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2012年2月10日 (金)

矢崎彦太郎/東京シティ・フィル(2012/2/10)

2012年2月10日(金)19:00
東京オペラシティ・コンサートホール

指揮:矢崎彦太郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第256回定期演奏会)
ピアノ:フランク・ブラレイ

バーバー:管弦楽のためのエッセイ第2番
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
ドビュッシー:前奏曲第2巻~ラヴィーヌ将軍
(アンコール)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)

なんと、なんと、どうしたんでしょう、東京シティ・フィル!
絶好調ではありませんか!!
100%完璧とは言いませんが、日頃、時折感じさせる不安定さは皆無に近かったのでは?
エキストラに良い奏者が揃ったのでしょうか?…などと悪口を言ってはいけませんね。
矢崎さんが振るとオケの音が、(飯守さんが振ったときとはガラリと変わって)南欧の太陽に輝きを帯びるから不思議。
しなやかさと繊細さも兼ね備えた音です。

最初のバーバーからしてオケの鳴りが良い。
爽快な響きに一曲目から会場は結構湧いていました。
続くガーシュウィンでもオケは絶好調。
独奏のブラレイさんは、いきりたつことなく冷静に(?)名技を繰り広げてくれましたが、オケの方は大熱演。
しかし両者にミスマッチの印象は無く、協奏曲の妙味を感じさせてくれました。

後半のペトルーシュカは、走り出したらもう止まれません!…と言うような演奏。
オペラシティの大空間が万華鏡のような色彩感に満たされる快感!
協奏曲に続いて、指揮者の真正面でピアノを弾いたブラレイさんも、突出すること無くニュアンス豊かな演奏。
ペトルーシュカ終演直後、ブラレイさんは矢崎さんに向かって大拍手。
協奏曲でもオケを讃えていましたが、一員として弾いたペトルーシュカでも満足そうな笑み。
曲の最後、矢崎さんが両手をほぼ降ろすまで(脱力するまでは至りませんでしたが)静寂が保たれたことも良かったと思います。

来シーズンの東京シティ・フィルは、矢崎彦太郎さんの首席客演指揮者の肩書きは残るようですが、オペラシティでの定期演奏会への登場は無く、現時点で告知されているのは、たぶんティアラこうとう定期の1回のみ。
「せっかく矢崎さんが振るのに田園?」という気がしないでもありませんが、こうなったら田園であろうとも(?)聴きに行きましょう!

…いやいや、いつぞや聴いた、矢崎さんのモーツァルトも素晴らしかったから、ベートーヴェンもきっと素晴らしいでしょう。

20120210

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