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2012年4月15日 (日)

大友直人/東響(2012/4/15)

2012年4月15日(日)14:00
サントリーホール

指揮:大友直人
東京交響楽団

(第599回 定期演奏会)
バリトン:トーマス・バウアー

ラフマニノフ:ヴォカリーズ(オーケストラ版)
マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」より
  むだな骨折り
  不幸な時の慰め
  天国の喜び
  魚に説教するパドゥアの聖アントニウス
  塔の中の囚人の歌
  死んだ少年鼓手
  少年鼓手
スクリャービン:交響曲第2番

東響の今シーズンは、マーラーの歌曲ツィクルスです。
この日はその幕開け。

前半眠かったので(←進歩がない!)偉そうに感想を語れないのですが、トーマス・バウアーさんの独唱による「子供の不思議な角笛」から7曲、かなり良かったのではないでしょうか?
私の席は「反対側」の方向でしたが、その音響的ハンディをあまり感じない。
暗譜だったと思いますが、完全に手の内に入った万全の歌唱。
「子供の不思議な角笛」でありますから、当然の如く、角笛交響曲が想起される曲に耳が喜んでいる感覚。
昨シーズンのシェーンベルク・ツィクルスが(知った時は一瞬ひいたのですが、実際に聴いてみると意外と)知的好奇心をくすぐる楽しい1年でした。
今シーズンも、たぶんそうなることでしょう。

後半のスクリャービンの交響曲第2番は、私にとっては昨年秋の都響A定期を体調不良で聴けなかったリベンジ。
そして先月の秋山和慶さんによる「法悦の詩」に続く2ヶ月連続のスクリャービン。
秋山さんの圧倒的スケール感には少し及ばない印象もありましたが、曲の作りが違うだけに比較するのは野暮でしょう。
そして、さすがは東響、とりあえず音にしてみました…などというレベルであるはずもなく、この曲を聴く楽しみを存分に与えてくれました。
神秘性・複雑性よりもロマンティックな面を出した演奏のように感じましたが、これは大友さんの個性でしょう。
木管と金管の音色はさすが東響!
終盤でところどころ、弦のアンサンブルが微妙になりかけましたが、それはまあ些細なこと。
足を運んで良かった演奏会でした。
ただ、客席、特にP席は、お客さんの入りが寂しい状態。
歌曲だったかもしれないですけれど。

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