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2012年1月の11件の記事

2012年1月28日 (土)

ゲッツェル/神奈川フィル(2012/1/28)

2012年1月28日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:サッシャ・ゲッツェル
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

(第277回定期演奏会)
ヴァイオリン:松田理奈

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番~第1楽章
(アンコール)
ブラームス:交響曲第4番

私事ですが、インフルエンザに感染してしまいました。
仕事も3日休みました。
…というわけで、少し間を置いての演奏会鑑賞です。

指揮者のゲッツェルさんは、私は初鑑賞でしたが、評判が良いので楽しみにしていました。
演奏会の冒頭の「ドン・ファン」の、最初の音で納得!
力強い音に驚きました。
私はそんなに多く神奈川フィルを聴いてはいませんので断言はできませんが、これだけテンションの高い神奈川フィルのサウンドは、(私は)初めてかも。

休憩後のブラームスの交響曲第4番では、第1楽章の前半や第2楽章などは、弱音のゆったりとした旋律で、金管が恐る恐る音を置きに行く感もあり、オケの機能としては多少課題ありの印象はありましたが、総じて言えば、伸びのある弦楽器群に導かれた魅力的な部分も多い演奏だったと思ます。
ゲスト・コンサートマスターは、東響のアシスタント・コンサートマスターの廣岡さんでした。

松田理奈さん独奏のブルッフのヴァイオリン協奏曲で、松田さんの艶やかな美しい音を支えたバックのオケの音も素晴らしい!
この曲のオーケストラで、これほど気合いの入った演奏を聴いたのは、もしかしたら初めてかも…と思えてきました。

松田理奈さんの演奏は、以前、NHK-FMで関西フィルとの演奏を聴いたことがあります。
そのときは「情熱型の演奏?」と思ったのですが、この日、生で聴いた印象は、情感を込めながらも品位を保った高次元の演奏。
こういうヴァイオリンの演奏スタイル、私は大好きです。

課題ありと思いつつ、演奏会そのものにはかなりの満足感。
「このコンビでまた演奏会があったら聴きたいか?」と問われれば、迷わず「はい」と答えるでしょう。
(一週間後にありますが。)

ところで、インフルエンザの件ですが、各地で大流行しているようです。
この日会場で、松田理奈さんのCD購入者向けのサイン会が無かったのは、インフルエンザ予防のため?…と邪推をしてしまいました。(冗談です。)

私事ですが「予防接種を受けても感染することがある」と聞いてはいましたが、まさか本当にそんな目に遭うとは…。

金曜日の夜に違和感を感じ、土曜日に39度の熱が出て病院へ。
処方薬を服用し、熱は37度台に下がりました。
日曜日は37度台で推移し、月曜日には平熱に戻りました。

ただ、インフルエンザの場合、熱は下がっても体内にウィルスは残っているとのこと。
勤務先の医務室の看護師さんに問い合わせたところ、「薬を飲み始めて5日間は自宅で療養することを推奨」とのこと。
念のため、産業医の先生にも確認していただきましたが、その通りとのこと。
職場の上司にそれを伝えると、従うようにとの指示。
土曜日に薬を飲み始めたので、5日間とは、土日月火水。

…というわけで、木曜日から仕事に復帰しました。
当然、平日夜の演奏会鑑賞の予定はキャンセルしました。

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2012年1月18日 (水)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2012/1/18)

2012年1月18日(水)19:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第255回定期演奏会
チャイコフスキー交響曲全曲シリーズ第3回)

チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

「冬の日の幻想」の第3楽章が終わった時「ああ、もう第4楽章か…」ともったいなく感じました。
それくらい素晴らしく、快感に浸っていました。。
細かい技術的なことや、微弱音の音色などを言えばきりがありませんが、そんなことをほじくるよりも、素直に楽しむのが勝ち。
西欧風の品のある演奏とは対極にあるような、土俗的な、のたうちまわるような豪快な演奏。
比較対象は書きませんが、飯守泰次郎さんが指揮者として積み重ねたキャリアは、やはりハンパなものではありません。
腕をちょっとひねればオケがうねり、力まなくても視線を送れば強い音が出て、ここぞと力を入れれば轟音(豪音)がオペラシティの空間に轟く。

「悲愴」では「冬の日の幻想」ではあまり感じなかった機能的な綻びが散見された感もありますが、曲の構造を考えれば仕方ないと言うべきでしょうか。
それよりも、縮こまらずに目一杯に弾き、吹き、叩いてくれた熱演であったことの方が、はるかに嬉しい。
特に弦楽器の皆さんは、最後の方は息切れ寸前の呼吸で身体を揺らしての大熱演。

木管ではクラリネットが秀逸!
女性の奏者の方、メンバー表に記載のない方のようようでしが素晴らしかった!
オーボエの鷹栖さんの、特に「冬の日の幻想」の第2楽章のソロも素晴らしかった!

