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2012年12月 1日 (土)

ハーディング/新日本フィル(2012/12/1)

2012年12月1日(土)14:00
埼玉会館

指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団

チャイコフスキー:交響曲第4番
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

ハーディングさまって凄い!(←当たり前のことなのですが)ということを、NJPがようやく(失礼!)音にして示してくれました!
凄い音、3.11以降の私のNJP鑑賞の中で最高かもしれない演奏です。

行ってみたら6列が最前列で、想定していたより前方舞台寄りでの鑑賞。
直接音を十二分に浴びて、ホールの音響のことは気にせずも堪能できました。
ただ、残響は皆無に近いように聞こえましたので、後ろの方の席の方はどうだったのでしょう?
まあ、1200席のキャパではありますが。

チャイコフスキーでは、第1楽章は、比較的ゆっくり目かな。
NJPが、この随所のタメのようなアクセントに良く追従。
第3楽章、第4楽章は、普通か、やや速めに感じたので、楽章を追うごとに速度アップしたのか、私の耳が慣れたのか。
これも、NJPが見事に棒に追従。

このコンビに時折感じる「NJPがハーディングさまの思いに十分応えられていない」という印象をほとんど感じませんでした(もちろんさらに上はあるのでしょうが)。
ハーディングさまがワッと煽ると、崔コンマスが腰を浮かせて弾きまくる。

後半の「春の祭典」では、ハーディングさまがさらに輪をかけて、威嚇するような顔での煽りを連発し、NJPもそれにほぼ追従する。
オケの皆さんの表情…いや、目つきは、かつて見たことがないほどにけわしいもの。
そりゃ、気合い、入りますよね。
それでもオケの音は溶け合い、一丸となって轟く。

私はかなり前方の席だったので、チャイコフスキーでも春の祭典での、一部の奏者の小さな音の飛び出し(と言ったら酷かな)も聞こえてしまいましたが、おそらく会場全体では無問題で、それによってこの演奏の価値が減ずるものではありません。
むしろ萎縮せずに良く弾いたと言うべきでしょう。

演奏終了後に、握手をしながら見つめ合ったハーディングさまと崔コンマス。
そのときのお二方の嬉しそうな目は、形容しがたい多くの意味が込められていたように見えました。

折しも、来シーズンのラインナップが発表されたばかり。
その中にハーディングさまの名前を、あれだけ多く見ることが出来るのは幸せなことです。
このコンビの幸せな未来が、期待から確信に変わったのも幸せなことです。

201212011

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コメント

こんにちは。
私はサントリーホールの方へ行きましたが、最初から最後まで興奮しっぱなしでした。
チャイコはもともと好きなのでいいとして、本来は苦手なハルサイの様な曲がいきいきと美しく聴こえたのには驚きました。下手をすると騒音に感じてしまうので。
いつも弦が少し弱いなぁと思うことが多い新日本だけど、管に全然負けてなかったし、何よりオケとマエストロが嬉しいそうだったのが印象的でした。

投稿: eternaroma | 2012年12月 3日 (月) 20時50分

eternaromaさま
サントリーホール(の音響)でお聴きになられたのは羨ましい限りです。
おっしゃる通り、埼玉でも、ハーディングさんとオケの関係は、終演後、本当に両方とも嬉しそうでした。
こういう演奏会は、私たち聴衆も、本当に幸せな気分になれますよね。

投稿: 稲毛海岸 | 2012年12月 4日 (火) 19時36分

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