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2012年4月13日 (金)

カンブルラン/読響(2012/4/13)

2012年4月13日(金)19:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第193回東京オペラシティ名曲シリーズ)
ヴァイオリン:松山冴花

〈ドビュッシー生誕150年〉
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラロ:スペイン交響曲
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
(1947年版)

カンブルランさま、恐るべし!
昨夜、都響がゲーム差1.0で首位にたったと思ったら、今夜は読響が同率首位に並ぶという混戦。
セントラル・リーグよりも、パシフィック・リーグよりも、Jリーグよりも、大相撲よりも、優勝争いが面白すぎる在京オーケストラ・リーグ!

とても勤め人とは思えない(人に言われる前に自分で言います!)平日の初台マチネ、ソワレの2本立ては、大成功でした。
新国立「オテロ」は17:00頃に終演。
体力勝負の自信は無いので、移動は最小限に…。
隣りのオペラシティへ移るだけの19:00開演。
こういうハシゴは楽です。
ワーグナーの楽劇を通しで観るのと、さほど変わらないですし。

横道にそれました。

冒頭の牧神の午後への前奏曲では、カンブルランさんは、静止したままフルートのソロで開始。
カンブルランさんが振ると、透明感のある、ややクールなサウンドが、フワッと立ち上がり、スパッと突き抜ける。
月並みな形容ですがニュアンス豊かで濁りの無い音。

2曲目の松山冴花さんのソロによるスペイン交響曲は、独奏ヴァイオリンは、やや太めの筆で描いた旋律。
豪快と言ったら言い過ぎかもしれませんが、重量感はそれなりにある音。
反面、繊細さは多少犠牲になっている感はありますが、これはまあ、スタイルなのでしょう。

スペイン交響曲でのもうひとつの聴き物は、バックのオーケストラ。
カンブルランさんが手抜きすることなく振ると、シンフォニック!ファンタスティック!エキサイティング!
オケが前面に出る場面では「うわっ、これは交響曲だよ」。
こんなスペイン交響曲のオーケストラ・パートを聴いたのは初めてかも。
大収穫です!

そして、後半はさらに凄かった。
「ペトルーシュカ」は、最後が静かに終わる方の版。
エッジを立てず、流線形に磨き上げた美し過ぎるサウンド。
2月に沼尻さんが振った演奏と同じオケ、同じホールとは思えないほど。
ピアノを指揮者の正面に置いての演奏。
開演前のロビーでの解説によれば、練習日数は4日とのことです。

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コメント

カンブルランさんのぺトルーシュカ3夜目、4/16のサントリー定期で聴きました。ホール中にきらきらした音が飛び跳ねているような、幸せな時間を過ごせました。2月の沼尻さん=読響のアグレッシブな躍動感も良かったですが、あのとき不安定だった金管・木管も今日は殆ど問題なし。出張帰りに直行し当日券でもぐりこめて、こんな質の高い演奏を聴けるなんて、東京は恵まれた街です。

投稿: 黒猫 | 2012年4月16日 (月) 23時15分

黒猫さま
私は月曜日は都合が悪く、金曜日に聴いたのですが、「おもちゃ箱」は聴けませんでしたが、それでも聴けて良かったです。

投稿: 稲毛海岸 | 2012年4月18日 (水) 08時32分

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