それにしても…。

盛大なブラボーの嵐を聞いて、やっぱり東京シティ・フィル定期は(会員か一回券かは別として)飯守泰次郎さんのファンが多いんだよな~と…。
わかりきった自明のことを、任期の最終局面でも改めて実感…。
私も、その末席に連なる一人なのですが…。
任期中に振る定期演奏会の残りは、3月の1回だけとなりました。
楽しみですけど、一抹の寂しさを感じます。

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2012年1月17日 (火)

高関健/都響(2012/1/17)

2012年1月17日(火)19:00
東京文化会館

指揮:高関健
東京都交響楽団

(第728回 定期演奏会Aシリーズ)
クラリネット:三界秀実
ピアノ:岡田博美

《日本管弦楽の名曲とその源流-13(プロデュース:一柳慧)》
北爪道夫:地の風景
北爪道夫:クラリネット協奏曲
リゲティ:ロンターノ
リゲティ:ピアノ協奏曲

いやはや、唯一CDで予習することが出来たリゲティのピアノ協奏曲が、事前の印象が「私の理解を超えている」で、どうなることかと思っていましたが、それが(理解して聴いたとは口が裂けても言えませんが)音の雨あられ…の乱舞…を楽しめたのですから、やっぱり生演奏は面白い。

休憩後のリゲティのロンターノは、大編成のオケの超・多層から成る(鳴る)驚くほど均質な音響空間が、拡散と凝縮を繰り返し、最後は彼方へと消えて行く。
オーケストラ音楽の未来、可能性は無限なり…と感じました。
もちろん、今となっては、それなりに昔の曲なのかもしれませんけれど。

そして、同じ作曲家の作品とは思えないくらい違うピアノ協奏曲。
ジグソーパズルを瞬時に組み合わせ、それをパラパラ漫画のようなスピードで動かして行くかのような、超・スリリングな曲、演奏。
弦は5人だけという、かなりスリムな編成にもかかわらず、ロンターノよりも「音の粒がめちゃくちゃ多い」という印象。

ロンターノの後、ピアノ協奏曲への配置転換中、高関さんのトークがあり、
「この曲の指揮は4回目ですが、本番がうまく行ったためしがありません。」
「これは、私たちが悪いのではなく、曲が難し過ぎるのです。」
「失敗したらやり直しますから…。」
「誠意を持って対応させていただきます。」
と、笑いを誘っていました。(結構、ウケていました。)
難曲を前に身構える会場の空気、聴衆の緊張を解きほぐす、これ以上ないくらい絶妙なトーク、演奏会の重要な一要素でした。

このリゲティを「源流」とするという設定の北爪道夫さんの作品2曲が前半。

開演前のプレトークで、北爪さん自身がお話しをされたので、初めて聴く作品でしたが、結構「既知感」を持って聴くことが出来ました。

「地の風景」は、ざわめき、広がりを感じさせる環境的な音響が続いた後、後半は、はっきりとした旋律っぽい音のうねりに。
オーケストラの音って、シンセサイザーが逆立ちしてもかなわないくらい多彩な音色のパレットを持っている。
ハイヴィジョン映像を聴いているような…。

クラリネット協奏曲は、
「クラリネットがこれだけ活躍する曲なら、三界さん、そりゃ気合いが入りますよね」
というような曲、演奏。
最初はさざめくように伴奏していたバックの小編成のオーケストラが、矢部さんがひょろりと見事なソロを弾いたのを皮切りに高揚していき、「競争曲」になった後、また静かになって、何度も「終わりか?」「今度こそ終わりか?」の後、静かに終わりました。

