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2012年9月28日 (金)

小林研一郎/日本フィル(2012/9/27)

2012年9月28日(金)19:00
サントリーホール

指揮:小林研一郎
日本フィルハーモニー交響楽団

(第643回定期演奏会)

【ブラームス・チクルス】
ブラームス:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第4番

あくまでも私個人の、会場の大多数とは違う反応ですが、この前半と後半の違いは何でしょう?
物理的にはほとんど差は無かったと思います。
しかし、第4番の方が、はるかに心に響いて来ました。

前半の交響曲第2番は、文句を言うような演奏ではありません。
70点を90点にしてほしいというレベルではなく、95点を98点にしてほしいというレベルなのです。
しかし違う曲で、このコンビのもっと良い…いや、凄い演奏を、私は過去に体験してしまっています。

奏者の動作を見れば、これが手抜きの演奏などではなく、渾身の力演であることは理解できます。
しかし、そうであっても、例えば音の出だしなどの、細部、末端まで、もう少し神経が行き届いていたら…と思わずにはいられませんでした。

最後の最後は、あっという間に音量が増し、まるで幻想交響曲のような感じになってしまい、擬似的な爆発、いや暴発?
こういうのを爆演…と言って良いのかわからないですけど、演奏終了後の満場大喝采の中で、私は少数派として冷めていたのは否めません。

うーん、日フィル定期は、2日目に聴いた方が良いのかな?

しかし休憩後の交響曲第4番は、出だしから弦の音色が切々と迫ってきました。
音に魅惑される瞬間は、はるかに多い。
何が違うのでしょう?
見た目はどちらも同じような熱演のようなのに…。
しかも、技術的に大差は無かったはずなのに…。
さらに言えば、後半の第4番の方が、縦の線が揃わない部分が多かったかもしれないのに…。
いや、あえて揃えなかったのかもしれませんが…。

前半の第2番では入れなかった途中チューニングを、第2楽章の後に入れたのは(日フィルではよくあることかもしれませんが)少々釈然としませんでした。
素人耳には、チューニング後に音が大きく変わった印象もありませんでした。

閑話休題。

第4楽章での例のフルートのソロは文句無し。
それに続く木管陣も万全。
しかし、その後の金管の音はずいぶん緊張感を欠いていたような気もしました。
しかし持ち直し、第2番のような爆演調にはならず、節度を保って終結したのは好感。
休憩時間に帰らなくて良かった!

第4番だって、技術的に「ん?」という箇所はそれなりにあったと思います。
しかし、そんな枝葉末節を気にさせないだけの説得力も十分にあったと思います。
でも、ブラームスを2曲並べたら、2曲ともそう思わせてほしいところです。

第2番だって、決して惨い演奏などではなく、先述のように95点をもう少し加点してほしいというレベルなのです。
しかし、在京オケのペナントレースにおいては、さらに勝率の高いチームが複数いるのも事実です。
2日目はもっと良い演奏になるのでしょうかね?

聴かせていただく身なのに、辛口ですみません。

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