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2012年12月の20件の記事

2012年12月31日 (月)

2012年を振り返って(2)聴いた回数ランキング

2012年に聴いた公演の振り返り、その2。
聴いた回数の意味はともかく、自分の嗜好や行動パターンを示しているかもしれないので、「指揮者編」と「ホール編」を作ってみました。

【聴いた回数ランキング・指揮者編】(3回以上)
(多い順、同数は姓の五十音順)

■エリアフ・インバル(14回)日付順
 東京都交響楽団2012/03/23
 東京都交響楽団2012/03/29
 東京都交響楽団2012/03/30
 東京都交響楽団2012/04/07
 東京都交響楽団2012/04/12
 東京都交響楽団2012/04/20
 東京都交響楽団2012/04/28
 東京都交響楽団2012/09/16
 東京都交響楽団2012/09/20
 東京都交響楽団2012/09/30
 東京都交響楽団2012/10/17
 東京都交響楽団2012/10/22
 東京都交響楽団2012/10/27
 東京都交響楽団2012/11/04
 

■飯守泰次郎(9回)日付順
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/01/18
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/03/16
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/05/16
 東京アカデミッシェカペレ2012/06/10
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/08/04
 東京二期会「パルジファル」2012/09/13
 東京二期会「パルジファル」2012/09/17
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/12/28

■下野竜也(9回)日付順
 読売日本交響楽団2012/01/09
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/04/07
 読売日本交響楽団2012/05/10
 読売日本交響楽団2012/05/15
 読売日本交響楽団2012/06/24
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/07/13
 東京都交響楽団2012/08/28
 読売日本交響楽団2012/09/01
 日生劇場「メデア」2012/11/11

■ユベール・スダーン(7回)日付順
 東京交響楽団2012/02/25
 東京交響楽団2012/05/20
 東京交響楽団(2012/05/26)
 東京交響楽団2012/07/15
 東京交響楽団2012/07/21
 東京交響楽団2012/07/22
 東京交響楽団2012/12/02

■シルヴァン・カンブルラン(6回)日付順
 読売日本交響楽団2012/04/13
 読売日本交響楽団2012/04/22
 読売日本交響楽団2012/10/20
 読売日本交響楽団2012/10/27
 読売日本交響楽団2012/12/22
 読売日本交響楽団2012/12/24

■ダニエル・ハーディング(6回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/05
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/07
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/06/29
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/07/07
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/12/01
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/12/08

■秋山和慶(5回)日付順
 東京交響楽団2012/03/10
 広島交響楽団2012/03/27
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/10/12
 九州交響楽団2012/11/22
 東京交響楽団2012/12/28

■クリスティアン・アルミンク(5回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/04/14
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/12
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/19
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/06/19
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/09/15

■小泉和裕(5回)日付順
 東京都交響楽団2012/05/14
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/29
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/30
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/31
 東京都交響楽団(2012/07/19)

■小林研一郎(5回)日付順
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/06/15
 読売日本交響楽団2012/08/18
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/09/27
 読売日本交響楽団2012/10/13
 東京都交響楽団2012/11/19

■スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(5回)日付順
 読売日本交響楽団2012/03/07
 読売日本交響楽団2012/03/13
 読売日本交響楽団2012/03/20
 読売日本交響楽団2012/09/24
 読売日本交響楽団2012/09/29

■オスモ・ヴァンスカ(4回)日付順
 読売日本交響楽団2012/02/14
 読売日本交響楽団2012/02/15
 読売日本交響楽団2012/02/21
 読売日本交響楽団2012/02/25

■沼尻竜典(4回)日付順
 読売日本交響楽団2012/02/06
 神奈川県民ホール「タンホイザー」2012/03/24
 群馬交響楽団2012/05/19
 新国立劇場「トスカ」2012/11/23

■広上淳一(4回)日付順
 読売日本交響楽団2012/07/12
 新国立劇場「アイーダ」2012/07/27
 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団2012/09/12
 日生劇場「フィガロの結婚」2012/11/24

■アレクサンドル・ラザレフ(4回)日付順
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/03/17
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/13
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/05/18
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/10/19

■サッシャ・ゲッツェル(3回)日付順
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2012/01/28
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団2012/02/05
 ウィーン・フォルクスオーパー日本公演
 「ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち」
2012/05/20

■ロジャー・ノリントン(3回)日付順
 NHK交響楽団2012/04/14
 NHK交響楽団2012/04/21
 NHK交響楽団2012/12/23

■山田和樹(3回)日付順
 新日本フィルハーモニー交響楽団2012/08/11
 サイトウ・キネン・フェスティバル松本
 「火刑台上のジャンヌ・ダルク」
2012/8/19
 日本フィルハーモニー交響楽団2012/11/09

■ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(3回)日付順
 読売日本交響楽団2012/10/06
 読売日本交響楽団2012/10/07
 読売日本交響楽団2012/10/08

【聴いた回数ランキング・ホール編】(3回以上)

■サントリーホール(55回)
■すみだトリフォニーホール(34回)※1
■東京文化会館(26回)※2
■横浜みなとみらいホール(21回)
■東京オペラシティコンサートホール(15回)
■新国立劇場(10回)
■東京芸術劇場(8回)
■NHKホール(7回)
■王子ホール(3回)
■ティアラこうとう(3回)

※1=小ホール3回を含む
※2=小ホール2回を含む

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2012年12月30日 (日)

2012年を振り返って(1)総まとめ

年末にあたり、2012年に聴いた公演を振り返ってみました。
ベスト10などのランキングは、とても絞ることや順位をつけることはできそうにないので、列挙するだけにしています。
短い公演、公開リハーサルや、一部だけ聴いた公演なども含みます。
開演前のロビーコンサートなどは含みません。
一部、分類に疑問もありますが
「火刑台のジャンヌ・ダルク」をオペラに分類するのは??
ブレコン・バロックをオーケストラに分類するのは??など)
まあ、細かいことは御容赦を。
今年(2012年)の回数は、私の過去最高新記録となりました。
昨年(2011年)も過去最高新記録だったのですが、それを上回りました。
さて、来年(2013年)はどうなりますことやら。

【国内オーケストラ編】(50音順)

■NHK交響楽団(日付順)(8回、オペラを含めて9回)
 指揮:ロジャー・ノリントン2012/04/14
 指揮:ロジャー・ノリントン2012/04/21
 指揮:レナード・スラットキン2012/09/22
 指揮:ロリン・マゼール2012/10/13
 指揮:エド・デ・ワールト2012/11/10
 指揮:シャルル・デュトワ2012/12/01
 指揮:シャルル・デュトワ2012/12/16
 指揮:ロジャー・ノリントン2012/12/23

 ※東京・春・音楽祭「タンホイザー」(演奏会形式)
  →【オペラ編】
指揮:アダム・フィッシャー2012/04/08

■オーケストラ・アンサンブル金沢(1回)
 指揮:マルク・ミンコフスキ2012/07/28

■大阪交響楽団(1回)
 指揮:寺岡清高2012/03/18

■神奈川フィルハーモニー管弦楽団(日付順)(3回、オペラを含めて4回)
 指揮:サッシャ・ゲッツェル2012/01/28
 指揮:サッシャ・ゲッツェル2012/02/05
 指揮:金聖響2012/03/10

 ※神奈川県民ホール「タンホイザー」
  →【オペラ編】指揮:沼尻竜典
2012/03/24

■紀尾井シンフォニエッタ東京(1回)
 指揮:トレヴァー・ピノック2012/09/23

■九州交響楽団(1回)
 指揮:秋山和慶2012/11/22

■群馬交響楽団(1回)
 指揮:沼尻竜典2012/05/19

■サイトウ・キネン・オーケストラ(1回)
 ※サイトウ・キネン・フェスティバル松本「火刑台上のジャンヌ・ダルク」
  →【オペラ編】指揮:山田和樹
2012/08/19

■新日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(23回、オペラを含めて24回)
 指揮:井上道義2012/01/03
 指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ2012/03/03
 指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ2012/03/09
 指揮:トーマス・ダウスゴー2012/03/15
 指揮:下野竜也2012/04/07
 指揮:クリスティアン・アルミンク2012/04/14
 指揮:ヴァシリス・クリストプロス2012/04/30
    (リリヤ・ジルベルシュタイン(P))
 指揮:ダニエル・ハーディング2012/05/05
 指揮:ダニエル・ハーディング2012/05/07
 指揮:クリスティアン・アルミンク2012/05/12
 指揮:クリスティアン・アルミンク2012/05/19
 指揮:小泉和裕2012/05/29
 指揮:小泉和裕2012/05/30
 指揮:小泉和裕2012/05/31
 指揮:アンドリス・ポーガ2012/06/03
 指揮:クリスティアン・アルミンク2012/06/19
    (ルドルフ・ブッフビンダー(P))
 指揮:ダニエル・ハーディング2012/06/29
 指揮:ダニエル・ハーディング2012/07/07
 指揮:三ツ橋敬子2012/07/13
 指揮:山田和樹2012/08/11
 指揮:クリスティアン・アルミンク2012/9/15
 指揮:指揮:ダニエル・ハーディング2012/12/01
 指揮:指揮:ダニエル・ハーディング2012/12/08

