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2012年11月11日 (日)

日生劇場「メデア」(2012/11/11)

2012年11月11日(日)14:00
日生劇場

ライマン:メデア
日生劇場開場50周年記念
読売日本交響楽団創立50周年記念
二期会創立60周年記念公演

開演前からハイテンションになり、始まったら眠くなってしまって大失敗。
残念!

負け惜しみを言えば、つまらないからではありません。
音楽が心地良くて(苦しい…)。
開場してすぐに入場し、気合いを入れてでプログラム冊子を速読・熟読し(←これがまずかったかな?)、席について安堵し、始まってしばらくしたら、次第にまぶたが重くなって…。

開演前をハイテンションで過ごして本編で眠くなった経験は過去に何度もあります。
かつて、N響定期で開演前にロビーで室内楽が演奏されていた頃の席取りとか。
学習効果がない私です…。

うつらうつらしながら聴き、完全に覚醒したのは第2場の後半、メデアの追放が宣告されるあたり。
本当にもったいないことをしました。
メデアは既に悲嘆に絶叫(いや、絶唱)しており、休憩後の第3場では狂気の域に。
メデア役の飯田みち代さんは見事すぎる声と演技でそれを体現。
書いた方も凄いですが、それを歌った方も凄い。

メデアの夫イヤソン役の宮本益光も素晴らしい。
私は宮本さんは、第九の独唱の時など、ちっとも良いと思わないのですが(失礼!)、役を演じた時の宮本さんのうまさには毎回脱帽せざるを得ません。
宮本さんが歌うオペラは毎回楽しみなのですが、今回もその期待は裏切られませんでした。

クレオサが焼死する(させられる)場面は歌唱によって説明調に示され、舞台上の人の動きでは明示されませんが、赤い照明と煙(ドライアイス?)で表現した演出は見事。
その場面の管弦楽も、もしプッチーニが生きていて、いま作曲したら…というくらいの迫力。

舞台装置も具象と抽象の中間を絶妙に狙ったような、簡素ですが安っぽく見えない効果的なもの。
色彩的な照明の場面と、暗転したモノクロームな場面の交錯を駆使した演出も素晴らしい。

本日も作曲者のライマン氏が舞台に登壇して、満足そうに拍手を受けていました。
作品は紛れもない現代音楽ですが、紛れもないオペラでした。

以上、前半、眠くなってうつらうつらしてしまい、第2場後半のメデア追放の宣告の場面以降の感想でございました。

あと、6月に開催されたシンポジウムでの下野さんのトークによれば、あの大編成のオケは、一度も全員で音を出す場面がないとのことです。

スタッフ
指揮:下野竜也
演出:飯塚励生
装置:イタロ・グラッシ
衣裳:スティーヴ・アルメリーギ
ドラマトゥルク:長木誠司
演出助手:家田淳

キャスト
メデア:飯田みち代
メデアの乳母 ゴラ:小山由美
メデアの夫 イヤソン:宮本益光
コリント王 クレオン:高橋淳
コリント王女 クレオサ:林美智子
隣国同盟の使者:彌勒忠史   

管弦楽:読売日本交響楽団

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