« クヮトロ・ピアチェーリ(2012/6/11) | トップページ | 小林研一郎/日本フィル(2012/6/15) »

2012年6月14日 (木)

アルブレヒト/読響(2012/6/14)

2012年6月14日(木)19:00
サントリーホール

指揮:ゲルト・アルブレヒト
読売日本交響楽団

(第516回定期演奏会)

ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:交響曲第1番

演奏会冒頭、第3番の最初の音が鳴った時、少し違和感。
う~ん、今ひとつ溶け合っていないような?
しかし第1楽章も中盤にさしかかると、ひょいひょいと、良い感じになってきた印象。
グイグイ押してくるわけではないのですが、じわじわと効いてくる感じ。
モダンなサウンドではなく、シャープでもなく、どことなくひなびた、ローカルな趣きの音。
でも、噛めば噛むほど味が出るような…。
ところどころ、ごく部分的に、アクセルを踏むかのように煽り気味の指揮になりますが、出てくる音は多少は高揚するものの、品が良いまま。

後半の第1番も、淡々と指揮しているようでいて、じわじわと効いてくる。
分解能は高くない、いや、低い。
ダイナミックレンジも大きくない、いや、小さい。
丸まった、団子状態に音!
ああ、それなのに、それなのに…。
素晴らしい!

まるで1970年代のアナログ末期の超優秀録音を聴いているような、ぬくもり、快感。
たぶん何箇所かはスピードアップし、煽っているのですが、そして現実に速くなっていたはずですが、作為的な印象や乱暴な印象は皆無。

正直、第3番の冒頭は
「離任して年数がたっているからねぇ…」
「スクロヴェチェフスキさんの治世3年間を経て、カンブルサンさんの治世になっているわけだし。」
「かつての手兵とは言っても、いまや…」
と思ったのですが、その後はそんな思いは吹き飛びました。
アルブレヒトさんの在任中は読響をあまり聴かなかった私。
もっと聴いておけば良かったなぁ…と今頃、また、思いました。

「また」と書いたのは、前にも思ったことがあるから。
常任最後の演奏会、芸劇でのマーラーの第9番

アルブレヒトさんの退任時に「今後は原則、2シーズンに一回の客演」と告知されたと思います。
そしてその通りになっています、たぶん。
次回は、また2年後ですかね。

ちなみに前半の第3番の演奏中に、P席でスマートフォンの電子音がピロリロッと…。
その持ち主の方は、結構焦っていて、でも楽が終わるまでは固まっていて、楽章間で端末を取り出して、電源をオフにしていました。
そのせいか、この日は休憩時間も、いつもと違い、客席で無線LANの電波は拾えませんでした。
…というわけで、サントリーホーは、携帯電話の電波は遮断される…と思って安心してはいけません。
スマートフォンで、無線LAN経由でプッシュ通知を受ければ、音が鳴ることもあるようで…。
あ、鳴らしたのは私ではありませんよ。

|

« クヮトロ・ピアチェーリ(2012/6/11) | トップページ | 小林研一郎/日本フィル(2012/6/15) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/54961667

この記事へのトラックバック一覧です: アルブレヒト/読響(2012/6/14):

« クヮトロ・ピアチェーリ(2012/6/11) | トップページ | 小林研一郎/日本フィル(2012/6/15) »