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2012年11月 4日 (日)

インバル/都響(2012/11/4)

2012年11月4日(日)15:00
横浜みなとみらいホール

指揮:エリアフ・インバル
東京都交響楽団

(新マーラー・ツィクルス第Ⅰ期・ツィクルスⅣ)
バリトン:河野克典
ソプラノ:森麻季

マーラー:「少年の不思議な角笛」から
 死んだ鼓手
 むだな骨折り
 番兵の朝の歌
 だれがこの歌を作ったのだろう
 高い知性への賛美
 塔の中の囚人の歌
マーラー:交響曲第4番

オケが凄いのなんの。
後半の交響曲が魅惑的過ぎるのは想定内として、前半の角笛、オケがこんなに面白かったでしたっけ?
都響、凄すぎ!
棒に見事に追従し過ぎ!
「当然」のような気持ちで聴きに行っていますが、(途中離日したかどうかまでは存じ上げませんが)9月からの長期滞在でシェフの役割を十分すぎるほどに果たしたマエストロに感謝すべきでしょう。

繰り返しになりますが、角笛、こんな良い曲でしたっけ?(失礼!)
独唱を聴くには音響的にハンディのある席だったので河野さんの声について述べる資格は私にはありませんが、そういう席で聴いても不満なし。
そして、これも何度も言ってすみませんが、オケが素晴らし過ぎる!
おそらくバックのオケは、交響曲と同じくらいの細心さで演奏しているのでしょう。
強奏の時だけでなく、ちょっとしたアクセントを加える金管、打楽器、…ティンパニだけでなくシンバルや小太鼓まで「おお!このニュアンスは!」というような音でした。

休憩後の交響曲は、私の周囲の人のたてるノイズに何度も集中力を妨げられたのですが、それでもワクワクし、うっとりし、ハッとし、存分に楽みました。
都響の音が素晴らし過ぎたから。
いや、インバルさんの音と言うべきなのでしょうが…。
絶叫しない(←声のことではなく、オケの音のこと)。
魅惑的に鳴っている箇所の多い曲ですが、雄弁、多弁にもかかわらず、押しつけがましくない。
そしてパワーアップして鳴る時も、無段階変速ギアでスムーズに大音量に移行。

もう、いつまででも浸っていたい果肉プルルンのような?天国的な響きですが、来てほしくない終わりは、いつかは来てしまう。
気がつくと森麻季さんが第3楽章の終わりを告げるために?静々と入場。
本来は天国的な声の登場のはずでしたが…。
前述のように私の席は声を聴くには音響的にハンディのある席。
よって定かではありませんが、オケの音(インバルさんの棒)のすばやい動きに、微妙に追従できなかった箇所が散見されたような気がしたのは私の気のせいでしょうか?
まあ、平然と追従する都響の方が凄いのかもしれませんが…。

まあ、それは些細なこと。
私は前回の定期での演奏の時は体調が良くない時期で、チケットは買ったものの知人に譲ったような記憶があるので、聴けて良かった!
…と同時に、次に聴ける機会はあるのだろうか?と、すこしさみしく感じました。
早くツィクルスの次回が聴きたい!と思いつつ、それは自分が歳をとること(すなわち、自分の死へ近づくこと)を望んでいるようで、曲がマーラーだけに、複雑な期待感ではあります。

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