 ※日生劇場「フィガロの結婚」
  →【オペラ編】指揮:広上淳一
2012/11/24

■仙台フィルハーモニー管弦楽団(1回)
 指揮:パスカル・ヴェロ2012/02/03

■セントラル愛知交響楽団(2回)
 指揮:齊藤一郎(公開リハーサル)(2012/03/25
 指揮:齊藤一郎2012/03/25

■東京アカデミッシェカペレ(1回)
 指揮:飯守泰次郎2012/06/10
  →【オペラ編】「さまよえるオランダ人」

■東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(日付順)(12回)
 指揮:飯守泰次郎2012/01/18
 指揮:矢崎彦太郎2012/02/10
 指揮:飯守泰次郎2012/03/16
 指揮:宮本文昭2012/04/18
 指揮:飯守泰次郎2012/05/16
 指揮:宮本文昭2012/05/26
 指揮:飯守泰次郎2012/07/14
 指揮:飯守泰次郎2012/08/4
 指揮:広上淳一2012/09/12
 指揮:秋山和慶2012/10/12
 指揮:矢崎彦太郎2012/11/03
 指揮:飯守泰次郎2012/12/28

■東京交響楽団(日付順)(18回、オペラを含めて19回)
 指揮:飯森範親2012/01/07
 指揮:ユベール・スダーン2012/02/25
 指揮:秋山和慶2012/03/10
 指揮:大友直人2012/04/15
 指揮:サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ2012/05/12
 指揮:ユベール・スダーン2012/05/20
 指揮:ユベール・スダーン2012/05/26
 指揮&ピアノ:ゾルタン・コチシュ2012/06/9
 指揮:ユベール・スダーン2012/07/15
 指揮:ユベール・スダーン2012/07/21
 指揮:ユベール・スダーン2012/07/22
 指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ2012/08/12
 指揮:ヴァシリー・シナイスキー2012/09/15
 指揮:尾高忠明2012/10/28
 指揮&ヴァイオリン:ネマニャ・ラドゥロヴィチ2012/11/10
 指揮:飯森範親2012/11/18
 指揮:ユベール・スダーン2012/12/02
 指揮:秋山和慶2012/12/28

 ※新国立劇場「さまよえるオランダ人」
  →【オペラ編】指揮:トマーシュ・ネトピル
2012/03/11

■東京都交響楽団(日付順)(26回)
 指揮:高関健2012/01/17
 指揮:エリアフ・インバル2012/03/23
 指揮:エリアフ・インバル2012/03/29
 指揮:エリアフ・インバル2012/03/30
 指揮:エリアフ・インバル2012/04/07
 指揮:エリアフ・インバル2012/04/12
 指揮:エリアフ・インバル2012/04/20
 指揮:エリアフ・インバル2012/04/28
 指揮:小泉和裕2012/05/14
 指揮:イオン・マリン2012/05/21
 指揮:大野和士2012/06/18
 指揮:山下一史2012/07/01
 指揮:小泉和裕2012/07/19
 指揮:下野竜也 他2012/08/28
 指揮:高関健2012/09/03
 指揮:エリアフ・インバル2012/09/16
 指揮:エリアフ・インバル2012/09/20
 指揮:エリアフ・インバル2012/09/30
 指揮:エリアフ・インバル2012/10/17
 指揮:エリアフ・インバル2012/10/22
 指揮:エリアフ・インバル2012/10/27
 指揮:エリアフ・インバル2012/11/04
 指揮:小林研一郎2012/11/19
 指揮:ヤクブ・フルシャ2012/12/15
 指揮:ヤクブ・フルシャ2012/12/20
 指揮:カール=ハインツ・シュテフェンス2012/12/26

■東京フィルハーモニー交響楽団(日付順)(4回、オペラを含めて12回)
 指揮:チョン・ミョンフン2012/05/02
 指揮:アルベルト・ゼッダ2012/06/21
 指揮:ヤーノシュ・コヴァーチュ2012/10/18
 指揮:大植英次2012/12/21

 ※東京二期会「ナブッコ」
  →【オペラ編】指揮:アンドレア・バッティストーニ
2012/02/18

 ※藤原歌劇団「フィガロの結婚」
  →【オペラ編】指揮:アルベルト・ゼッダ
2012/03/04

 ※新国立劇場「オテロ」
  →【オペラ編】指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
2012/04/01

 ※新国立劇場「オテロ」
  →【オペラ編】指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
2012/04/13

 ※新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」
  →【オペラ編】指揮:エンリケ・マッツォーラ
2012/4/29

 ※新国立劇場「ローエングリン」
  →【オペラ編】指揮:ペーター・シュナイダー
2012/06/16

 ※東京二期会「カヴァレリア・ルスティカーナ/
        パリアッチ(道化師)」
  →【オペラ編】指揮:パオロ・カリニャーニ
2012/07/16

 ※新国立劇場「アイーダ」(演奏会形式、カットあり)
  →【オペラ編】指揮:広上淳一
2012/07/27

 ※藤原歌劇団「夢遊病の女」
  →【オペラ編】指揮:園田隆一郎
2011/09/08

 ※藤原歌劇団「夢遊病の女」
  →【オペラ編】指揮:園田隆一郎
2011/09/09

 ※新国立劇場「ピーター・グライムズ」
  →【オペラ編】指揮:リチャード・アームストロング
2012/10/14

 ※新国立劇場「トスカ」
  →【オペラ編】指揮:沼尻竜典
2012/11/23

■日本フィルハーモニー交響楽団(日付順)(11回)
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2012/03/17
 指揮:ピエタリ・インキネン2012/04/06
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2012/05/13
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2012/05/18
 指揮:佐渡裕2012/05/27
 指揮:小林研一郎2012/06/15
 指揮:下野竜也2012/07/13
 指揮:小林研一郎2012/09/27
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ2012/10/19
 指揮:山田和樹2012/11/09
 指揮:マイケル・フランシス2012/12/07

■PMFオーケストラ(1回)
 指揮:ファビオ・ルイジ2012/07/30

■広島交響楽団(1回)
 指揮:秋山和慶2012/03/27

■水戸室内管弦楽団(1回)
 指揮・オーボエ:ハインツ・ホリガー2012/10/21

■読売日本交響楽団(日付順)(34回、オペラを含めて37回)
 指揮:下野竜也2012/01/09
 指揮:沼尻竜典2012/02/06
 指揮:三ツ橋敬子2012/02/09
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2012/02/14
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2012/02/15
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2012/02/21
 指揮:オスモ・ヴァンスカ2012/02/25
 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ2012/03/07
 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ2012/03/13
 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ2012/03/20
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2012/04/13
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2012/04/22
 指揮:下野竜也2012/05/10
 指揮:下野竜也2012/05/15
 指揮:ゲルト・アルブレヒト2012/06/14
 指揮:下野竜也2012/06/24
 指揮:広上淳一2012/07/12
 指揮:パオロ・カリニャーニ2012/07/23
 指揮:梅田俊明2012/07/29
 指揮:小林研一郎2012/08/18
 指揮:下野竜也2012/09/01
 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ2012/09/24
 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ2012/09/29
 指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー2012/10/6
 指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー2012/10/7
 指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー2012/10/8
 指揮:小林研一郎2012/10/13
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2012/10/20
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2012/10/27
 指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス2012/11/25
 指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス2012/11/29
 指揮:尾高忠明2012/12/14
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2012/12/22
 指揮:シルヴァン・カンブルラン2012/12/24

 ※東京二期会「パルジファル」
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎
2012/9/13

 ※東京二期会「パルジファル」
  →【オペラ編】指揮:飯守泰次郎
2012/9/17

 ※日生劇場「メデア」
  →【オペラ編】指揮:下野竜也
2012/11/11

【外来オーケストラ編】(五十音順)

■ウィーン国立歌劇場管弦楽団(日付順)(2回)

 ※ウィーン国立歌劇場日本公演「サロメ」
  →【オペラ編】指揮:ペーター・シュナイダー
2012/10/16

 ※ウィーン国立歌劇場日本公演「アンナ・ボレーナ」
  →【オペラ編】指揮:エヴェリーノ・ピド
2012/10/31

■ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団(日付順)(2回)

