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2012年10月 8日 (月)

ロジェストヴェンスキー/読響(2012/10/8)

2012年10月8日(日)15:00
東京芸術劇場コンサートホール

指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
管弦楽:読売日本交響楽団

ヴァイオリン:サーシャ・ロジェストヴェンスキー

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
シュニトケ:ポルカ
(アンコール)
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

最終日は“一般参賀”となりました。
後半の「悲愴」の、特に第3楽章以降が壮絶!
ある意味、荒々しい演奏で、前日までの格調高い印象は後退しましたが、それを犠牲?にした甲斐は十分にあった演奏でした。

前半の協奏曲では、眠くなってしまいました。
もちろんそれは、私個人の問題です。
たぶん…。
なぜならば、演奏終了後は会場は大喝采でしたし…。
登場した名誉指揮者は、演奏会冒頭では昨日より元気そうでしたが、オケの音は…どうだったのでしょう?
確かに第2楽章の倉田さんのフルートを始め、木管のソロは素晴らしかったです。
でも、比べてはいけないのでしょうけど、聴く方も3日目になると、昨日までに交響曲で鳴った音を覚えているのです。

しかも、スタイリッシュに弾こうとする独奏者と、どっしり構えて進めたい指揮者の間に齟齬があったようにも聴こえてしまいました。
いや、決してけなすような惨い演奏ではないのですが…。
でも、このツィクルスの、他の曲の音が凄すぎるんで…。

ソリストは譜面を置き、ノーカットでない方?(アウアー版でしたっけ?)での演奏。
だからどうしたというわけではないのですが…。
個人的にはアンコールの演奏の方が面白く感じました。

この日は奏者は何人か入れ替わっていて、ティンパニOBの菅原さんも居ません。
交響曲になったとたん、オケの音は真剣モードに!…と言うのは言い過ぎでしょうか。
しかし最初のうちは、遅いテンポに微妙に乗り切れていない金管の音?
やっぱり凄いけど、前日の5番の方が音の極上感が…などと思って聴いていましたが、第3楽章で一発ドカンと鳴らした後は、全奏者一丸となって、鳴らす、鳴らす、煽る。
それでも爆演ではなく、中身はずっしり。
第4楽章は第3楽章の残響が消える前に、一呼吸も置かずに続けての演奏。
怒涛のような第4楽章は、最後の最後まで、微弱音にならず。
そして、その最後の静けさの中でくしゃみ?をした聴衆がいらしたのはご愛嬌。
しかし、トテツモナイ演奏の前には、些細なことは気にならず。

3日連続というハードな?演奏会。
最終日は少し荒っぽかった印象を受けたのは、あえてそうしたのではないかと思えてくるような迫力。
前日までの調和のとれたハーモニーを若干崩したことによって、得られた別の効果もあったはずです。

指揮者は、最後の方は、あまり振らなくなり、本当に最小限の指示しかしない。
ときには、かなり長い旋律でも、任せて楽譜を目で追っているだけの場面も…。
それでも、こういう音が鳴る。
おそらく、立っているだけでも、こういう音が鳴るのでしょう。

初日はお客さんが少なめで「あらら」という感じでしたが、初日より2日目2日目より3日目とお客さんが増え、めでたし、めでたし。
終わり良ければすべて良し。
久しぶりの来演で忘れかけていましたが、この老巨匠となった名誉指揮者は、読響の宝です。

20121008

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コメント

一日目の4番がよかったので、当日券でこの日も聞きました。息子さんのヴァイオリンは明らかに力量不足。この日のヴァイオリン協奏曲は明らかにおまけでした。
悲愴は、すごくよかったです。低音の地の底から響くような感じ。堪能しました。
至福の3日間、お疲れ様でした。

投稿: navi | 2012年10月 9日 (火) 04時20分

navi様
ご教示ありがとうございます。
眠くなったのに偉そうな感想を書いて少し反省していますが、満場大喝采に「あれれ?」と思っていたので、安心いたしました!

投稿: 稲毛海岸 | 2012年10月 9日 (火) 23時51分

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