルト:スザンネ・シェーファー
テノール:ジョン・ヴィラーズ
バリトン:青山 貴
バス:ジョナサン・レマル
合唱:東京混声合唱団
児童合唱:NHK東京児童合唱団

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

私のような、ふだんあまりNHKホールに感心を示さない人間までもがチケットを買うものですから、完売になるのも頷けます。
「チケット求む」の紙を持って立っている人多数。

国技館の第九か…と思うような、NHKホールの千人の交響曲。
これだけの巨大編成だと、…いや、これだけの巨大編成にしては、と言うべきですね。
デュトワさんのコントロールが効いていたと言うべきでしょう。
弱音部は3階席では少々厳しいですが、それでも「これは!」と思う瞬間は多々ありました。

舞台後方までを埋め尽くした巨大編成のため、おそらく側面と後方の反響板は後ろに下げたのでしょう。
舞台側面に隙間があったのは音響的にはマイナスに働いたのではないかと思われます。
巨大編成なのに、NHKホールの大空間が鳴動するほどでもなかったのは、そのせいなのか、満席の聴衆が音を吸収したせいか…。

しかし、独唱陣はオケの前、舞台最前面の客席寄りで歌っていたせいか、音響的なハンディはあまり感じず、楽しむことが出来ました。
終演後にカーテンコールのためにオケのメンバーが後ろに下がったときに、独唱者の椅子の下にペットボトルを置いてあったのが見えました。

バンダは2階R列で吹いているのが私の席(3階L列)から見えました。
第1部終盤では、私の席ではあまり威力を感じませんでしたが、まあ距離がありますからね。
第2部終盤では、結構音が届いてきました。
パイプオルガンも、まあ距離があったから仕方ないです。

おそらく1階席で聴いたなら、相当の感動を受けただろう…と言うことが「わかった」私の席でした。
でも…。
デュトワ/モントリオール響初来日の「巨人」は凄かった。
デュトワさんのN響初登場のときも凄かった。
これは私が、過去の記憶を美化してしまっているのでしょうか?

B席1階を買わず、D席3階サイドにケチった自分に後悔しながらも、それでもやっぱり聴きに来て良かったと言わざるを得ない演奏。
私にとって、今年唯一のNHKホール詣での機会は、聴けた歓び(2/3)と、お金をケチった後悔(1/3)が交錯する、複雑な気分で終わることになりました。
でも、こんな大編成は、サントリーホールとかでは無理でしょう。
もう聴く機会はないかもしれません。
そういう意味では、その場に居合わせたことを喜びたいと思います。

終演後は、あの原宿駅の雑踏に戻るのが嫌で、千代田線の代々木公園駅から家路につきました。

20111204n

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 3日 (土)

ノイホルト/東響(2011/12/3)

2011年12月3日(土)18:00
サントリーホール

指揮:ギュンター・ノイホルト
東京交響楽団

(第595回定期演奏会)
ピアノ:舘野泉

J.S.バッハ(シェーンベルク編):
   プレリュードとフーガ変ホ長調BWV.552
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
カッチーニ(吉松隆):アヴェ・マリア
(アンコール)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
   
(1947年版)[ピアノ:尾崎有飛]

新国立劇場「ルサルカ」のカーテンコールの拍手を少し早めに切り上げて、初台~市ヶ谷~六本木一丁目と地下鉄で移動。
「後半が聴ければいいや」くらいのつもりでいましたが、そういう無心のときはなぜか接続が良くて、1曲目に間に合ってしまいました。
チューニング中に着席。
すぐに指揮者が登場。
メルヘンの世界からいつもの東響定期の席へ。
まるで夢から目覚めたルサルカのような気分です。

でも、間に合って良かったです。
一曲目の最初のシェーンベルク編のバッハ、楽しく聴きました。
シャープな響きが近代的。
シェーンベルクの側面が強かったかもしれません。

舘野泉さんによるラヴェルの左手は、私の席の位置ではピアノの音はハンディが大きいですが、あえて言えば水墨画のような印象を受けるピアノの音。
もっとも、オケの方も色彩感はあまり感じられなかったので、両者合っていたのかもしれません。
舘野さんは足を引きずっての入退場。
テクニック的にはどうなのかな。
でも、100%賛美できるかどうかは別として、やっぱり音楽をやりたい!弾きたい!という気持ちが強いのだろうな~と思いました。
(もちろん、舘野さん本人の気持ちはそんなに単純なものではないのでしょうが…。)
そういう、ピアノを弾ける喜び…のようなものがひしひしと伝わってきました。
足を引きずっての入退場なのに、アンコールまで弾いて下さったのには少々驚きましたが、弾きたかったのだろうな~と思いました。。

さて、後半の「ペトルーシュカ」ですが、実は私は、この曲がやや苦手な方。
しかし、この演奏は刺激音が少なめで“音を楽しむ”ことができました。
そういう意味では、あまりストラヴィンスキーっぽくなかったのかな?
カラフルではないペトルーシュカ?
こういうアプローチでも立派に成立するところが名曲?
この演奏が大多数の「 ペトルーシュカ好き」の方々にどのように受け止められたのかはわかりませんが、会場の拍手は暖かいものだったと思います。
フルート首席の相澤さん大健闘でした。

201112031

201112032

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新国立劇場「ルサルカ」(2011/12/3)