 ※ウィーン・フォルクスオーパー日本公演
  「ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち」
  →【オペラ編】指揮:サッシャ・ゲッツェル
2012/05/20

 ※ウィーン・フォルクスオーパー日本公演
  「レハール:メリー・ウィドウ」
  →【オペラ編】指揮:エンリコ・ドヴィコ
2012/05/25

■ウクライナ国立オデッサ歌劇場管弦楽団(1回)

 ※ウクライナ国立オデッサ歌劇場日本公演「イーゴリ公」(ゲネプロ)
  →【オペラ編
2012/01/05

■カメラータ・ザルツブルク(1回)
 指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー2012/11/02

■サンフランシスコ交響楽団(1回)
 指揮:マイケル・ティルソン・トーマス2012/11/20

■チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(1回)
 指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ2012/10/16

■トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団(1回)
 指揮:トゥガン・ソヒエフ2012/12/08

■バイエルン放送交響楽団(1回)
 指揮:マリス・ヤンソンス2012/11/28

■バンベルク交響楽団(1回)
 指揮 : ヘルベルト・ブロムシュテット2012/11/01

■フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)(1回)
 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ2012/06/02

■ブレコン・バロック(2回)
 ヴァイオリン・指揮:レイチェル・ポッジャー2012/02/18
 ヴァイオリン・指揮:レイチェル・ポッジャー2012/02/19

■ムジカ・ヴィーヴァ(1回)
 指揮:アレクサンドル・ルーディン2012/5/3

■ロシア・ナショナル管弦楽団(1回)
 指揮:ミハイル・プレトニョフ2012/06/23

【国内オペラ編】(五十音順)

■神奈川県民ホール(1回)

 「タンホイザー」指揮:沼尻竜典2012/03/24
 →【国内オーケストラ編】神奈川フィルハーモニー管弦楽団

■サイトウ・キネン・フェスティバル松本(1回)

 「火刑台上のジャンヌ・ダルク」 指揮:山田和樹2012/08/19
 →【国内オーケストラ編】サイトウ・キネン・オーケストラ

■新国立劇場(日付順)(8回)

 「さまよえるオランダ人」
  指揮:トマーシュ・ネトピル
2012/03/11
  →【国内オーケストラ編】東京交響楽団

 「オテロ」
  指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
2012/04/01
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「オテロ」
  指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
2012/04/13
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「ドン・ジョヴァンニ」
  指揮:エンリケ・マッツォーラ
2012/04/29
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「ローエングリン」
  指揮:ペーター・シュナイダー
2012/06/16
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「アイーダ」(コンサート形式、カットあり)
  指揮:広上淳一
2012/07/27
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「ピーター・グライムズ」
  指揮:リチャード・アームストロング
2012/10/14
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「トスカ」
  指揮:沼尻竜典
2012/11/23
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

■東京アカデミッシェカペレ(1回)

 「さまよえるオランダ人(演奏会形式)」
  指揮:飯守泰次郎
2012/06/10
  →【国内オーケストラ編】東京アカデミッシェカペレ

■東京二期会(日付順)(4回)

 「ナブッコ」
  指揮:アンドレア・バッティストーニ
2012/02/18
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)」
  指揮:パオロ・カリニャーニ
2012/07/16
  →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「パルジファル」
  指揮:飯守泰次郎
2012/09/13
  →【国内オーケストラ編】読売日本交響楽団

 「パルジファル」
  指揮:飯守泰次郎
2012/09/17
  →【国内オーケストラ編】読売日本交響楽団

■東京・春・音楽祭(1回)

「タンホイザー」(演奏会形式)指揮:アダム・フィッシャー2012/04/08
 →【国内オーケストラ編】NHK交響楽団

■日生劇場(2回)

 「メデア」指揮:下野竜也2012/11/11
 →【国内オーケストラ編】読売日本交響楽団

 「フィガロの結婚」 指揮:広上淳一2012/11/24
 →【国内オーケストラ編】新日本フィルハーモニー交響楽団

■藤原歌劇団(日付順)(3回)

 「フィガロの結婚」指揮:アルベルト・ゼッダ2012/03/04
 →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「夢遊病の女」 指揮:園田隆一郎2011/09/08
 →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

 「夢遊病の女」 指揮:園田隆一郎2011/09/09
 →【国内オーケストラ編】東京フィルハーモニー交響楽団

【外来オペラ編】(五十音順)

■ウィーン国立歌劇場日本公演(日付順)(2回)

 「サロメ」
  指揮:ペーター・シュナイダー
2012/10/16
  →【外来オーケストラ編】ウィーン国立歌劇場管弦楽団

 「アンナ・ボレーナ」
  指揮:エヴェリーノ・ピド
2012/10/31
  →【外来オーケストラ編】ウィーン国立歌劇場管弦楽団

■ウィーン・フォルクスオーパー日本公演(日付順)(2回)

 「ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち」
  指揮:サッシャ・ゲッツェル
2012/05/20
  →【外来オーケストラ編】ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団

 「レハール:メリー・ウィドウ」
  指揮:エンリコ・ドヴィコ
2012/05/25
  →【外来オーケストラ編】ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団

■ウクライナ国立オデッサ歌劇場日本公演(1回)

 「イーゴリ公」(ゲネプロ)2012/01/05
  →【外来オーケストラ編】ウクライナ国立オデッサ歌劇場管弦楽団

【室内楽・器楽曲編】(日付順)

■小菅優(P)2012/01/07
■アルカント・カルテット2012/01/15
■ラリッサ・デードワ(P)2012/02/07
■ラリッサ・デードワ(P)2012/02/11
■仲道郁代(P)2012/02/12
■レイチェル・ポッジャー(Vn)&アリソン・マクギリヴレイ(Vc)2012/02/19
■ディエゴ・アレス(チェンバロ)2012/02/19
■クアルテット・エクセルシオ2012/03/08
■セントラル愛知響メンバーによる室内楽2012/03/18
■群響メンバーによる室内楽2012/03/25
■デュオ・プリマ(礒絵里子(Vn)&神谷未穂(Vn))2012/05/01
■デュオ・プリマ(礒絵里子(Vn)&神谷未穂(Vn))2012/05/01
■リディヤ・ビジャーク(P)&サンヤ・ビジャーク(P)2012/05/03
■児玉麻里(P)&児玉桃(P)2012/06/04
■アマリリス弦楽四重奏団2012/06/09
■クヮトロ・ピアチェーリ2012/06/11
■東京クヮルテット&清水直子(Va)2012/07/05
■東京クヮルテット&清水直子(Va)2012/07/06
■加藤訓子(マリンバ・パーカッション)2012/07/27
■都響メンバーによる室内楽2012/08/05
■上原彩子(P)2012/08/26
■庄司紗矢香(Vn)&ジャンルカ・カシオーリ(P)2012/10/20
■上海クァルテット&長富彩(P)2011/11/03
■河村尚子(P)2012/11/25
■クリスチャン・ツィメルマン(P)2011/12/12

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2012年12月28日 (金)

飯守泰次郎/東京シティ・フィル(2012/12/28)

2012年12月28日(金)19:30
東京文化会館

指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

(第九特別演奏会)
ソプラノ:佐々木典子
メゾ・ソプラノ:小山由美
テノール:望月哲也
バリトン:大沼徹
合唱:東京シティ・フィル・コーア
合唱指揮:藤丸崇浩

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

飯守マエストロが振れば…の想定通り…ということは、私としてはこれ以上無い!という、今年最後の演奏会。
終わり良ければすべて良し。
それにしても、マエストロが素晴らしいのは当然のこととして、小山由美さん、相当に素晴らしかったのではないでしょうか?