定期演奏会で、すなわち、真剣勝負の現代音楽の演奏が聴ける年2回の機会。
お客さんの数は多くはなかったと思いますが、酷いというほどの空席でもなく、この演目なら良い方でしょうか?
3月のインバルさんの演奏会に振り替えずに会場に足を運んだ定期会員を多く含む(と思われる)聴衆の、演奏中の集中力は素晴らしい!!
フライングの拍手など皆無。
全4曲で、指揮者が脱力するまで静寂が保たれました。

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2012年1月15日 (日)

アルカント・カルテット(2012/1/15)

2012年1月15日(日)15:00
トッパンホール

アルカント・カルテット
(トッパンホール ニューイヤーコンサート 2012)

バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.64-2(Hob.III-68)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲
クルターク:6つの楽興の時~カプリッチョ
(アンコール)
ブラームス:弦楽四重奏曲第3番~第3楽章(アンコール)
J.S.バッハ:ブーガの技法BWV1080
        ~コントラプンクトゥス1
(アンコール)

ひとことで言えば「驚異の均質性」ですが、その均質化してひとつになった音の固まりが、ひとつになったまま次々と多彩な表情を見せるところは脱帽するしかありません。

オーケストラ偏重リスナーの私がこのカルテットを知ったのは、音楽之友社によるレコード・アカデミー賞を受賞したCDにて。
それ以来、生で聴ける機会が来たらぜひ聴きたいと思っていたカルテットです。
私がトッパンホールに行くのは、なんと、今回が初めて。
初めて聴くホールで、聴く対象がアルカント・カルテットとは嬉しい限りです。

…と言いながら、不勉強で、恥ずかしながらつい最近までメンバー構成を知らずにCDを聴いていました。
最近になってソリスト級のメンバー名を見て仰天。
第1ヴァイオリン:アンティエ・ヴァイトハース
第2ヴァイオリン:ダニエル・ゼペック
ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン!
チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
(敬称略)
この4人が見事に溶け合うのですから驚異以外の何物でもない。

バルトークの弦楽四重奏曲第6番は、バルトークの鋭利さや騒々しさをあまり感じさせない、どちらかと言うとエッジを丸めた音(これはCDの印象も同じでした)。
分解能よりも、高純度の均質性を体現した驚異のアンサンブル。
透明感という感じとは少し違って、旨みのある少しだけ“くもり”を加えたような音。
ああ、バルトークって東欧の作曲家なんだよなぁ…と嬉しくなります。

ハイドンの弦楽四重奏曲は、聴く前は
「バルトークの後にハイドン?」
「ハイドンが2曲目?」
と思いましたが、演奏された音楽は、軽い音楽などではなく、なんとなんと、深い深い、深遠なる世界。
ハイドンの後期の交響曲を聴いているような充足感を感じさせる演奏。
これはもう「恐れ入りました」と言うしかありません。

休憩後のドビュッシーの弦楽四重奏曲はさらに素晴らしく、均質性の中からドビュッシーならではの多彩な表情のサウンドが飛び出します。
かなり高揚した演奏ながら殺気立ってはいなくて、品の良さも保持した熱演。
これまたドビュッシーの管弦楽曲を聴いているような錯覚を覚える広がりを感じる音。

3曲も弾いて下さったアンコールを満喫し、サインもいただいて、幸せな気分でホールを出て、暗い夜道を駅に向かってのんびり歩きました。

余談ですが、トッパンホールは駅からそれなりに歩く(雨の日は行きたくない)と聞いていましたが、この日は天候も良好で、往路も気持ちよく歩くことが出来ました。
開演前に「トッパンホールまで歩かんと…」などと、つまらない駄洒落をツィートしたりして失礼しました。

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2012年1月 9日 (月)

下野竜也/読響(2012/1/9)

2012年1月 9日(月・祝)14:00
会場:横浜みなとみらいホール

指揮:下野竜也
読売日本交響楽団

(第53回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)

《下野竜也・ドヴォルザーク交響曲シリーズVII》
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1集作品46~第1番
ドヴォルザーク:交響曲第3番
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第2集作品72~第7番
(アンコール)

下野さんのドヴォルザーク交響曲シリーズもⅦ(7)回目。
しかし私はほとんど聴いていなくて、たぶん今回が初めてです。
「新世界」だけは夏の三大交響曲で聴いたことがありますが…。

