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2012年5月25日 (金)

フォルクス・オーパー「メリー・ウィドウ」(2012/5/25)

2012年5月25日(金)18:30
東京文化会館

ウィーン・フォルクスオーパー2012年日本公演
レハール:メリー・ウィドウ

良かった!
少なくとも後半は…。
本来のフォルクスオーパーに期待している舞台にようやく巡り合った気分です。
PAを使っていりのかどうかは私にはわかりませんが、これだけ楽しませてくれれば不問、文句なし。
前半で帰ってはいけません。

第1幕が終わる頃にようやく、クスクス笑う気になってきたのは、おそらく観客側の私の心の準備のせいかもしれません。
なにしろ、つい1~2時間前まで、本業で神経を使っていたのですから。
第1幕だって、コミカルな動作や、笑わせる仕掛けは、多々ありました。
しあkし、休憩前は、ごく一部の人が「これは笑わなければならないのだ」と、無理して笑っている感もあったような…。
後半は違います。
字幕や所作に自然な反応。
音楽が鳴り終わらないのに拍手を始めてしまうのは…まあ、仕方ないのでしょうか、こういう演目では。

オケの音は、日曜日に指揮のゲッツェル氏が引き出した上質で艶やかな音とは少し違い、少し薄めだけど、動き出すと良い意味で腰の軽い、キレのある音。
こういう音の方が、私の数少ない体験に照らしても、フォルクスオーパーのオケの音にふさわしい音のような気がしました。

3幕もののオペレッタで、第2幕の途中で休憩を入れるのが本当に良いのかな?という思いはありました。
(現地でもそうしているのでしょうか?)
「おっ、面白くなってきたぞ…」というところ「はいCMです」みたいな…。
ちなみにこの日も、入り口で渡された紙片には「第1幕、休憩25分、第2幕」とありました…。

途中から再開!した第2幕、観客側のこちらは、いきなりハイテンションにはなれませんが、舞台上は、いきなりハイテンション(の続き)。
客席側は、先述のように、ようやく自然な笑いが出るようになった感がありました。

フォルクスオーパーに求めるものは、歌声はそこそこでも、演技のスピード感、笑いのツボをくすぐるコミカルな演技、肩ひじはらずに心から娯楽として楽しめること。
そういう意味では、先日の「ウィンザーの陽気な女房たち」よりも、この日の上演の方が私のニーズにはマッチしていました。

終演後、カーテンコール途中でアンコールがあったのですが、その際のピットにおけるサプライズ(一瞬、何が起こったのか理解できませんでした)は、ネタバレ厳禁なのでしょうか?
それとも、ネット上でもうすでに知れ渡っているのかな?
麻倉怜士先生 @ReijiAsakura にツィッターで教えていただきました。
この演出の目玉で、ウィーンでのプレミエの時も、そうだったとのことです。

当初は鑑賞見送りの予定だったフォルクスオーパーですが、プレミアム・エコノミー券の罠にはまって、2公演も購入してしまいました。
なんとなく空席を埋めるための大放出…の餌食になったような気もしますが、部外者の私には実情はわかりません。
この日も空席はそれなりに…、

プレミアム・エコノミー券のカモになりながら、「ウィンザーの陽気な女房たち」で“取り残された”感を味わい、「こうもり」をパスしたことを悔やみました。
しかし、この日の後半で、ようやく溜飲を下げた思い。
しかし、野暮とは言え、舞台上方のスピーカーらしきものは、何なのでしょう?

指揮:エンリコ・ドヴィコ
演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ

ミルコ・ツェータ男爵:アンドレアス・ダウム
ヴァランシェンヌ:マルティーナ・ドラーク
ハンナ・グラヴァリ:アレクサンドラ・ラインブレヒト
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:マルコ・ディ・サピア
カミーユ・ド・ロション:ヴィンセント・シルマッハー
カスカーダ子爵:ミヒャエル・ハヴリチェク
ラウル・ド・サン・ブリオシュ:ロマン・マルティン
モダノヴィッチ:ヨアヒム・モーザー
シルヴィアーヌ:リディア・ペスキ
クロモウ:マルティン・ヴィンクラー
オルガ:ベアーテ・リッター
プリチッチ:ハインツ・フィツカ
プラシュコヴィア:スーリエ・ジラルディ
ニェヒシュ:ロベルト・マイヤー

ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
ウィーン・フォルクスオーパー合唱団
ウィーン国立バレエ団

20120525

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