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2012年10月27日 (土)

インバル/都響(2012/10/27)

2012年10月27日(土)15:00
横浜みなとみらいホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(新マーラー・ツィクルス第Ⅰ期・ツィクルスⅢ)
メゾソプラノ:池田香織
女声合唱:二期会合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊

マーラー:交響曲第3番

あの、大興奮した先日のあのブラームスが「あれでも中休みだったのでは?」とさえ思えてくる超絶の音楽。
興奮と言うよりも、感銘、感動、深い、深すぎる感銘。
「こんな音を聴いて許されるのか?」というくらい。
事前の、元々高い期待をはるかに凌駕する、凄すぎる音楽体験。
唖然として見守るのみでした。

個人的体調により、第1、第2楽章は眠くて、目を半分閉じて聴いていたのですが、鳴っている音が物凄いのは一応わかります。
オケのメンバー全員が相当に強い音を出しているはずですが、音が濁りません。
クリアー、センシティブ、パワフル。

第2楽章の後に独唱と合唱の入場のためのインターバルがあって助かりました。
おかげで眠気(個人的体調による)が取れました。
ただ、そういう体調なので、私自身はハイテンションにならずに冷静に観察。
興奮状態にならずに観察していると、目の前で起こっている出来事の物凄さがよくわかります。
平静に観察しているのに、その出来事は、頭で理解していたはずが、いつのまにか心で受け止めています。
私自身は穏やかに、しかし深く、共鳴しました。

声楽陣も、目の前でオケが鳴らしていた音は受け止めていたはずで、突出せずに、この清麗な音響の“部分”として一体化したハーモニー。
交響曲の中に組み込まれた異質感を全く感じさせません。

そして終楽章。
日本に、いや、世の中に、こんな美しい、神々しい音があって良いのか…と言いたくなるくらい。
こんな音を、微弱音から最強奏まで、相当の熱演のはずなのに一糸乱れずに鳴らしきる都響のコンディションは驚嘆するほど素晴らしい。
。今からこんな音を聴いていたら、9番はどうなるのか?というくらい耽美の境地。
残響が完全に消える前に蛮声のフラブラがあったような気もしますが、そんなことでこの演奏に対する私の感銘は揺らぎませんでした。

会場は一般参賀2回の盛り上がり。

自分としては、前日までの疲れが残っていて、先述のように、第1、第2楽章は眠気を感じながらの鑑賞、インターバルで眠気が覚めても、没入せずに鑑賞、それでいてこれだけの深い感銘を受けるとは、驚異的な演奏。
やはりこのコンビは凄いとしか言いようがありません。

20121027

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