飯守さんが振れば、重心の低い音がズシーンととどろくのは想定内。
想定内ですが、何回聴いても、これは快感以外の何ものでもありません。
編成の大きさからして、ゲスト奏者がそれなりに多いにせよ、長いこと常任を務めたオケとの、あうんの呼吸はさすがです。

あえて言えば、第3楽章の前半の方で、オケの方に、ほっとひと息ての雰囲気が漂ったような気がしたのは、私の気のせいでしょうか?
いや、聴き手の私が、前半の2楽章で圧倒されて、勝手にそう思っただけかもしれません。
もちろん、それは、すぐに解消。
第3楽章後半の旋律の流れは格調高い。
カンブルラン様ノリントン様を聴いた後だと、結構ゆっくり目に感じてしまいましたが…。

第4楽章の声楽は、バリトンの方は、歌い始めは少し緊張されたのかな?
テノールさんの方は、劇的ではありましたけど、少し芝居がかった(という表現が不適切なら、はりきり過ぎの?)ような歌い回しの感も…。
女声のお二人は素晴らしかったと思いました。

特にメゾ・ソプラノの小山由美さん、メゾ・ソプラノ(やアルト)が、こんなにくっきりと聴こえたのは、私は初めてだったかもしれません。
第九だと聴こえにくくありません?(私がP席で聴いていることが多いせいかもしれませんが…)

シティ・フィル・コーアも、オケ附属のコーラスだけあって、音の統一感が素晴らしい。
同じ飯守さん指揮の、ティアラこうとうでの真夏の第九の合唱団も、今年はかなり良かったと思いましたが、やはりシティ・フィル・コーアには一目を置かざるを得ないですかね。

…というわけで、私にとって初の経験の「第九」のハシゴは、前述のように、終わり良ければすべて良しでした。

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秋山和慶/東響(2012/12/28)

2012年12月28日(金)14:00
サントリーホール

指揮&チェンバロ:秋山和慶
東京交響楽団

(「第九と四季」2012)
ヴァイオリン:小林美樹
ソプラノ:文屋小百合
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:カルステン・ズュース
バス:アッティラ・ユン
合唱:東響コーラス
合唱指揮:安藤常光

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」~春・冬
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
蛍の光(サンコール)

私にとってはこれを聴かないと1年が終わらない演奏会。
前プロの「四季」のヴァイオリン独奏、小林美樹さんも攻めの演奏で素晴らしかったと思います。
秋山さんの「第九」は毎年恒例ですが、いつも同じではなく、進化を続けていると思います。
一時期の弾力的な完成系から少し踏み出して、鋭さが加味された(いや復活した?)かもしれません。

「四季」は、毎年のことですが、結構ソリストの実力、あるいは弾き込みの程度が演奏に出る、結構怖い曲だと思います。
(一回だけですが、おいおい、練習してきたの?という年もありました。)
この日のソリストの小林美樹さんは、素晴らしかったと思います。
お名前は存じ上げておりましたが、演奏を聴くのは初めてだと思います。
安全運転でまとめようとせず、結構攻めの演奏だったのが好感、特に「冬」。
生演奏で聴くなら、大人しくまとめた演奏よりも、細部で多少何かあっても、こういう攻めの姿勢の積極的な演奏の方が好ましいのは言うまでもありません。
会場は第九を前に、前プロの「四季」では意外と盛り上がらないのはよくあることで、この日もそうだったのですが、「第九と四季」常連の私からすると、それが気の毒なくらい、良いソロだったと思いました。
小林美樹さん、次回は定期演奏会で聴きたいものです。

本編の秋山さんの第九は、私にとっては何度目かわからないくらい聴いている演奏ですが、ずーっと同じではなく、年月を経るごとに進化しています。
一時期のふわっとした感じの極上のニュアンスも素晴らしかったと思い出しますが、あの完成系から再び新しい領域に踏み出しているのかもしれません。

ティンパニの強打もやや固めも鋭い音になり、ピリオド…という演奏ではないですが、旋律の明瞭さも手伝い、少し鋭さが加味された印象。
もっとも昔の秋山さんの印象からすれば、少しだけ昔に返ったようでもあり、でも、単なる回帰ではなく、円熟の上での進化です。

その、私が感じた、鋭さの加味は、音作りにスパイスのように効いていて、でも、秋山さんの本質の、安定感は健在。
最後の高揚する畳み掛けも健在。
秋山さんはこのシリーズを、何年振っているのでしょう?
少なくとも私が学生の頃にはありました。
アンコールの「蛍の光」も。
当時はまだ東響コーラスではありませんでしたが。
ここまで来ると、伝統と言って良いのでしょう。

アンコールの「蛍の光」が、ペンライトの光が輝く中、照明を暗くして、幻想的な雰囲気で終結するのも例年通り。
でも、これを体験したくて、毎年のように足を運んでいます。
今年も、清水華澄さんが、P席の方を向いて歌ってくれました!

…というわけで、私にとっては欠かせない年末の恒例行事で、演奏は前プロも含めて素晴らしかったのですが、隣の席の方が、随所で曲に合わせて貧乏ゆすり…いや、足で拍子をとり、閉口しました。
ホールの座席はつながっているから、振動は伝わるんですよね…。

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2012年12月26日 (水)

シュテフェンス/都響(2012/12/26)

2012年12月26日(水)19:00
サントリーホール

指揮:カール=ハインツ・シュテフェンス
東京都交響楽団

(都響スペシャル「第九」)
ソプラノ:澤畑恵美
メゾソプラノ:竹本節子
テノール:福井敬
バリトン:福島明也
合唱:二期会合唱団

ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

最後は猛然と爆演一歩手前?
会場は湧いていましたけど、私の個人的な好みの音色とは少々違った演奏だったような…。
僅差なんですよ、物理的には。
98点と96点くらいの差?
でも、個人的嗜好の観点での聴感上の差は、それなりにあるのは致し方ありません。

前プロの「レオノーレ」第3番から、なんとなくメタリックっぽい音色にちょっと戸惑いますう。良く言えばモダンなサウンド、悪く言うと弦と管の溶け合いがやや不十分なハーモニー?そこは都響だから惨い演奏では全くないけど…。
比較は野暮ですが、フルシャ様の後だけに…。

前プロの後、休憩無しで本編の第九へ。
独唱と合唱の入場は第3楽章の前なので、最初はオケだけ。
何となくメタリックに感じるのは同じ。
「ドイツ的」というのは私が勝手にイメージしているだけかもしれませんが、事前の想像とはそれなりに違います。
何となく人造物っぽい音のような…。

「ドイツ的な音」というのが私の勝手な思い込みであるのは。CDで聴くカラヤン/ベルリン・フィルの音が、モダンでスタイリッシュであることからも、確かでしょう。
でも、あちらは超一級品の偽物(と昔、音楽評論家の先生が言っていました)、こちらは同じ偽物でも…(暴言失礼!)。

乱暴な言い方を続けるならば、この日のベートーヴェンは、CDで聴く70年代のカラヤン/ベルリン・フィルのベートーヴェンに、系統的にはかなり近いような…。
でも、あれは帝王カラヤンだから出来る演奏では?
いや、こういう演奏が好きな方もいらっしゃるでしょうから、あくまでも私の好みの問題ですが…。

そういうわけで、第3楽章が美しさをあまり感じずに過ぎて行ったのは、かなり意外。
フランス人イギリス人のマエストロの快速テンポですら、その旋律の美しさに酔ったのに…。
第4楽章の声楽が入った後は結構楽しめましたけど、近年珍しい、祝祭的な、年末第九っぽかったような…。

私はP席での鑑賞でしたが、その反対側で聴いても、二期会合唱団はさすがプロ。
音大のコーラスと比較しては失礼ですが、やっぱり年末第九と言えども、プロか、アマチュアでもオケ附属のコーラスで聴きたいと、いつも思います。
もちろん、プロでも、団体によってそれなりに違いはあるのですが…。

私は福井敬さんは男声では一番好きな歌手で、今回も楽しみにしていて、その期待はそれなりに満たされたのですが、オペラで役を演じる福井敬さんの凄さを知ってしまってからは、やっぱり福井敬さんはオペラで観たいかな…と言うのは贅沢過ぎる願望。
すみません。

…と言うわけで、大植さんの第九が積極的な反発だったとすると、今宵の第九は消極的な違和感(積極、消極は、聴き手の私の意識の話し)。
ああ、やっぱりフルシャ様は良い指揮者でしたね…と言う暴言失礼。
当初、指揮が予定されていたボッセさんの逝去から約11ヶ月ですね…。

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2012年12月24日 (月)

カンブルラン/読響(2012/12/24)

2012年12月24日(月・祝)14:00
東京芸術劇場

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第60回みなとみらいホリデー名曲シリーズ)
ソプラノ:木下美穂子
メゾ・ソプラノ:林美智子
テノール:小原啓楼
バリトン:与那城敬
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

中一日で2回目の鑑賞。
ホールも席の位置も違うので断言出来ませんが、回を重ねて、オケのハーモニーは進化していたかもしれません。
その分、ややマイルドにも聴こえ気もしましたが、第4楽章の畳み掛けるようでありながら、オケと合唱の一体感のある演奏はハイレベルで本当に素晴らしい!
ハイレベルのプロ集団の新国立劇場合唱団だからこそ、カブルラン様の棒にオケと一緒に反応して、そう出来たのだと思います。

