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2012年4月14日 (土)

ノリントン/N響(2012/4/14)

2012年4月14日(土)18:00
NHKホール

指揮:ロジャー・ノリントン
NHK交響楽団

(第1724回定期公演Aプログラム)
ピアノ:マルティン・ヘルムヒェン
ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ
チェロ:石坂団十郎

ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン:三重協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

ノリントンの勝利!…と言えたかどうかは微妙。
オケの皆さん、弾いていて楽しかったのかなぁ…。
何度も強打することが出来たティンパニ氏は楽しそうだったけど。
それでも、前半はかなりの欲求不満がありましたが、後半のエロイカは良かった!
手放して絶賛は出来ないけど、足を運んで良かった!と思いました。

会場に入ると、舞台中央…と言って良いくらいの位置に置かれた仮設の反響板にちょっとびっくり。
コントラバスはその前に一列(つまり、最後列)。
前半はかなりスリムに刈り込んだ編成。
舞台裏で仕切りに音を出すのが聞こえてきて、お、やる気あるみたい…と。

しかし、冒頭の「フィデリオ」序曲から、ノリントン節が炸裂…ではあるのですが、以前、シュトゥットガルト放送響の来日で聴いた時に比べると、なんとなく腰が重いような気がするのは私の先入観でしょうか?
もちろん、あちらはサントリーホール、こちらはNHKホールですが…。

三重協奏曲でピアノがオケの方を向いて、奏者が客席に背を向ける方向で配置されると会場がかすかにざわめいたような(?)
私の席からはよく見えなかったのですが、指揮者は主に第1ヴァイオリンの方を向く位置を基本に、あちこち向いて指揮していた様子?
(もちろん対向配置です。)

三重協奏曲のソリスト3人は気迫みなぎる熱演で素晴らしかった!
ビブラートうんぬんは置いといて、この曲でこれだけ熱演してくれれば言うこと無し。
まさに音楽を弾く喜びを発散させ、聴く喜びを与えてくれました。
しかし、バックのオケはかなり大人しい印象。
う~ん。

…というわけで、前半のオケの演奏には結構不満はあったのですが、後半のエロイカはその不満がかなり解消されました。
もちろん、シュトゥットガルト放送響来日の時に比べると、特にノリントン特有の、だらーーん…と脱力するあたりが完全に脱力しきれない感はありましたが、まあ手兵だったシュトゥットガルト放送響と比べては、客演で迎えたN響には酷でしょう。
もちろん、私がシュトゥットガルト放送響来日の時のエロイカを生で聴いていなければ、今日の後半の演奏を手放しで絶賛したことでしょう。
やれば出来るではないですか!
放送「公共」楽団!

ちなみに、この日は、1階席前方壁寄りで聴きました。
昨年12月のデュトワさんの千人の交響曲の時に、3階L列で聴いて「音が来ない」感に失望しました。
定期会員だったとき(20世紀の話しです)は、たぶん十数年、座り続けた場所だったのに。
…というわけで、この日は私にしては奮発してチケットを購入しました。
まあ、ある程度以上の規模ならどこのホールでもそうだと思いますが、席の場所が大きく違うと、同じホールとは思えない眺望の違い。
もちろん音も。
したがって、この日は巨大ホールの音響への不満は感じませんでした。

とても仕事をしている人間とは思えない(←人に言われる前に自分で言います!)2日連続の昼夜ダブルヘッダーから帰宅して、意外と疲れなかったのは、4公演とも(!)素晴らしかったからだと思います。

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