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2012年4月14日 (土)

アルミンク/新日本フィル(2012/4/14)

2012年4月14日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:クリスティアン・アルミンク
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第492回定期演奏会)
ヴァイオイリン:マティアス・ヴォロング

スーク:組曲「おとぎ話」
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番~ガヴォット
(アンコール)
ヤナーチェク(P.ブレイナー編):「イェヌーファ」組曲

君子豹変…と感じることが多い近年のアルミンクさま。
そのように感じるのは、私のアルミンクさま歴が短いせいなのか、それとも…?
冒頭のスークの「おとぎ話」から、以前「ハーリ・ヤーノシュ」を指揮した時を思い出すような迫力、情感の込め方、淡白な印象皆無。

2曲目のドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲でも、バックのオーケストラは、激しいアルミンクさま…を継続。
伴奏ではなく「共奏」かつ「競争」。
ヴァイオリン・ソロは滑らかにつないだ旋律をたっぶり鳴らし、会場は大喝采。
ソリスト・アンコールのバッハは、清涼感のある美しい演奏でした。

後半のヤナーチェクの「イェヌーファ」組曲は、かなりの…極上!と言って良い音の仕上がり。
オペラの抜粋に留まらず、管弦楽曲としてのドラマ。
迫力も情感も十分ながら、力任せの乱暴な演奏などではなく、バランスをとって鳴らしながら何度もクライマックスを築きました。

客席は結構寂しい。
1階、2階、3階、まんべんなく空席が目に付きます。
しかし、拍手はかなり熱かったと思います。
ブラボーの声もかかり、沸いていました。
熱烈な拍手にふさわしい、エキサイティングな体験!と言って良い、素晴らしいヤナーチェクだったと思います。

在京オケへの注目は、インバルさま、カンブルランさま、スクロヴァチェフスキさま、スダーンさま、ラザレフさま、…。
新日本フィルですらハーディングさまに移っているのかもしれません。
しかし、この日の演奏を聴く限り、アルミンクさまが積み上げた10年近い歳月は、半端でない重みがあります。
震災直後の新国立「ばらの騎士」キャンセルに端を発した、このコンビの埋め難い隙間風は、この日の演奏を聴く限り、そして少なくとも客席側から見ている限り、解消したように感じられます。
2013年8月の任期満了の告知で、関心は「次」に移りつつありますが、まだ1年以上先。
それまでは現・音楽監督による「次の演奏会」に注目していきたいと思います。

20120414

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