ドヴォルザークの交響曲第3番は、私はケルテスのCDぐらいしか聴いたことがないので断言は出来ませんが、下野さんと読響の、献身的な、作品への愛情と共感に満ちた演奏ではなかったでしょうか。
特に弦楽器のみずみずしい響き。
突っついたらプルルン…となりそうな弾力性。
こうして聴いてみると、マイナーな作曲家の代表作よりも、メジャーな作曲家のマイナーな作品の方が満足度が高いような気がしてきます。
比べてはいけないかもしれませんが、昨年2月の定期演奏会のオール・シュポア・プログラムを思い出してしまいました。

3番ですらそうなのですから、ましてや「新世界」ともなれば…。

休憩後の「新世界」は下野さんのパワー全開の豪演。
もちろん細部を疎かにしているわけではありません。
読響もさすがに3番とは演奏経験が格段に違うでしょうから、そして手慣れてはいるけれど主催公演だけあって手抜きはなく、100%完璧ではなかったかもしれませんが十分に満足すべき出来。
安心して聴ける演奏でありながら、高揚感に導いてくれる正攻法の演奏だったと思います。

下野さんの新年の挨拶の口上の後に演奏されたアンコールのスラブ舞曲と、演奏会冒頭に演奏されたスラブ舞曲でサンドイッチにされた交響曲2曲。
前述のように、“メジャーな作曲家のマイナーな作品”と“メジャーな作曲家の超メジャーな作品”でした。

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2012年1月 7日 (土)

飯森範親/東響(2012/1/7)

2012年1月7日(土)18:00
サントリーホール

指揮:飯森範親
東京交響楽団

(第596回 定期演奏会)

レスピーギ:ローマの噴水
レスピーギ:ローマの松
レスピーギ:ローマの祭

行徳→日本橋(東西線)、 日本橋→溜池山王(銀座線)と、 余裕のハシゴ。

この演奏会は、インターネットで中継(有料)されていたとのこと。
そのネット中継のためのようですが、各曲の前に飯森さんのトークが入りました。
こういうトークが入る演奏会というのも意外と良いものです。
バンダが客席ではなく舞台上で吹いていたのもネット中継のため??

私は飯森さんの演奏は、最近はほとんど東響定期だけで聴いています。
したがって1年間に聴く回数はさほど多くはありませんが、定期的に聴くことは結構な期間、継続中です。
この日のローマ三部作は、近年の東響定期における飯森さんの演奏の中でも、相当に良い部類の出来だったように感じました。

私は飯森さんのマーラー演奏などには必ずしも共感できないことがあるのですが、この日のレスピーギは良かった!
文句なしです。
繊細な微弱音から最強奏までのダイナミック・レンジの広いこと!
その最強奏でも音が飽和状態にならず、最後まで音にパワーが宿っていることも素晴らしい。

後半の「祭り」も、かなりの音量にもかかわらず(私の席では、あらぬ方向から金管の反射音が聞こえました。それでも)音は濁らず潤いが感じられるのが素晴らしい。
派手な金管の音だけでなく、真ん中で支える木管の音色の美しさも、サウンドの美しさに大きく貢献。
こうして聴いてみると(前年の年末の「第九と四季」でも思いましたが)やっぱり東響の演奏のクォリティはかなりのものがあると思います。
他のオケ(どことは言いません)のように爆演にならずに、圧倒的なクライマックスが築かれていました。

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小菅優(P)(2012/1/7)

2012年1月7日(土)14:00
行徳文化ホールI&I

ピアノ:小菅優
(若手ピアニストシリーズVol.3)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
シューマン(リスト編曲):歌曲集「ミルテの花」op.25-1「献呈」
リスト:村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)
シューマン:謝肉祭
シューマン:「子供の情景」~「詩人のお話し」
(アンコール)
ショパン:練習曲第1番(アンコール)

もしかして、ホール備え付けの楽器のコンディションがよろしくなかったのでしょうか??
12月の山崎伸子さんのチェロ・リサイタルで聴いた小菅さんのピアノの音とは別人のよう。
そう言えば、開演直前まで調律していましたし、休憩時間も調律していました。

小菅さん自身は手を抜いてはいない印象。
楽器のコンディションに疑問を抱きつつ聴く小菅さんの演奏は、演奏者が手抜きをしていないだけに、もどかしさを感じました。
弱音が濁り、強音は割れる一歩手前…と言ったら言いすぎでしょうか…。
ペダルのメカにも疑問符。
小菅さんは答礼の際は終始ニコニコしていましたが心中や如何に?