本日から?テノールが与儀巧さんに交代。
ちなみに第2ヴァイオリン首席の赤池さんの姿が見えなかったような気がしましたが、私の気のせいかな?
(インフルエンザとかでなければ良いのですが。)
ともあれ、公演も回を重ね、どことなくオケのメンバーにも余裕の雰囲気が漂いますが、手抜きしている演奏ではなく、アンサンブルの進化と言って良いでしょう。
オケのメンバーのカンブルランの棒を見る視線にも余裕が出て来たような…。

先日(と言うほど前ではありませんが)の芸劇で感じた、研ぎ澄まされた緊張感と、どちらが良い悪いではなく、同じ指揮者、同じ曲目でも、回によって結構違いますね。
どちらにも、良いところがあり、少なくともオケに関しては、甲乙つけがたい。

その、前半、ややマイルドに聴こえたこの日の演奏ですが、ゆるい演奏などではなく、高い次元で融合し、弾力性が増したような演奏。
速めだけど物足りなくないのは同様。
第3楽章の美しさは、ややスリムな音に感じた芸劇での印象よりも上だったかもしれません。

割と余裕で弾いている印象のオケでしたが、第4楽章は鈴木さん、毛利さんをはじめ、ゴリゴリゴリッと弾きまくりのハイテンション。
それでも音は溶け合い、純度を維持。
そして前述のように、この日も新国立劇場合唱団は、オケと完全に一体化した、さすがはプロ!という歌唱。

この日の私の席は、声を聴くにはハンディのある席でしたが、類推するに、テノールの与儀さんは、芸劇で歌った方よりも声が響いていたような…。
しかし、バリトンの方は、この日はカンブルラン様が棒を振らずに任せたら、少々時代がかった歌唱になっていたような気も…。

まあ、音響的にハンディのある席にもかかわらず、独唱者以外はそのハンディをあまり感じずに、オケとコーラスが一体となった演奏を満喫出来たのはコストパフォーマンス抜群!
読響の今シーズンのラインナップが発表になったときから楽しみにしていた公演、その期待は十二分に満たされました。

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2012年12月23日 (日)

ノリントン/N響(2012/12/23)

2012年12月23日(日)15:00
NHKホール

指揮:ロジャー・ノリントン
NHK交響楽団

(ベートーヴェン「第9」演奏会)
ソプラノ:クラウディア・バラインスキ
アルト:ウルリケ・ヘルツェル
テノール:成田勝美
バリトン:ロバート・ボーク
合唱:国立音楽大学

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

贅肉をそぎ落として現れた生で聴くノリントン・サウンドは、ちっともやせ細っていない。
スリムだけど本当に美しい。
チケットが高い!と思っていましたが、これなら十分に納得の価格。
(定期公演ではB席の、1階前方壁ぎわのA席で鑑賞しました。)
今年を逃したら一生聴けないかもしれないノリントン様の生の第九を体験出来て幸せ!でした。

ノリントン様の音楽に私の耳が慣れたのか、ほど「変わったことをやっている」と思わずに、すんなり聴きました。
その、すんなり聴いた分、物珍しさではない、ノリントン様の音楽の本当の素晴らしさに浸ることが出来たように思います。
N響の音とは思えない軽量級の音の美しいこと!

いや、いろいろ変わったことはやっていたはずなのですが、その全ては、作為的ではなく必然のように聴こえるから不思議です。
プログラム冊子記載のノリントン様の談話の「ベートーヴェンの意図に忠実なのは、私の方なのですよ」は、たぶん正しいのでしょう。
ただし、正解は唯一無二ではないはずです。
多くの攻め方がある名曲、ベートーヴェンの交響曲…ということなのでしょう。
もちろん、中途半端な作為は二流と言って良い結果に終わると思います。
そして、ノリントン様の場合は、おそらく終始一貫して体系的に組み上げられ、その系統できちんと完結しているのでしょう。

前日のカンブルラン様と系統は違いますが、それでも「同様に」と言いたくなるのは、第3楽章がこれだけ速く演奏されたのに全く物足りなくなく、美しい旋律に酔わされたこと。
もっとも、ノリントン様は、プログラム冊子の談話で「ウィットと対話の重要性」「即興性」「メロディは二の次」と語っているのですが…。

ノリントン様の第九で、おそらく一番面白いのが第4楽章の冒頭から歓喜の歌の手前まで。
これが本当にN響のコントラバスの音ですか?と言うような、形容し難い軽やかな音。
猛スピードにもかかわらず、中身が薄っぺらな印象は皆無。
おそらく、この日最高の体験となるはずだったのですが…。
いや、途中まで、明らかにそうだったのですが…。

その、私の気持ちが最高にときめいた時、無情にも会場から飴の袋をいじくる音が…。
なかなかやめないので執拗に続く。
目を向けると、1階正面最前列左端の、白髪のマスクをした男性。
ようやく飴を口に入れた後も、袋を丸めようとしていじくり続ける。
その間、耳障りな音が持続する。
結局、歓喜の歌の寸前まで持続。

私は完全に集中力を削がれ、怒り心頭、金返せ…の気分でしたが、その方の口の中の飴は演奏終了までもったようで、その後はノイズは未発生。
私も気を取り直し、再び音楽に集中。
いや、演奏が、忘れさせてくれるくらい、素晴らしかったのでしょう。

前日のカンブルラン様もそうでしたが、この日のノリントン様も、かなりの部分で独唱に対しても棒を振っていましたので、声楽が加わった後でも音楽は一気に楽天的になったりせず、ノリントン・ワールドが持続。
ピンチヒッターの成田さんも、急きょノリントン流の歌い方で大変だった思いますが、健闘と言って良いでしょう。

合唱が入った後でも、音大の大人数の合唱とは思えないスピードがあったりします。
これが、プロの少人数のコーラスだったらどうなったかな?という思いは多少はありました。
しかし、巨大空間のNHKホールでは、大人数にせざるを得なかったかもしれませんし、ましてや音大生では。
まあ、よく頑張って、あの棒について行っていたとも思います。

一番面白い所での飴の袋をいじくる音の妨害。
独唱はともかく、合唱は、文句をつけたら酷なくらい健闘したとは思うものの、でも、もしプロだったら…という思い。
それでも、本当に幸せな体験でした。
あのN響が、ノリントン様の楽器になって、こんな音を出してくれて本当に嬉しい。

なお、独唱は、舞台下手の第1ヴァイオリンの後方に結構高い壇が設置されており、そこでの歌唱。
第3楽章前に登壇。
ノリントン様だから当然、オケは対向配置、コントラバスは最後列の合唱の前。
大合唱団がいたので、4月の時のような仮設反響板の設置はありませんでした。

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2012年12月22日 (土)

カンブルラン/読響(2012/12/22)

2012年12月22日(土)18:00
東京芸術劇場

指揮:シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団

(第200回東京芸術劇場名曲シリーズ)
ソプラノ:木下美穂子
メゾ・ソプラノ:林美智子
テノール:小原啓楼
バリトン:与那城敬
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

75分?のショートプログラムとは思えない凝縮された演奏に大満足、納得のプライス。
筋肉質の鍛えられた肉体が躍動する様は、唖然として受け止める以外にありません。
スリムでスピーディーな響きなのでしょうが、中身はぎっしり、ずっしり。
あっさり感のかけらもありません。
これは凄い!

カンブルラン様が振ればこういう演奏になるよ…という想定通り、期待通りと、想定通りなのに凄すぎる…という想定外のサプライズと…。
スリムで筋肉質、スピーディーな音は、おそらくそうだとは思っていましたが、それが軽量級ではなく、ズシン、ズシンと地鳴りのように押し寄せる。

赤鬼カンブルラン様!
紅潮した顔で、動く、動く、振りまくる。
第1楽章で既に会場全体を制圧し、舞台上も客席も、マインドコントロール下のトランス状態?
第2楽章も激しい、激しい、早いけど激しい。
それなのに細部まで棒のコントロールが行き届いている。

第2楽章で、夢中で振っていてスコアをめくるのを忘れていたようで、繰り返しの後に、あれ、今どこ?とスコアをパラパラめくっていたのはご愛嬌。
その感も指揮棒を持つ手はおろそかにならないのが、これまた凄い。
まあ、カンブルラン様なら楽譜は見なくても、身体にしみこんでいますかね。

第3楽章も基本的には速めですが、旋律の歌い回しは美しいのなんの。
このスピードでこれだけメロディを歌わせるカンブルラン様も凄いですが、それを音にして見せた読響も凄い。

