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2012年12月24日 (月)

カンブルラン/読響(2012/12/24)

2012年12月24日(月・祝)14:00
東京芸術劇場

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第60回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ソプラノ:木下美穂子
メゾ・ソプラノ:林美智子
テノール:小原啓楼
バリトン:与那城敬
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

中一日で2回目の鑑賞。
ホールも席の位置も違うので断言出来ませんが、回を重ねて、オケのハーモニーは進化していたかもしれません。
その分、ややマイルドにも聴こえ気もしましたが、第4楽章の畳み掛けるようでありながら、オケと合唱の一体感のある演奏はハイレベルで本当に素晴らしい!
ハイレベルのプロ集団の新国立劇場合唱団だからこそ、カブルラン様の棒にオケと一緒に反応して、そう出来たのだと思います。

本日から?テノールが与儀巧さんに交代。
ちなみに第2ヴァイオリン首席の赤池さんの姿が見えなかったような気がしましたが、私の気のせいかな?
(インフルエンザとかでなければ良いのですが。)
ともあれ、公演も回を重ね、どことなくオケのメンバーにも余裕の雰囲気が漂いますが、手抜きしている演奏ではなく、アンサンブルの進化と言って良いでしょう。
オケのメンバーのカンブルランの棒を見る視線にも余裕が出て来たような…。

先日(と言うほど前ではありませんが)の芸劇で感じた、研ぎ澄まされた緊張感と、どちらが良い悪いではなく、同じ指揮者、同じ曲目でも、回によって結構違いますね。
どちらにも、良いところがあり、少なくともオケに関しては、甲乙つけがたい。

その、前半、ややマイルドに聴こえたこの日の演奏ですが、ゆるい演奏などではなく、高い次元で融合し、弾力性が増したような演奏。
速めだけど物足りなくないのは同様。
第3楽章の美しさは、ややスリムな音に感じた芸劇での印象よりも上だったかもしれません。

割と余裕で弾いている印象のオケでしたが、第4楽章は鈴木さん、毛利さんをはじめ、ゴリゴリゴリッと弾きまくりのハイテンション。
それでも音は溶け合い、純度を維持。
そして前述のように、この日も新国立劇場合唱団は、オケと完全に一体化した、さすがはプロ!という歌唱。

この日の私の席は、声を聴くにはハンディのある席でしたが、類推するに、テノールの与儀さんは、芸劇で歌った方よりも声が響いていたような…。
しかし、バリトンの方は、この日はカンブルラン様が棒を振らずに任せたら、少々時代がかった歌唱になっていたような気も…。

まあ、音響的にハンディのある席にもかかわらず、独唱者以外はそのハンディをあまり感じずに、オケとコーラスが一体となった演奏を満喫出来たのはコストパフォーマンス抜群!
読響の今シーズンのラインナップが発表になったときから楽しみにしていた公演、その期待は十二分に満たされました。

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