休憩後(再調律後)の「謝肉祭」は、楽器の弱点を少しカバーした印象。
ペダルのメカニックなど、疑問が完全に払拭されたわけではありませんが、この状況下で小菅さんはベストを尽くしたと思います。
熱演と言って良いと思いますが、やはり楽器が…??
私の気のせい??

そう言えば、前年の8月にこのホールで山本貴志さんのピアノ・リサイタルを聴いた際に、かなりネガティブな感想を書いたりしましたが、本日の小菅優さんの演奏で楽器のコンディションに疑問が生じた結果、「もしかしたら、あの時、山本貴志さんも苦労していたのでは?」という疑問が湧いてきました。
あくまでも、私個人の、単なる憶測でしかありませんが…。

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2012年1月 5日 (木)

ウクライナ国立オデッサ歌劇場「イーゴリ公」(ゲネプロ)(2012/1/5)

2012年1月5日(木)18:00
市川市文化会館

ウクライナ国立オデッサ歌劇場
来日公演ゲネプロ見学会


ボロディン:イーゴリ公

公営多目的ホールでも、会員になっているとこういう機会があるのです。
会員証を見せれば無料で入場。
17:00から(たぶんロビーで)レクチャーがあったのですが、それには間に合いませんでした。
このクラスの歌劇場の来日公演の直前の仕上げは、こういう所でやるのですね。
確かに都心のホールは使用料高いですし。
正月早々、勉強になりました。

リハーサルが始まったのは18:10頃。
終わったのが20:40頃。
ほとんど止めず、通しに近い練習。
途中で20分の休憩を挟み、約2時間半強。
指揮者とオケは普段着、舞台上の歌手、合唱、バレエ・ダンサーは衣装をつけ、舞台装置、照明、日本語字幕を使用してのゲネプロです。

最初は「オケの音が荒いかな」「あまり鳴らないな~」「合唱もあまり迫力ないな~」「まあ、ゲネプロだしね…。」と思って聴いていたのですが、やはりオペラのオケだけあって、20~30分くらいするとエンジンがかかってきた感じ。
歌手も、最初は「セーブ気味かな?」と思いましたが、徐々に、それなりに(リハーサルですからフルパワーではないでしょうが)声が出ていました。
バレエも本気で踊ってないのが素人目にも…。
でも、プロのダンサーですから、それなりに凄い。

例の、独立して演奏されることも多い有名な部分が、オケだけでなく、合唱、バレエを伴って「総合芸術?」として上演される様は、あたかも「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の(前奏曲単独ではなく)楽劇のフィナーレを見ているのに通ずる高揚感!

行く前は「どの程度のものか?」と言う気持ちがあったのは事実ですが、予想した以上のクオリティにちょっとびっくり。
舞台装置が「板に描いた絵!」であることさえ許せれば、本番は(私は行きませんが)大いに楽しめることでしょう。
(もっとも、「こうして比べると、新国立劇場の上演のクオリティって、結構レベルが高いよな…」と思ったことも事実です。いや、ゲネプロだから比べてはいけませんね。)

この日は、200人を超える人が来場したようです。
1,945人のホールに200人くらいですから拍手は寂しい感じですが、人数を考えれば熱い拍手と言って良いのかな?
カーテンコール(の練習)もちゃんとやりました。

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2012年1月 3日 (火)

2011年を振り返って(4)聴いた回数ランキング(その4)

すでに2012年の初鑑賞に入っていますが、2011年の振り返りの続き(そして、たぶん最終回)を。
結果はベートーヴェンの圧勝。
まあ、第九は確信犯(狙い撃ち)ですが…。
ちなみに1~7番と9番は、ブリュッヘン/新日本フィルの全9曲以外にも1回以上聴いていました。
バッハの(G線上の)アリアが多く演奏されたのは、悲痛な惨事のあった2011年ならでは…かもしれません。
ランク外ですが、エルガーのエニグマ変奏曲~「ニムロッド」も、3回聴いています。

【聴いた回数ランキング・曲目編】(4回以上)(多い順)

■ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱付」(8回)(日付順)

