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2012年3月10日 (土)

金聖響/神奈川フィル(2012/3/10)

2012年03月10日(土)14:00
横浜みなとみらいホール

指揮:金聖響
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

(第279回定期演奏会)

ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
ベートーヴェン:交響曲第8番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
バッハ:(G線上の)アリア

たぶん第1ヴァイオリンが12人、対向配置、バロック・ティンパニ使用。
金聖響さんらしい、打点のはっきりした明確な棒さばきのもと、歯切れ良い音。
プログラム冊子に版の記載はありませんが…。
いわゆる“名曲プログラム”なので多少危惧していたのですが、“定期演奏会のクオリティ”で指揮者の意図が行き渡っている様子。
昨年のゴールデンウィークにも、新百合ケ丘で同じコンビのエロイカも聴きました。
会場のアコースティックのせいか、練習時間の制約かは門外漢の私にはにはわかりませんが、本日の定期演奏会の方がはるかに良く感じました。
(曲は違いますけどね。)
躍動感とスピード感、メリハリと情感を、存分に楽しめました。

完全なピリオドスタイルでないにせよ、バロック・ティンパニを使い、歯切れ良く進むベートーヴェンは快感。
“快速”ですが、せかせかした印象は無く、暴力的でもなく、無味乾燥にもならず、音に潤いがあります。

金管の音色はまあ…。
でも、そこを気にしながら聴くよりも、演奏を楽しんだ方が勝ち。
頭の中の補正回路の限界をこえたのは、8番の第3楽章くらいでしょうか。(甘い?)

個人的には、金聖響さんには、ハイドンも演奏してほしいのですが、まあ、集客とか、いろいろ事情はあるのでしょう。
(ずいぶん前になりますが、大阪まで金聖響さんの指揮するオール・ハイドン・プログラムを聴きに行ったことがあります。)
でも、ハイドンでなくても、今日のベートーヴェンでも、聖響さんの古典派の魅力は満喫出来ました。

今日はコンサートマスターの席に石田さんが戻りました。
(…と言えるほど神奈川フィルを多く聴いてはいませんが…。)
昨年ゴールデンウィークの新百合ケ丘では、ゲスト・コンマスが都響の山本さんでした。1月定期は東響の廣岡さんでした。
2月は来ませんでした。

交響曲第5番演奏終了後の盛大な拍手の中、金聖響さんがマイクを持ち、今年度締めくくりの感謝、支援への感謝、そして「昨年の明日」のこと、震災翌日の演奏会(聴衆約700人)のことなどを語りました。
スピーチの後、照明を落としてバッハのアリアの演奏と黙とう。
演奏が終るとオケのメンバーが立ち、迷っていた聴衆も次第に次々と立ち、場内総立ちで黙とう。
鼻をすする音が時々聞こえるくらいの長い静寂。
私も1年前のいろいろなことを思い出して目頭が熱くなりました。
黙とう終了後は拍手で散会。

神奈川フィルの演奏会に行くと、寄付、寄付、寄付…と繰り返し言われて、私などは多少ひいてしまうのですが、CDを購入するのが僅かでも支援になるのなら、それくらいは協力出来ます。
演奏会でも聴いたマーラーの9番のCDを記念に購入。
確か、2月も聴きにくればスタンプ3つで無料でもらえたものですかね?

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