第4楽章も、年末第九に時折ある、急に祝祭的な開放感になったりせず、従前の演奏。
独唱に対してもカンブルラン様は棒を振っていたため、結構いい線でカンブルラン様の音楽になっていたのは嬉しい。
もっとも、時折テノールの声が聴き取りにくかったりということはありましたが、まあ、実演では、それなりに遭遇する事象のような気もしますので、目くじらを立てるほどのことはないかもしれません。

新国立劇場合唱団は、さすが優秀なプロ集団だけあって、カンブルランの棒にプロのレベルで反応し、オケから浮くことなく、オケと一体のハーモニーを形成していたのも素晴らしい。
オケもコーラスも、これだけ煽られて、その棒に忠実に反応していながら粗雑にならずに最後まで行ったのも凄い。

演奏中、何度も、ああ、なぜ私は、カンブルラン様の第九全公演のチケットを買わなかったのだろう…と思いました。
演奏が終わって現実に戻れば、それは無理なのはわかっていますが…。
もう一回聴きたいか?と問われれば、返答は迷わずYes…の素晴らしい第九でした。

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2012年12月21日 (金)

大植英次/東フィル(2012/12/21)

2012年12月21日(金)19:00
東京オペラシティコンサートホール

指揮:大植英次
東京フィルハーモニー交響楽団

(ベートーヴェン『第九』特別演奏会)
ソプラノ:アンナ・ガブラー
アルト:スザンネ・シェファー
テノール:ヨセフ・カン
バリトン:アンドレアス・バウアー
合唱:東京オペラシンガーズ

モーツァルト:オッフェルトリウム「主の御憐れみを」K.222
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

エンターテインメントですね、この第九は。
正直、のたうち回るような大暴れの指揮に、ついていけない所もあったのですけれど、エキサイティングではあり、面白かったです。

一曲目のモーツァルトの作品は、弦楽器群(対向配置)と舞台上の小さなオルガンと合唱による曲。
演奏と歌唱が始まると、瞬時に下世話な外界のことを忘れ、浄らかな世界へ。
プログラム冊子記載のように、歓喜の歌に少し似た旋律がヴァイオリンに現れました。
この曲、プログラム冊子の記載では約6分。
その後に休憩15分。
「6分で休憩?」と思いましたが、それでも休憩終了時に時計を見たら19:30に近かったです。
まあ、出入りとかもありますので、こんなものかもしれません。

休憩前は第1ヴァイオリンが8人の編成でしたが、休憩後は16人の編成へ。

第九は、力強いけど意外とスリムな響きで、ティンパニの鋭い音の強打もあり、ピリオドではないにせよ、今風?のベートーヴェン。
しかし、相当に変わっている印象を受けました。
大植さんは拍子を取るのはそっちのけ?で、表情付け…と言うよりは、身体全体と顔面を駆使して、のたうち回り、大暴れ。

正直、この大げさな動きは何?
ここで身体をよじってうずくまる意味は何?
ここで第2ヴァイオリンの方を向いて煽っているけど、音に反映されているの?
…というような印象も多々ありました。
面白いけど、聴き疲れする感も結構ありました。
第九という曲を、このように指揮する意味は?とも思いました。

そんなわけで、第3楽章までは、私的には違和感の方がやや勝る印象。
第2楽章の中間部分が悦楽極まりない悦びの音楽として流れたのはちょっとびっくり。
第3楽章が終わった後に間合いを長く取り、オケのメンバーが何人か入場してきて加わりました。
私の席からは死角だったのでよく見えなかったのですが、合唱と独唱は、オケが歓喜の歌を奏でている間の入場だったのかな。

第1楽章からずっと、面白いけど疲れる、やり過ぎ…の違和感を感じながら聴いていましたが、声が入ってからは、その違和感も消え、ようやく私の精神は、鳴っている音楽に入り込めることが出来ました。
オペラシティの空間に高らかに響くハーモニーは、誇らしいほどにスケールが大きい。

声が入ってからは、大植さんは、歌詞を歌うかのように、口をパクパクさせながらの指揮。
さすがにオケだけの時ほど強引なことは出来なかった…のかどうかはわかりませんが、私としては、そちらの方が自然な気持ちで楽しめたことは事実です。
強引でなくても音楽は十分に高揚します。

最後は止まりそうなくらいに弦楽器を弾かせて入り、コーラスが歌い終わったら猛然と加速し、最後まで大暴れの指揮で締めくくりました。

こういう第九の演奏が好み?もう一回聴きたい?と問われれば、いいえと答えざるを得ません。
荘厳な第九だけが正解とも思いませんが、今宵の第九が、私が第九に求めているものとは違っていたことは確かです。
しかし、面白かったことも事実です。
損した、金返せ…という気分ではなく、このエンターテインメントを体験出来て良かった!と思ったことも事実です。
そう、エンターテインメントとして割り切れば、快感!の第九でした。

なお、蛇足ですが、この日の会場は、東フィル主催公演のいつものように「当楽団では楽章間のご入場はご遠慮いただいております」と場内アナウンス。
しかし、第九の第1楽章が終わった所で、1階席後方でお客さんを案内して入場させていたのが見えました。
この日、相当数いらしたと見受けられる招待客だったかどうかは不明です。
個人的には、東フィルの楽章間入場不可の運用にはあまり納得できないので、入場させたこと自体は良いことだとは思いますが…。

20121221

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2012年12月20日 (木)

フルシャ/都響(2012/12/20)

2012年12月20日(木)19:00
東京文化会館

指揮:ヤクブ・フルシャ
東京都交響楽団

(第746回定期演奏会Aシリーズ)

マルティヌー:交響曲第6番「交響的幻想曲」
ベルリオーズ:幻想交響曲

終演直後、フルシャさんが最初にひっこんだ瞬間の、舞台上のオケのメンバーのはじけ具合いが、この演奏のもの凄さを物語っていたのではないでしょうか!
もう、大はしゃぎに近かったのでは?
興奮していたのは、客席だけではなかったようです。

一曲目のマルティヌーは、CDで聴いても捉えどころのよくわからなかった曲が(わかったなどとは口が裂けても言えませんが)ふっくらとした響きの連続性で楽しめました。
某指揮者のCDだと、断片的な部分をつなぎ合わせたような印象だったのです。

先日のB定期で「前回(私は2年前のA定期)よりスケールアップしたのでは?」と思った印象は、この演奏で確信に近づきました。
B定期の時に「文化会館ではなく、サントリーホールで聴いたからかな?」とも思ったのですが、文化会館で聴いても、ふたまわりくらい音の風格が大きくなった印象。

私にとって捉えどころのよくわからないマルティヌーですら結構楽しめたのですから、有名曲の幻想交響曲がツボにハマらないわけはないのですが、事前の想定を遥かに凌駕する演奏は驚異としか言いようがありません。
柔と剛、繊細と大胆、極上のニュアンスと輝かしさ。

第1楽章からして、おそらく本番でのサプライズの連発の指揮だったのではないかと想像しましたが、おっ、おっ、おおぉーと大小様々な驚きの連続。
結構煽っていますが、都響なので下品な音にはならず、品格を保った上での高揚感。
それは後の楽章へ行くほどヒートアップ。
第1楽章終盤で一度頂点に達し、第3楽章中ほどでも頂点に達し、さらに第4楽章、第5楽章…。

第4楽章の繰り返しで「儲かった!」と、はしたないことを考えたのもほんの一瞬。
私の意識は、音の連射を受け止め、追いかけるのがやっと。
フルシャさんは各楽章の終了ごとに間合いを長くとり、汗を入念に拭っての指揮でしたが、聴き手の私の体感的は、間合いを空けずに一気に聴いたかのよう。
第5楽章は、もう、呆れるばかりの輝かしさ!
これでもか、これでもか、と攻めたてられて第5楽章が終わった後のフライング気味のブラボーはまあ、仕方ないですかね。
それに続く盛大なブラボー。
四方コンミス、山本コンマスも汗を拭う。
文化会館にしてはお客さんがバラバラと帰り始めるのが遅かったかな?