 指揮:フランス・ブリュッヘン
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/02/19)

 指揮:飯守泰次郎
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
(2011/08/06)

 指揮:ニコライ・アレクセーエフ
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/12/18)

 指揮:佐渡裕
 東京フィルハーモニー交響楽団
(2011/12/23)

 指揮:大野和士
 東京都交響楽団
(2011/12/24)

 指揮:下野竜也
 読売日本交響楽団
(2011/12/25)

 指揮:宮本文昭
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
(2011/12/28)

 指揮:秋山和慶
 東京交響楽団
(2011/12/29)

■ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(6回)(日付順)

 指揮:フランス・ブリュッヘン
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/02/08)

 指揮:小林研一郎
 東京交響楽団
(2011/03/26)

 指揮:金聖響
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(2011/04/29)

 指揮:ユベール・スダーン
 東京交響楽団
(2011/05/14)

 指揮:三ツ橋敬子
 東京フィルハーモニー交響楽団
(2011/06/24)

 指揮:秋山和慶
 東京交響楽団
(2011/10/29)

■ベートーヴェン:交響曲第7番(5回、公開リハーサルを含めると6回)(日付順)

 指揮:飯守泰次郎
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
(2011/02/10)

 指揮:フランス・ブリュッヘン
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/02/15)(公開リハーサル)

 指揮:フランス・ブリュッヘン
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/02/16)

 指揮:児玉宏
 東京交響楽団
(2011/03/06)

 指揮:チョン・ミョンフン
 アジア・フィルハーモニー管弦楽団
(2011/08/02)

 指揮:シルヴァン・カンブルラン
 読売日本交響楽団
(2011/09/05)

■J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番~(G線上の)アリア(5回)

 指揮:沼尻竜典
 群馬交響楽団
(2011/03/26)

 指揮:モーシェ・アツモン
 東京都交響楽団
(2011/04/14)

 指揮:金聖響
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(2011/04/23)

 指揮:小澤征爾
 サイトウ・キネン・オーケストラ
(2011/08/21)

 指揮:ニコライ・アレクセーエフ
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/12/18)組曲全曲

■J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番~サラバンド(4回)

 ライナー・キュッヒル(2011/7/10)東響ソリスト・アンコール

 バーナバス・ケレマン
(2011/10/09)読響ソリスト・アンコール

 庄司紗矢香
(2011/11/01)サンクトペテルブルグ・フィル・ソリスト・アンコール

 ジュリアン・ラクリン
(2011/12/20)都響ソリスト・アンコール

※バッハの無伴奏ヴァイオリンのための「サラバンド」は、パルティータ第1番にもパルティータ第2番にもあるようなので、上記は、もしかしたら間違っているかもしれません。
私は、バッハの曲はあまり詳しくないので…。

■ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(3回、公開リハーサルを含めると4回)

 指揮:フランス・ブリュッヘン
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/02/15)(公開リハーサル)

 指揮:フランス・ブリュッヘン
 新日本フィルハーモニー交響楽団
(2011/02/16)

 指揮:パオロ・カリニャーニ
 読売日本交響楽団
(2011/06/23)

 指揮:秋山和慶
 東京交響楽団
(2011/10/29)

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井上道義/新日本フィル(2012/1/3)

2012年1月3日(火)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:井上道義
新日本フィルハーモニー交響楽団

(ニューイヤー・コンサート2012)
イングリッシュ・ホルン:森明子(※)

J.シュトラウスII世:喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスII世:ポルカ「クラップフェンの森にて(パヴロフスクの森にて)」
プロコフィエフ:組曲「ワルツ集」より
J.シュトラウスII世(ショスタコーヴィチ編):ポルカ「観光列車」
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ
ドビュッシー(ビュセール編):小組曲
モーツァルト:アダージョK.580a
(指揮者無し)※
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「とんぼ」
J.シュトラウスII世:ワルツ「美しく青きドナウ」
ビゼー:小組曲「子供の遊び」~「舞踏曲」
(アンコール)
J.シュトラウスII世:ラデツキー行進曲(アンコール)

2012年最初の演奏会。
私は、新日本フィルのニューイヤー・コンサートは初めてですが、「主催公演だから…」と予想していた通り、“定期演奏会なみ”のクォリティーの演奏に大満足でした。
これだけのバラエティに富んだ演目、それも、結構ひねってあって、“玄人受け”するような曲が混ざったものを、全て高水準で披露したのは、想像するに、オケのメンバーの方は大変だったのではないでしょうか?

