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2012年5月31日 (木)

小泉和裕/新日本フィル(2012/5/31)

2012年5月30日(水)19:30
すみだトリフォニーホール

東京スカイツリー®×トリフォニーホール×新日本フィル
《ベートーヴェン・ザ・634》第3日夜
オルガン:室住素子
指揮:小泉和裕
新日本フィルハーモニー交響楽団

前半:[オルガン独奏]
ヴィドール:オルガン交響曲第5番より「トッカータ」
ボエルマン:ノートルダムの祈り
アラン:リタニー(連祷)

後半:[オーケストラ]
ベートーヴェン:交響曲第4番

この日も行ってしまいました、錦糸町。
日課のようになったパイプオルガンとベートーヴェン。
しかし、この日が最終日。

バイエルン放送響のベートーヴェン・ツィクルスの一回券すら買えない私の強い味方、小泉和裕さんと新日本フィルのミニ・ツィクルス、
6番3番、4番、3日連続の最終日です。
トリフォニークラブ会員は(墨田区民も?)、3回連続券がなんと¥2,000、一回あたり¥700を切る価格。

前半のパイプオルガンでの荘厳な強い音はこの日も健在。
しかし、この日は特に、2曲目の静かなしっとりとした音色に陶酔しました。
サンサーンスの交響曲第3番の第1楽章後半でオルガンが静かに鳴る場面と同じような音量での演奏です。

照明がグラデーションのようにパイプオルガンからステージに移り、まるで夢から覚めたような体感で後半は、小泉和裕さんと新日本フィルによるベートーヴェン、この日は第4番。
昨日までの6番3番では「定期演奏会なら…」という思いが多少ありました。
(偉そうにすみません。)
しかし、この日の演奏は、十分に良かったと思います。
少しだけ斜に構えて(すみません)聴いていた昨日までと違い、ワクワクするような気分で心から楽しませていただきました。
相対比較は失礼かもしれませんが、この日の4番が3日間で一番良かったと思いました。

重箱の隅を突けば、多少は「細部の仕上げが…」という箇所が僅かながらもあったかもしれません。
しかしそれは「ヒヤリ」というほどのものではありませんでした。
ハーモニーは美しく溶け合い、推進力も十分。

こうして3日続けて聴いてみた後で言えば、初日の「田園」は、完全にはエンジンが暖まっていなかったかな…という気もします。
2日目の「英雄」は、第4楽章は十分に良かったと思います。
この日の第4番は、全楽章通して良かったと思いました。

小泉和裕さんのベートーヴェンは、ピリオド風ではなく、普通のベートーヴェン。
基本的に、やや速めのテンポで疾走しながら、音はしなやか。
弾力性を感じさせる音が心地良い。
せっかく調子が出てきたところで終わってしまうのは残念ですが、聴けたことを感謝しましょう。

この日は名前のついていない交響曲のせいか、私が会場に入った時は、1階席後方は閑散としていたような…。
でも、勝手に適当なタイトルはつけられませんしね。
もし、番号無しの交響曲に名前が付いていたら…。
交響曲第7番「舞踏の聖化」。
交響曲第4番「2人の北欧神話の巨人の間にはさまれたギリシアの乙女」(長い…)。
交響曲第5番「運命」?
交響曲第9番「合唱付き」?

20120531

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