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2012年5月29日 (火)

小泉和裕/新日本フィル(2012/5/29)

2012年5月29日(火)19:30
すみだトリフォニーホール

東京スカイツリー®×トリフォニーホール×新日本フィル
《ベートーヴェン・ザ・634》第1日夜
オルガン:室住素子
指揮:小泉和裕
新日本フィルハーモニー交響楽団

前半:[オルガン独奏]
ギルマン:凱旋の大合唱
J.S.バッハ:コラール前奏曲「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて」BWV650
ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘

後半:[オーケストラ]
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

トリフォニーホールでオルガン独奏を聴くのは初めてかもしれません。
新日本フィル定期で、オルガンの入った曲を聴いたことはありますが…。
こうしてホールに響く美しい音色を聴いていると、シンセサイザーが音楽の主流にならない理由が見えてきます。
シンセサイザーがなくても、魔術のように多彩な音色が何層にも重ね合わさって、それに包まれる天然サラウンド。
どの曲も上品ながらも多彩に変化するオルガンの音色を満喫しましたが、さすがの「バッハ音痴」の私でも、3曲の中でバッハの作品がひときわ高みにあることを、身をもって体感しました。
シンセサイザーもない時代によくもまあこんな曲を!と脱帽です。
もちろん、それを音にして“見せて”くださった室住素子さんにも感謝!

オルガン独奏の室住素子さんが拍手を受けて下がると、新日本フィルのメンバーが入場し、西江コンマスが登場し、小泉和裕さんが登場して「田園」。
基本、速めの小泉さんの「田園」はさわやか。
しかし、疾走する第2楽章も、鳥のさえずりが聴こえはじめると空気が一変。
その“空気一変”は、第3楽章から第4楽章でも、第4楽章から第5楽章でも。
「そういう曲だよ!」と言われればそれまでですが、この、あっと言う間に、まるで舞台の照明の色が変わったかのような体感は、小泉さんの指揮の魔術があったと信じたい。
オケの演奏が完璧だったかと言うと、多少の瑕疵はありました(たぶん)。
弦楽器の飛び出し?
ホルンは「明日の英雄は、大丈夫ですか?」
しかしそれは些細なこと。
定期演奏会では座れないS席エリアで(均一料金なのです)、小泉和裕さんのベートーヴェンが聴ける幸せ。
しかも、ショート・プログラム(休憩無しの約60分)とは言え、格安料金です。

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