この日は、ホールに入場するとロビーは凄い人、人、人…。
鏡開きと、振る舞い酒と、獅子舞の登場を、所狭しと待っています。
墨田区長(トリフォニーホール館長)、オケの専務理事、指揮の井上さん、コンマスの西江さん…が、黄色いハッピを羽織って
「新日(イチ)」(1)
「トリフォニー」(2)
「スカイツリー(スリー)」(3)
のかけ声で語呂合わせして鏡開き。
その後、獅子舞と振る舞い酒。

ステージ上は、女性の団員さんは、いつもの黒い衣装ではなく、色とりどりの鮮やかな衣装。
華やいだ雰囲気の中、登場した井上さんは、出てくるなり、いきなり物凄い力を込めて振り降ろした「こうもり」序曲、鋼(はがね)入り。
優美さとはかなり違うパワフルなサウンドに早くも「ショスタコーヴィチ」を感じたのは考えすぎかな?
照明が背景のパイプオルガンを様々な色に染めていつもと違う雰囲気。
指揮者のトークを交えて進むちょっと変わったニューイヤーは、プロコフィエフのワルツ4曲になる頃には妖しい雰囲気に彩られた井上ワールド。
ショスタコーヴィチ編の「観光列車」の変化球も面白い。
外山雄三のラプソディの中間部は、舞台上の照明が暗めになり、ソロを吹くフルート奏者にスポットライト。
ここで休憩ですが、前半だけでも盛りだくさん。

休憩後も井上ワールド。
森さんのイングリッシュホルン独奏によるモーツァルトは指揮者無しの小編成。
最後はJ. シュトラウスなどに戻りましたが、筋肉質のサウンド全開。

井上道義さんが、前半のトークの途中で「ショスタコーヴィチ・ツィクルスとか、やりたいよね~(とオケの方をチラッと見て)いやいや、ひとり言…」と。
新日本フィルとトリフォニーホールでだったら、ぜひ、やってほしいものです。

舞台上で、松、竹、梅の3賞の抽選(座席番号で発表)とかあって、3階席の人が2人当選していましたが、客席は3階の一番上までびっしりでした。

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2011年を振り返って(3)聴いた回数ランキング(その2)

新年おめでとうございます。
2011年の振り返りですが、Twitter上で、カプドラ(@kapudra)さんが、私のランキングを参考にご自身のランキングをツィートされ、さらに「聴いた曲」の回数ランキングもツィートされていました。
なるほど、その角度からの解析もあったんですね!
…というわけで、私も真似してやってみることにしました。

【聴いた回数ランキング・作曲家編】(3回以上)
(多い順、同数は姓の五十音順)

長大なオペラや交響曲も一曲(1回)、アンコールで弾かれた小品やアリア一曲だけも一曲(1回)と数えているので、実はあまり意味が無い(聴いた時間との相関が低い)と思われるのですが、一応。

■ベートーヴェン(54回)
■ブラームス(31回)
■モーツァルト(26回)
■J.B.バッハ(23回)
■ショパン(18回)

■ドビュッシー(18回)
■シューベルト(15回)
■チャイコフスキー(15回)
■リスト(14回)
■マーラー(13回)

■ドヴォルザーク(12回)
■プロコフィエフ(10回)
■R. シュトラウス(9回)
■シューマン(9回)
■ショスタコーヴィチ(9回)

■ロッシーニ(9回)
■ワーグナー(9回)
■ラヴェル(8回)
■ヴェルディ(7回)
■シェーンベルク(7回)

■ストラヴィンスキー(6回)
■ドニゼッティ(6回)
■プッチーニ(6回)
■エルガー(5回)
■ブルックナー(5回)

■西村朗(4回)
■ハイドン(4回)
■ヒンデミット(4回)
■ブリテン(4回)
■メンデルスゾーン(4回)

■ラフマニノフ(4回)
■シュポーア(3回)
■ベルリオーズ(3回)
■メシアン(3回)
■レーガー(3回)

※公開リハーサルやアンコールで曲の一部だけを聴いたものも含んでいます。

【聴いた回数ランキング・曲目編】は後ほど。

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