都響の幻想交響曲と言えば、故フルネさん(でした=過去形)。
香り立つような極上のニュアンスに、故フルネさんを一瞬思い出したりもしましたが、それに加わる、弾けるような躍動感と輝かしさは、フルシャさんと都響が、新しい時代に足を踏み入れたと言って良いのではないでしょうか。
故フルネさんと都響の名演の思い出はCDとして大切にとっておいて、今の時代に生きているフルシャさんと都響のコンビを、会場で、生で体験することが出来る幸せ!
このコンビの、輝かしい現在と未来を祝福するにふさわしい圧倒的な演奏でした。

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2012年12月16日 (日)

デュトワ/N響(2012/12/16)

2012年12月16日(日)15:30
Bunkamuraオーチャードホール

指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団

(オーチャード定期第72回)
ピアノ:児玉桃

ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
サン・サーンス:ピアノ協奏曲第2番
リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」
         ~行進曲
(アンコール)

少し荒目の箇所もあったかもしれませんが、その分、迫力のある音を堪能。
前半は眠くなってしまい、桃さんなのにもったいないことをしました。
ちなみに完売だったみたいです。

最初の「優雅で感傷的なワルツ」、昼下がりで眠い上に、超・久しぶりに聴くオーチャードホールの音響に戸惑いました。
デュトワさんなのに洗練された音ではなく、団子状の音に聴こえます。
残響はありますが分解能は高くない(標高と値段は高い)私の席。
半分、うとうとしてたので、偉そうに言えませんが。

サン・サーンスの協奏曲では、桃さんのピアノの音はきれい、かつ、芯のある音に聴こえて一安心。
しかし、またもや睡魔が…。
桃さんなのにもったいない、もったいない。
最後は結構白熱していたと思いますが、残念ながら、うつらうつらとしていたので…。

休憩後のシェエラザードは、ちゃんと覚醒して聴くことが出来ました。
私の席の音響は多少脳内補正が必要にせよ、補正された状態では、かなりの気力、迫力がみなぎる、生演奏ならではの高揚した演奏だったと思います。
ソロを弾いたコンマスは篠崎さん。
チェロは木越さんかな。
演奏終了後、デュトワさんは、篠崎さんだけでなく、木越さんも何度も立たせていました。

正直、磨き上げが完璧ではないのかなぁ…という箇所は少なからずあった要に感じました。
通常のA、B、C定期とはリハーサル日数が違うのかな?
それでも、それを補って余りある、やる気モードのN響の迫力ある音。
もちろんデュトワの指揮姿も気合い入り。

私の席が、前述のようにい、音がやや団子状態に聴こえる音響だったので、めくるめく色彩感は感じられず、モノクロームっぽく感じてしまったのは少し残念でしたが、酷いというほどの劣悪な音でもなく、脳内補正の許容範囲内。
逆に、その、やや団子状態の音は、モノラル録音を聴いているようで、迫力があったりして。

アンコールの「くるみ割り人形」の行進曲では、弦よりも金管がやや前に感じられる私の席の音響にぴったり。
この曲は脳内補正を使わずとも結構楽しめました
。基本、微妙に荒目、でも迫力あり。
そうは言ってもN響はうまいです、本気になれば。

私にとっては超・久しぶりのオーチャードホール。
たぶん2007年のチューリッヒの引越し公演以来だと思います。
少し奮発して3階サイドの席を選んだのですが…。
このホール、どこが良いのでしょうね?
まあ、次に行くのはいつになるかわからないから、どうでもいいですが…。

20121216n

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2012年12月15日 (土)

フルシャ/都響(2012/12/15)

2012年12月15日(土)19:00
サントリーホール

指揮:ヤクブ・フルシャ
東京都交響楽団

(第745回定期演奏会Bシリーズ)
ピアノ:ゲルハルト・オピッツ

バルトーク:ピアノ協奏曲第2番
コダーイ:ガランタ舞曲
バルトーク:「中国の不思議な役人」組曲

マエストロ・フルシャ、2年前よりも風格がついて、パワーアップしていません?
いや、私がそのときに気がつかなかっただけかもしれませんが…。
圧巻の凄演!でした、恐れ入りました。
皆さんがフルシャ、フルシャ、と騒ぐわけがようやくわかりました。

最初のバルトークのピアノ協奏曲第2番は、私は生で聴くのは、もしかしたら初めてかもしれません。
若きポリーニさまとアバドさまのCDで育った世代としては、ずいぶんマイルドな印象を受けました。
でもまあ、2012年の今の時代に演奏されるバルトークとしては、妥当なのかもしれません。
マイルドに感じると言っても、ヤワな印象というほどでもなく、むしろ音が調和し、スケールの大きさは感じます。
微弱音の繊細な美しさはピアノもオケの両方とも。
古典となった作品と、円熟したピアニストと、成熟したオケの都響がそこにはありました。

もちろん、仮に東京文化会館で、1月定期で、高関健さんと岡田博美さんだったら、どういう音になったかな?…という思いもありましたが、フルシャさんは、2年前よりも風格がついて、スケールアップしたのでは?…という思いも…。
その思いは、後半でさらに…。

ガランタ舞曲と中国の不思議な役人、もう文句のつけようがない演奏でした。
繊細にして大胆不敵。
フルスケールになっても音が濁らずに調和。
弾力性と剛性の両立。
威力。
マエストロ、前からこんなに凄かったのでしたっけ?
2年前は、私はA定期のみの鑑賞でした。)

都響の木管陣のリレーが見事なのはいつものことですが、今日はさらに素晴らしかったのではないでしょうか。
マエストロが握手まで求めたクラリネットの佐藤首席はもちろん、そこから連なる音の連鎖も絶妙と言って良いと思います。
木管だけでなくオケ全体がそうです。

都響の音が、東欧のオケのような音色を帯びていたのにも驚き。
もちろん100%が東欧のオケっぽい音ではなく、日本のオケの機能性をも両立。
これは超一流のオケの音に迫る音色と言って良いのでは?
そして、それは、都響の底力と、マエストロが引き出した音の両方です。

マエストロの身体の周囲にはオーラがみなぎり、もう、風格としか言いようのない、自信がみなぎっています。
終演後、矢部コンマス、四方コンミスと握手した時、各奏者を立たせる時、その姿は、もはや若手指揮者の姿ではありませんでした。

蛇足ですが、終演後のTwitterは絶賛ツィートの嵐。
しかし、時節柄、TL上の「役人」という言葉が、選挙の話しなのか、都響の話しなのか、一瞬、わからなかったり…。

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2012年12月14日 (金)

尾高忠明/読響(2012/12/14)

2012年12月14日(金)19:00
サントリーホール

指揮:尾高忠明
読売日本交響楽団

(第521回定期演奏会)

マーラー:交響曲第9番

この曲がこの世への別れだとするならば、こんな幸福感に包まれた最期を迎えたいものです。
耽溺しない。
スカッと爽やか系の音響。
それでいて無味乾燥にならず、音に魂とニュアンスが宿る。
特に第4楽章の美しさは比類がありません。

尾高さんのマーラーって、前回はいつ聴いたでしょう?、私は。
前述のように、のめり込まず、のたうちまわらず、スカッと爽快。
純音楽風に音を積み重ねて構築した音響のようでありながら、その音のニュアンスは絶妙なくらいに魅惑的。
鳴らせば音が自然に語る円熟の境地。

前回、尾高さんが振った定期は、確か、ブルックナーの8番だったと思いますが、あの時は「素晴らしい、素晴らしいが…。尾高さんにはやっぱりエルガーウォルトンを振ってほしいんだよねー」という邪念が浮かんだことは事実です。
今回はそういう邪念は一切浮かびませんでした。

淡々と振っているようでいて音の表情は魅力いっぱい。
そして強奏になった時は、天に突き抜けるかのような壮大なる音響が響く。
その全く粗雑でない大音響のスケールの大きさは、ただただ立派。
そして頂点は、第3楽章かと思いきや、第4楽章でした。

第4楽章は分析的な態度での鑑賞などしていられない素晴らしい幸福感。
美しい、美しい、ひたすらに美しい。
人生を振り返りながら、こんな幸福感に包まれてこの世に別れを告げることが出来たら…。
この世への別れの曲なのかどうかはともかく。

全曲を通して聴いて、聴き終わった後に思ったのは、第4楽章がこの世への別れかどうかは横に置いて、第1、第2楽章の平穏さとハツラツさを打ち破るような第3楽章は、天が与えた試練、苦難のような…。
そして、その苦難を乗り越え、最後にたどり着いた第4楽章は安息の境地。

何事もあの大震災に結びつけるのは安直すぎるとは思いますが、私には第3楽章が、あの3.11の時の、首都圏ですら試練と苦難だった日々に感じてなりませんでした。
いまだに続くわが国の苦難の後には、悲しみではなく、この日の第4楽章のような、安息の世界が待っていてほしい。

聴けて幸せでした。

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2012年12月12日 (水)

ツィメルマン(2012/12/12)

2012年12月12日(水)19:00
すみだトリフォニーホール

ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン
(ドビュッシー生誕150年記念)

ドビュッシー:版画より
       1.パゴダ、2.グラナダの夕べ、3.雨の庭
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より
       2.帆、12.吟遊詩人、6.雪の上の足跡、
       8.亜麻色の髪の乙女、10.沈める寺、
       7.西風の見たもの
シマノフスキ:9つの前奏曲より
       第1番、第2番、第8番
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番

