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2012年2月 3日 (金)

ヴェロ/仙台フィル(2012/2/3)

2012年2月3日(金)19:00
サントリーホール

指揮:パスカル・ヴェロ
仙台フィルハーモニー管弦楽団

(~東日本大震災復興支援に感謝をこめて~
  仙台フィル絆コンサート)
ソプラノ:菅 英三子
テノール:樋口 達哉

ビゼー:カルメン組曲第1番
グノー・カッチーニ・マスカーニ(編曲:福島頼秀):
                   アヴェ・マリアメドレー
マスネ:歌劇「ウェルテル」より
         「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
                  「私のいとしいお父さん」
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より
                    「誰も寝てはならぬ」
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より第3幕への前奏曲
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より
             「幸せなある日、天使のように」
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」
              第2楽章第2部より
(アンコール)

インフルエンザ後で自粛していたので、久しぶりの平日夜の演奏会。
私はこのオーケストラをそんなに多く聴いてはいないので偉そうに語れませんが、秋のオペラシティでの演奏会のときよりも、格段にコンディションが良かったように感じました。
パスカル・ヴェロさんは、名前はもちろん存じ上げていますが、私は1999年の新星日響の演奏会(残念ながら記憶に残っていません)以来、なんと14年ぶり2回目。
評判通り、素晴らしい!

冒頭のカルメンからして、多彩な表現に引き込まれます。
指揮者はときに全身を使い、ときに顔の表情だけを使って巧みにオケをリード。
そして、オペラ・アリアでの表情豊かな伴奏に脱帽。
私はP席で聴いていたので、声は元々、音響的にハンディがあります。
そこへオケが「ぜひこのマエストロと一緒にピットへ入ってほしい!」というような魅惑的な旋律を奏でるのだからたまりません。
私の席ではオケの独壇場。
歌手を食ってしまうくらいの印象。

P席で聴いていたとは言え、テノールの樋口達哉さんは結構良かったように思います。
ソプラノの方は、う~ん、後ろで聴くのはちょっと苦しい…かも…。
少し平板な印象も散見。
でも、これはあくまでもP席で聴いた私の印象です。

後半のサン=サーンスはさらに完成度が上がった印象。
第1楽章第2部の比類のない美しさ。
サントリーホールのオルガンって、こんなにきれいな音でしたっけ?(失礼!)
第2楽章第2部は、一歩一歩着実に歩むような、少しだけゆっくり目のテンポでしたが、緊張感が途切れるきとなくピッタリついていったオケに拍手!

まさかのアンコールでの再演奏はさらに高揚!
さすがに、途中キセルがあったのかな??
つなぎ目は少しぎこちなかったかも。
でも、そんなことはどうでも良い。
ハイテンションの演奏をもう一回聴けるなんて、最高のプレゼントです。

コンミスの方は、前半終了時に、すでに弓が少し切れてちぎっていましたが、後半の交響曲でも切れてちぎり、アンコールでもまた切れていました。
渾身の演奏だったのでしょう。
管楽器も(在京の某オケで聴かれるような)弱音部で恐る恐る音を置きに行く印象は皆無。

パスカル・ヴェロさんの指揮は動きに無駄が無く、動作が高い効率で音に変換されている感じです。
見ながら聴いていて、本当に気持ち良くなる指揮。
仙台まで行かずに聴けて良かった!
…と言いつつも、会場で、仙台での定期演奏会のパンフレットをもらってしまいました。
(ホームページにも出ていますが。)
魅惑的なラインナップ。
う~ん、仙台まで行きたくなります。

ちなみにこの日のチケットは(場内多少空席はありましたけど)全席完売だったようです。

20120202

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