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2012年12月 8日 (土)

ハーディング/新日本フィル(2012/12/8)

2012年12月8日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第502回定期演奏会)
ヴァイオリン:崔文洙

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
パガニーニ:「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲より
(アンコール)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

まだまだ上のレベルはあるのでしょうが、NJPが以前よりもハーデングさまの要求に応えられるようになっています。
↑上から目線ですみません。

前半の協奏曲は、例によって個人的体調により、食後の眠気との戦いになってしまって失敗。
…というわけで、全曲集中して聴けたわけではないのですが、崔コンマス、協奏曲では意外と羽目を外さない…という印象。
大人しいと言っては言い過ぎかもしれません。
でも、指揮者と渡り合うバリバリのソリストと言うよりは、あくまでも決められた枠の中で役割を果たした感じ。
まあ、曲が曲(難曲?)ですし、相手がハーディングさまですし。
日頃のオーバーアクション気味の演奏が目に焼きついている崔コンマスですが、彼を事務次官、ハーディングさまを大臣と捉えれば、指揮者と張り合わない協奏曲の演奏も納得出来ます。
テクニックは申し分ありません。

崔コンマスのアンコールはパガニーニとのこと。
両手?でのピツィカートを駆使した技巧的な演奏…の前に、曲に対してちょっと驚く。
でも、意地悪く見れば、余力が残っていたのなら本編で爆発を…?
いやいや、一人だから出来たこともあるのでしょう。

後半の交響曲では、まず、木管のニュアンス豊かな美音のソロにちょっとびっくり。
いや、知っていましたけどね。
NJPの木管は、元々名手揃いなのです。
3.11の後の色々な出来事でアンサンブルが少々…。
しかし、復調してきています。
木管だけではありません。
金管も高らかに鳴ります。
一時期のちょっと気が抜けたような音などは皆無。
7月定期でも感じましたが、オケ全体のアンサンブルも復調しつつあり、ハーディングさまの要求にかなり応えれらるように…。

もちろん、ハーディングさまが目指す音には、さらに上があると思います。
手放しで絶賛するには少し躊躇があります。
それでもゴールデンウィーク(あれだって、私としては、相当良かったです)、7月定期、そして今回と、音が向上してきているのは本当に嬉しいこと。

ハーディングさまとNJPのコンビには、まだまだ残された時間、未来があります。
来季のラインナップに、2014年6月までハーディングさまの名前、振る曲が記載されていることは、マエストロだけでなく、事務局、スポンサーなども含めて、関係各方面に感謝しなければならないと思いました。
聴けて当たり前…のように聴きに行っていますが、ハーディングさまがこれだけの頻度で来日するのは、実に素晴らしいことです。

20121208

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