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2012年2月21日 (火)

ヴァンスカ/読響(2012/2/21)

2012年2月21日(火)19:00
サントリーホール

指揮:オスモ・ヴァンスカ
読売日本交響楽団

(第512回定期演奏会)

アホ:ミネア(日本初演)
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
ブラームス:交響曲第1番

オケの状態は先週より良かったかもしれません。
ますますヴァンスカ様のサウンドが徹底され、隅々まで微細に渡る指示が徹底されている印象。
アッサリしているようでいてよく聴くと情報量はめちゃくちゃ豊富。
次から次へと繰り出す“技”が不自然にならず、全体の一部分として見事に調和する。

1曲目のアホ作曲のミネアは巨大編成です。
アラビアの太鼓を使ったり、インドの要素、和の要素など、多様なものを内包しながら調和の取れたハーモニー。
フルスケールの最強奏でも濁りのない驚異のサウンド。
打楽器大活躍の快感はプロコフィエフの5番より凄い?

2曲目の「ばらの騎士」組曲は、清涼系のサウンド。
そういう意味ではウィーンの世紀末の退廃的な雰囲気とは少し違います。
しかし、微弱音に込められたニュアンスは多彩。
ねっとりしていない「ばらの騎士」も魅力十分。
“一流の音”は、スタイルの違いはあれど、「ああ、こういう方向での完成形は、こうだよな~」と思わせる説得力を持っています。

休憩後のブラームスも重苦しくなく、スッキリ系。
だからと言ってアッサリ“流した”演奏などでは決してなく、無限のニュアンスが一音一音に込められた味わい深い演奏。
例によって消えいるような微弱音の美しさ、フレージングの絶妙さ、濁らないクライマックス。
品がなくて恐縮ですが、繰り返しで「やった!儲かった!」と思ってしまいました。

「ヴァンスカ様によるアホ・ツィクルス」などとカタカナで書くと、普通の方には語感がいまひとつかもしれませんが、私にとっては、待ちに待ったトキメキの対象です。
読響の定期演奏会の指揮台にヴァンスカ様が立っている姿を見るだけでも幸せです。

この日のホールには、テレビ・カメラが入っていました。
マイクも相当数設置されていました。

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