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2012年4月29日 (日)

新国立「ドン・ジョヴァンニ」(2012/4/29)

2012年4月29日(日)14:00
新国立劇場

モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ

オペラは最終日に観るに限ります。
もう一回、いや、何回でも観たいですけど、もう公演がありません。
財布にとても優しい!
新制作でない再演でこれだけやってくれれば言うこと無しです。

この日は、D席と間違えてクリックしてB席を買ってしまった公演。
しかし結果オーライ。
ピットの中の指揮者がよく見える!
パワフルかつ細かい!
楽しい!

ネット上での評判は、ドン・ジョヴァンニ役のクヴィエチェンさんが突出…と言うものが多かったかもしれませんが、私の耳が甘いのか、上演を重ねて修正されたのか、歌手の大半は素晴らしく感じます。
口コミでの評判が今ひとつだった歌手でさえも素晴らしいではないですか!

指揮のマッツォーラさんは、ここぞという時には上体を激しく揺さぶっての情熱的な指揮。
激しいながらも指揮棒の動きはかなり細かい。
ピットの東フィルは、見ている限りではノンビブラートではないようですが、左手の動きはかなり控え目かな?
スリムでスピーディーな音は美しく心地良い。

このプロダクションの鑑賞は私は今回が初めて。
アサガロフさんの演出は、伝統的のような、現代的なような、良い意味での折衷案なのかな?
視覚的に面白いのと、音楽の邪魔をしないのとを両立したような印象で私には好感。
口コミで不評だった一部歌手の演技も、私はさほど気にならず。

休憩後の第2幕はさらにヒートアップ…いや、熱くはないのですが、スピード感がめくるめく快感。
最後まで聴くと、やはりドン・ジョヴァンニ役のクヴィエチェンさんが頭ひとつ上に出ていた印象ですが、女声陣も、来日組と、日本人のツェルリーナ役の九嶋香奈枝さんも含めて総じて素晴らしかったと感じました。

歌手陣で一人(男声)、アリア?の後、ブーイングが飛んでいたような…。
私も、その方だけは「不調だったのかなぁ…」という印象。

カーテンコールはかなり盛り上がりました。
熱狂的と言って良いでしょう。
やはりドン・ジョヴァンニ役のクヴィエチェンさんと、指揮者のマッツォーラさんへのブラボーが特に盛大。
指揮者へは、第2幕冒頭で入場したときもブラボーの声がかかりました。

東フィルも指揮者の要求によく応え、スピーディーで刺激的な音を、乱れず、遅れず、飛び出さず、文句無しのレベルで出していたと思います。
こういう上演があるから、再演も目が離せません。
間違ってB席を買って、結果オーライの大正解。めでたし、めでたし。

スタッフ
【指揮】エンリケ・マッツォーラ
【演出】グリシャ・アサガロフ
【美術・衣裳】ルイジ・ペーレゴ
【照明】マーティン・ゲップハルト

キャスト
【ドン・ジョヴァンニ】マリウシュ・クヴィエチェン
【騎士長】妻屋秀和
【レポレッロ】平野和
【ドンナ・アンナ】アガ・ミコライ
【ドン・オッターヴィオ】ダニール・シュトーダ
【ドンナ・エルヴィーラ】ニコル・キャベル
【マゼット】久保和範
【ツェルリーナ】九嶋香奈枝

【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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