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2012年6月 9日 (土)

アマリリス弦楽四重奏団(2012/6/9)

2012年6月9日(土)14:00
第一生命ホール

アマリリス弦楽四重奏団
 ヴァイオリン:グスタフ・フリーリングハウス、
        レナ・ヴィルト
 ヴィオラ:レナ・エッケルス
 チェロ:イヴ・サンドゥ

ハイドン:弦楽四重奏曲第74番「騎手」
ベルク:抒情組曲
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5
       ~第2曲、第3曲
(アンコール)

切れ味鋭く感じたハイドン。
ノンビブラートではないですし、ピリオド風でもありませんが、スピード感のある疾走するようなスリリング感。
これは快感!です。

ハイドンに続く2曲目はベルク。
こんどはうって変わってロマンティックにすら感じる音。
難解な20世紀初頭の音楽ではなく、激しいながらも美しい。
妖艶なる美しさ?
私は耳で加減を聴き分けるスキルはありませんが、奏者の皆さんの左手を見る限り、ハイドンよりビブラート多めだったのでしょうか?
音も艶やかでした。
奏者が完全に脱力するまで静寂を保った会場は、その後は大喝采。
ハイドンでは1回だったカーテンコールが2回に。
大いに沸く会場に奏者の皆さんは本当に嬉しそう。
聴衆の鑑賞マナー、集中力も、かなりの良さです。

休憩後のベートーヴェンは、「通」の方が聴いたら、もしかしたら「深みが十分でない」ということになるのかな。
オケに例えるなら、私がソウル・フィルに感じた音の若さ?
しかし私は室内楽初心者なので、こういう演奏も「あり」だと思い、十分に楽しみました。
機能的には快感を覚えるほどですし(たぶん)、音響として聴く分にも美しさ、歯切れの良さ、迫力、微弱音のニュアンスを、全て完璧に兼ね備えた演奏だと感じました。
ただ、ドイツ的なものを感じるかというと、ちょっと違うかもしれません。

第1ヴァイオリンの方の、メモの紙片を見ながらの日本語の短いスピーチの後に演奏されたアンコールは、ウェーベルン
ベートーヴェンより、こちらの方が良いかも…という思いは多少ありました。
でも、全般的に十分良かったと思いました。
私は室内楽はあまり聴かないので他の団体との比較とかは出来ないですが、「もう一回聴きたいか?」と問われれば、返答は迷いなく「Yes」です。
「もう一回、最初から聴きたいか?」と問われても「Yes」です。

20120609

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