2011年12月3日(土)14:00
新国立劇場

ドヴォルザーク:ルサルカ
(ノルウェー国立オペラ・バレエからの
プロダクション・レンタル上演)

昼食を食べた後の14:00開演。
心配した通り、第1幕が1/3くらい進んだところあたりから眠くなってしまいました。
私にしては高価な部類の席だったのに…。
しかし、うつらうつらしながら聴いていても、王子のハリのある声の威力はわかる…つもり…たぶん…。
個人的体調により、第1幕は失態でしたが、第2幕、第3幕は、この興味深いプロダクションを存分に楽みました。

序曲から幕が上がり、寝室の設定から始まるシーン。
のっけから結末のネタバレとの意見もあるようですが、プログラム冊子に演出の意図が書かれているくらいですから、演出家は別に、最後にアッと驚かせようと思っていないのでしょう。

プロダクション・レンタル上演とのことですが、この新国立劇場の舞台機構や奥行きを十分に生かした舞台と言って良いのでしょう。
第2幕の婚礼の宴席の場面の、狂気のような不気味な人物の動き。
瞬時に豹変する照明。
ルサルカの孤独感、恐怖心、絶望感を見事に視覚化していたのではないでしょうか。

外来歌手陣が素晴らしい。
王子の輝かしいハリのある声の力。
公女の憎たらしいほど高慢な威力のある声。
そして悲嘆にくれるルサルカの声。
父親的存在の水の精は、後方の高い場所での歌唱が何回もあり、視覚的に面白い効果を産んでいましたが、音響的にはあの場所は苦しかったかもしれません。

第3幕は水の底の設定のせいか、第2幕のようなめまぐるしい動きはなく、静的な舞台。
唯一、魔法使いが煙とともに消えるシーンが特殊と言えば特殊。
(立っている場所の、ほんの一部分だけが、下降していきました。)
最後はセット全体が(トーキョー・リングのように)後方に遠ざかり、寝室が出現し、終演。
わかっていても、十分に面白かったです。

指揮のキズリンクさんは、東京フィルからやや東欧的な響きを見事に引き出していた印象。
オケは冒頭で金管が不安定な音でちょっと心配しましたが、後に行くほどノっていって良くなったように思います。

奇抜な読み替える演出ではなく、それでいて新しさを盛り込んだ、視覚的に気持ちの良い演出。
音楽を邪魔せず、音楽の効果を高める、良質のプロダクションだったと思いました。

スタッフ
【指揮】ヤロスラフ・キズリンク
【演出】ポール・カラン
【美術・衣裳】ケヴィン・ナイト
【照明】ディヴィット・ジャック

キャスト
【ルサルカ】オルガ・グリャコヴァ
【イェジババ(魔法使い)】ビルギット・レンメルト
【王子】ペーター・ベルガー
【ヴォドニク(水の精)】ミッシャ・シェロミアンスキー
【外国の公女】ブリギッテ・ピンター
【森番】井ノ上了吏
【皿洗い(料理人の少年)】加納悦子
【第一の森の精】安藤赴美子
【第二の森の精】池田香織
【第三の森の精】清水華澄
【狩人の声】照屋睦

【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

Img_0765

Img_0768

Img_0770

Img_0771

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 2日 (金)

アルミンク/新日本フィル(2011/12/2)

2011年12月2日(金)19:15
すみだトリフォニーホール

指揮:クリスティアン・アルミンク
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第486回定期演奏会)

シューベルト:交響曲第3番
フランツ・シュミット:交響曲第2番

シューベルトはピリオド奏法ではなかったと思いますが、バロックティンパニ(たぶん。ピカピカの、真っ白だったですけど)が入ると音にメリハリが出て心地良い。
アルミンクさんらしい、スッキリとした透明感のある音作りですが、終盤の追い込みは結構激しかったかもしれません。
この曲での木管楽器の美しさは特筆もの。
中間楽章では、弦楽合奏に乗ってまるで協奏交響曲のように活躍して吹きますが、音は完全に溶け合っていて突出せず、やっぱり交響曲。
クラリネットを始め、弦の上に木管がふわっと乗っかってくるときの美しさの魅惑的なこと!

後半のフランツ・シュミットの交響曲第2番では編成が大きくなり、旋律のからまりもハーモニーも、私の理解度を超える複雑な様相。
それでも後期ロマン派の枠内らしく、表層を聴いている限りは耳に優しい。
もしかしたら、他の作曲家(R.シュトラウスとか???)の亜流の側面もあるのかもしれませんが、それなりに個性もあるような???
この先、マーラーのように人気が出るかどうかはともかく(出ないような気がしますが)、かなり気合いの入ったアルミンクさんの指揮。
オケのメンバーも比較的珍しい曲に対して、十分すぎるくらいの献身的な演奏。

私は金曜日のトリフォニー定期はあまり聴かないのですが、お客さんの数は結構少なかったような…。
金曜日はいつもこの程度なのでしょうか?
それとも曲目のせい?

それでも、終演後はブラボーも飛び交い、客席のウケはかなり良かったと思います。
割りと盛大…いや、壮大に終わる曲ですが(このテンションでまだ続くの?…と、しつこく感じたくらい)、指揮者が脱力するまで静寂が保たれました。
前半のシューベルトも然り。
本当に好きな人たちだけが聴きに来たような、後味の良い演奏会でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年11月 | トップページ | 2012年1月 »