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2011年12月 4日 (日)

デュトワ/N響(2011/12/4)

2011年12月4日(日)15:00
NHKホール

指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団

(第1715回定期公演Aプログラム)

ソプラノ:エリン・ウォール
ソプラノ:中嶋彰子
ソプラノ:天羽明惠
アルト:イヴォンヌ・ナエフ
アルト:スザンネ・シェーファー
テノール:ジョン・ヴィラーズ
バリトン:青山 貴
バス:ジョナサン・レマル
合唱:東京混声合唱団
児童合唱:NHK東京児童合唱団

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

私のような、ふだんあまりNHKホールに感心を示さない人間までもがチケットを買うものですから、完売になるのも頷けます。
「チケット求む」の紙を持って立っている人多数。

国技館の第九か…と思うような、NHKホールの千人の交響曲。
これだけの巨大編成だと、…いや、これだけの巨大編成にしては、と言うべきですね。
デュトワさんのコントロールが効いていたと言うべきでしょう。
弱音部は3階席では少々厳しいですが、それでも「これは!」と思う瞬間は多々ありました。

舞台後方までを埋め尽くした巨大編成のため、おそらく側面と後方の反響板は後ろに下げたのでしょう。
舞台側面に隙間があったのは音響的にはマイナスに働いたのではないかと思われます。
巨大編成なのに、NHKホールの大空間が鳴動するほどでもなかったのは、そのせいなのか、満席の聴衆が音を吸収したせいか…。

しかし、独唱陣はオケの前、舞台最前面の客席寄りで歌っていたせいか、音響的なハンディはあまり感じず、楽しむことが出来ました。
終演後にカーテンコールのためにオケのメンバーが後ろに下がったときに、独唱者の椅子の下にペットボトルを置いてあったのが見えました。

バンダは2階R列で吹いているのが私の席(3階L列)から見えました。
第1部終盤では、私の席ではあまり威力を感じませんでしたが、まあ距離がありますからね。
第2部終盤では、結構音が届いてきました。
パイプオルガンも、まあ距離があったから仕方ないです。

おそらく1階席で聴いたなら、相当の感動を受けただろう…と言うことが「わかった」私の席でした。
でも…。
デュトワ/モントリオール響初来日の「巨人」は凄かった。
デュトワさんのN響初登場のときも凄かった。
これは私が、過去の記憶を美化してしまっているのでしょうか?

B席1階を買わず、D席3階サイドにケチった自分に後悔しながらも、それでもやっぱり聴きに来て良かったと言わざるを得ない演奏。
私にとって、今年唯一のNHKホール詣での機会は、聴けた歓び(2/3)と、お金をケチった後悔(1/3)が交錯する、複雑な気分で終わることになりました。
でも、こんな大編成は、サントリーホールとかでは無理でしょう。
もう聴く機会はないかもしれません。
そういう意味では、その場に居合わせたことを喜びたいと思います。

終演後は、あの原宿駅の雑踏に戻るのが嫌で、千代田線の代々木公園駅から家路につきました。

20111204n

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