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2012年2月18日 (土)

二期会「ナブッコ」(2012/2/18)

2012年2月18日(土)14:00
東京文化会館大ホール

東京二期会オペラ劇場
《二期会創立60周年記念公演》
イタリア・パルマ王立歌劇場との提携公演
都民芸術フェスティヴァル参加公演

ヴェルディ:ナブッコ

最安席・都民芸術フェスティバル価格でこれだけ楽しませていただいて申し訳ありません!
(私は都民ではありません。)
前評判の高かった若きマエストロ
リハーサルの段階で、二期会関係の方々が「素晴らしい」「素晴らしい」とツィートされていたので、「セールストーク?」と思いつつも、それなりに期待していました。
しかし、期待をはるかに上回る素晴らしさ。
若い段階でのひとつの完成系に到達しているのではないでしょうか?
指揮者へのブラボーが一番大きかったのも当然のことだと思います。。

出だしは「ああ、良くないときの某オケ…」と思わないでもありませんでしたが、滑り出せばそれなりに…。
幕が上がってコーラスが出てくると格段に…。
歌手の皆さんも、役柄にふさわしいスタイルで堂々の歌唱。
でも、これも指揮のパワーの賜物ではないでしょうか?

皆さん良かったと思いますが、中でも悪役アビガイッレ(ナブッコが奴隷に産ませた娘)役の岡田昌子さんが特に印象に残りました。
前半でのふてぶてしいくらいの威圧的存在感。
最後の死を前に許しを乞う場面の清麗な歌唱。

舞台はさほど奥行きを使っていないセッティング。
こういう設定は、悪く出ると平面的な、板に描いたような舞台の印象を与える恐れもあるのですが、この上演の舞台装置は安っぽさはなく、良く仕上がっていたと思います。
むしろ、舞台前面で歌うことが多くなった歌手とコーラスに、音響的にプラスに働いたのではないでしょうか?

音響的なことを言うと、例の有名な合唱「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」は、拍手に応えてもう一回演奏されました。
一回目の、コーラスが円形に密集して歌った時よりも、2回目の、ばらけて舞台上に広がって歌った時の方が、音響的に声の迫力を感じたような気がします。

オペラも、歌手が歌う位置によって、そして客席の場所によって、結構音響的に違いますね。
舞台の奥の方の高い位置で歌うのは、歌手の方にとっては、音響的にハンディがあると思います。
なので、岡田昌子さんが、高い位置の王座に座ったときの歌唱で、あまりハンディを感じさせなかったのはさすがだと思いました。

スタッフ
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ダニエレ・アバド
美術・衣裳:ルイージ・ペレーゴ
照明:ヴァレリオ・アルフィエーリ
合唱指揮:佐藤 宏
演出補:ボリス・ステッカ
演出助手:菊池裕美子
舞台監督:佐藤公紀
公演監督:直野 資

キャスト
ナブッコ:青山貴
イズマエーレ:今尾滋
ザッカーリア:斉木健詞
アビガイッレ:岡田昌子
フェネーナ:清水華澄
アンナ:日隈典子
アブダッロ:大久保 憲
ベルの司祭長:倉本晋児

合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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