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2012年12月26日 (水)

シュテフェンス/都響(2012/12/26)

2012年12月26日(水)19:00
サントリーホール

指揮:カール=ハインツ・シュテフェンス
東京都交響楽団

(都響スペシャル「第九」)
ソプラノ:澤畑恵美
メゾソプラノ:竹本節子
テノール:福井敬
バリトン:福島明也
合唱:二期会合唱団

ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

最後は猛然と爆演一歩手前?
会場は湧いていましたけど、私の個人的な好みの音色とは少々違った演奏だったような…。
僅差なんですよ、物理的には。
98点と96点くらいの差?
でも、個人的嗜好の観点での聴感上の差は、それなりにあるのは致し方ありません。

前プロの「レオノーレ」第3番から、なんとなくメタリックっぽい音色にちょっと戸惑いますう。良く言えばモダンなサウンド、悪く言うと弦と管の溶け合いがやや不十分なハーモニー?そこは都響だから惨い演奏では全くないけど…。
比較は野暮ですが、フルシャ様の後だけに…。

前プロの後、休憩無しで本編の第九へ。
独唱と合唱の入場は第3楽章の前なので、最初はオケだけ。
何となくメタリックに感じるのは同じ。
「ドイツ的」というのは私が勝手にイメージしているだけかもしれませんが、事前の想像とはそれなりに違います。
何となく人造物っぽい音のような…。

「ドイツ的な音」というのが私の勝手な思い込みであるのは。CDで聴くカラヤン/ベルリン・フィルの音が、モダンでスタイリッシュであることからも、確かでしょう。
でも、あちらは超一級品の偽物(と昔、音楽評論家の先生が言っていました)、こちらは同じ偽物でも…(暴言失礼!)。

乱暴な言い方を続けるならば、この日のベートーヴェンは、CDで聴く70年代のカラヤン/ベルリン・フィルのベートーヴェンに、系統的にはかなり近いような…。
でも、あれは帝王カラヤンだから出来る演奏では?
いや、こういう演奏が好きな方もいらっしゃるでしょうから、あくまでも私の好みの問題ですが…。

そういうわけで、第3楽章が美しさをあまり感じずに過ぎて行ったのは、かなり意外。
フランス人イギリス人のマエストロの快速テンポですら、その旋律の美しさに酔ったのに…。
第4楽章の声楽が入った後は結構楽しめましたけど、近年珍しい、祝祭的な、年末第九っぽかったような…。

私はP席での鑑賞でしたが、その反対側で聴いても、二期会合唱団はさすがプロ。
音大のコーラスと比較しては失礼ですが、やっぱり年末第九と言えども、プロか、アマチュアでもオケ附属のコーラスで聴きたいと、いつも思います。
もちろん、プロでも、団体によってそれなりに違いはあるのですが…。

私は福井敬さんは男声では一番好きな歌手で、今回も楽しみにしていて、その期待はそれなりに満たされたのですが、オペラで役を演じる福井敬さんの凄さを知ってしまってからは、やっぱり福井敬さんはオペラで観たいかな…と言うのは贅沢過ぎる願望。
すみません。

…と言うわけで、大植さんの第九が積極的な反発だったとすると、今宵の第九は消極的な違和感(積極、消極は、聴き手の私の意識の話し)。
ああ、やっぱりフルシャ様は良い指揮者でしたね…と言う暴言失礼。
当初、指揮が予定されていたボッセさんの逝去から約11ヶ月ですね…。

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