錦糸町で「クリスティアン…」と言うと、普通はアルミンクさまに決まっていますが、この晩は普通ではありません。

前半は凝縮、後半は発散…と言ったら乱暴過ぎるでしょうか?
どちらも内面的であったにせよ…。
後半でホッとしたのも事実ですが、逆に前半の深淵さが懐かしくもなったりして…。

前半は、なんと言うか…。
言葉は無力と言うか…。
深淵なる世界を覗き込まされたような…。
求道者のような、聴いているこちらも修行をしているような、いや、修行と言っても、苦しい修行ではなく、心が洗われる…精神を浄化されるような…。
ひたすら道を極めているかのような禁欲的な印象ですが、内面化一辺倒でもなく、眼前に大伽藍が出現したかのように感じる瞬間も多々あり、目を閉じて聴いていると、ピアノの周りだけ異次元の世界、パワースポットになっているかのような…。

休憩後は前半に比べると音は淀みなく流れ、旋律的な美しさも感じました。
正直、ホッと気が緩んだことは事実です。
それでも外面的きらびやかさとは無縁の禁欲的な演奏に感じたことも事実です。
良い悪いの次元の話しではなく…。
やっぱりショパンの第3楽章の美しさが良かったかな。
第4楽章では、最後は結構、激しい追い込みをかけていた印象もありました。
最後はトリフォニーホールのピアノにも「よく頑張った!」と言いたいくらい。

全体を通してですが、特に前半は、老巨匠のブルックナーの演奏会ような、信者の集会に参加しているような体感。
アンコール無しの終演も、余韻を反芻しながら家路につくことが出来、爽やか。
オケの定期演奏会のような真剣勝負。
十分にチケット代の元は取ったと感じたと同時に、あの時空を経験してしまうと、当分ツィメルマン氏のCDは聴きたくない気持ちです。
もちろん、良い意味で、です。

20121210

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2012年12月 8日 (土)

ソヒエフ/トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団(2012/12/8)

2012年12月8日(土)19:30
横浜みなとみらいホール

指揮:トゥガン・ソヒエフ
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団

バラキレフ(リャプノフ編曲):東洋的幻想曲「イスラメイ」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
(アンコール)
ビゼー:「カルメン」前奏曲(アンコール)

アンコール2曲の後、一般参賀。
前半は極彩色に少し引いてしまったのですが、後半は絶妙のニュアンスに音の品位が加わり、文句無しの極上感。
客席は2割くらいの入りとは思えない盛り上がりでした。

一曲目の「イスラメイ」が始まった瞬間…いや、その前のチューニングから、カラフル過ぎる強力な音にちょっとひきました。
いや、面白いんですけど、こんなもん、毎日食べられませんよ、日本人は。
それでも面白いから拍手!しましたけど。

「火の鳥」も極彩色、カラフル、フィラデルフィアをも、マリインスキーをも凌駕する(?)。
もちろん、強気一辺倒ではなく、弱音部の弦楽器のニュアンスは微細でしたし、金管だってコントロールして極彩色の音を出していると思われます。

しかし、私の耳が音に慣れたのか、オケがホールの響きに慣れたのか、休憩後の「シェエラザード」では、前半で感じた「これでもう少し音に品位があれば」という贅沢な思いが完全に払拭される素晴らしい音色に!
これぞ、極上のニュアンスです!

香り立つような極上の音、それがひとたび、打楽器が加わって高揚した時の、音の乱舞のような様は、もう唖然とするしかありません。
最後は音が消えて10秒以上(?)、指揮者がゆっくり手を降ろし終わるまで、静寂が保たれました。

アンコールにスラヴ舞曲第1番と「カルメン」前奏曲。
スラヴ舞曲は最後がちょっと爆演調になった感もありましたが、カルメンは終始高品位で終結。
オケが完全に退場し終わっても拍手は全く小さくならず、マエストロのソロ・カーテンコール1回。

客席はざっと見た感じで、3割入っていなかったのではないでしょうか。
19:30という開演時刻が、わが国では厳しかったのでしょうか。
ゲネプロの時間確保とか、いろいろ理由はあったのでしょう。
19:30という時刻は、綱引きの末の折衷案だったりして。

その19:30開演という、私ですらちょっと躊躇してしまうような時間帯の演奏会に集まった聴衆のマナーは素晴らしかったです。
演奏中に咳をしていたのは、舞台上のハープのおねえさん(頻繁に水分補給)だけだったかもしれません。
先日の東響定期の独唱者エルツェさんも、東条碩夫先生のブログによれば、リサイタルは再び不調だったとのこと。
極東までの長旅、時差、コンディションを維持するのは大変でしょう。
御快癒をお祈り申し上げます。

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ハーディング/新日本フィル(2012/12/8)

2012年12月8日(土)14:00
すみだトリフォニーホール

指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団

(第502回定期演奏会)
ヴァイオリン:崔文洙

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
パガニーニ:「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲より
(アンコール)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

まだまだ上のレベルはあるのでしょうが、NJPが以前よりもハーデングさまの要求に応えられるようになっています。
↑上から目線ですみません。

前半の協奏曲は、例によって個人的体調により、食後の眠気との戦いになってしまって失敗。
…というわけで、全曲集中して聴けたわけではないのですが、崔コンマス、協奏曲では意外と羽目を外さない…という印象。
大人しいと言っては言い過ぎかもしれません。
でも、指揮者と渡り合うバリバリのソリストと言うよりは、あくまでも決められた枠の中で役割を果たした感じ。
まあ、曲が曲(難曲?)ですし、相手がハーディングさまですし。
日頃のオーバーアクション気味の演奏が目に焼きついている崔コンマスですが、彼を事務次官、ハーディングさまを大臣と捉えれば、指揮者と張り合わない協奏曲の演奏も納得出来ます。
テクニックは申し分ありません。

崔コンマスのアンコールはパガニーニとのこと。
両手?でのピツィカートを駆使した技巧的な演奏…の前に、曲に対してちょっと驚く。
でも、意地悪く見れば、余力が残っていたのなら本編で爆発を…?
いやいや、一人だから出来たこともあるのでしょう。

後半の交響曲では、まず、木管のニュアンス豊かな美音のソロにちょっとびっくり。
いや、知っていましたけどね。
NJPの木管は、元々名手揃いなのです。
3.11の後の色々な出来事でアンサンブルが少々…。
しかし、復調してきています。
木管だけではありません。
金管も高らかに鳴ります。
一時期のちょっと気が抜けたような音などは皆無。
7月定期でも感じましたが、オケ全体のアンサンブルも復調しつつあり、ハーディングさまの要求にかなり応えれらるように…。

もちろん、ハーディングさまが目指す音には、さらに上があると思います。
手放しで絶賛するには少し躊躇があります。
それでもゴールデンウィーク(あれだって、私としては、相当良かったです)、7月定期、そして今回と、音が向上してきているのは本当に嬉しいこと。

ハーディングさまとNJPのコンビには、まだまだ残された時間、未来があります。
来季のラインナップに、2014年6月までハーディングさまの名前、振る曲が記載されていることは、マエストロだけでなく、事務局、スポンサーなども含めて、関係各方面に感謝しなければならないと思いました。
聴けて当たり前…のように聴きに行っていますが、ハーディングさまがこれだけの頻度で来日するのは、実に素晴らしいことです。

20121208

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2012年12月 7日 (金)

フランシス/日フィル(2012/12/7)

2012年12月7日(金)19:00
サントリーホール

指揮:マイケル・フランシス
日本フィルハーモニー交響楽団

(第646回定期演奏会)

アダムス:主席は踊る
      ~オーケストラのためのフォックス・トロット
      (オペラ「中国のニクソン」より)
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
チャイコフスキー:交響曲第4番

ハーディングさまの裏番組にしておくのはもったいない!
緩急自在、煽り一辺倒でない弱音部のスローテンポとニュアンス。
それが爆発に転じた時の凄まじい気迫!
地震があったのでちょっと迷ったのですが、行って良かったです。

一曲目のアダムスの作品、「主席は踊る」という訳はどうなのだろう(原題は、The Chairman Dances)という気もしますが、それはともかく。
にぎやかな音で始まり、約10分持続。
個人的にはこの手の曲なら半分の時間でも…という感もありますが、オケは集中力を切らさずに弾き切りましたた。
この時点で、お、今日は良い方の日フィルだ!と。

続くブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムは、強烈な音で始まり、沈痛、そして最後は祈りのような…。
夕刻の地震の直後でもあり、曲は全く関係なくても、日本人の一人として、3.11を思わずにはいられない演奏。
この曲でも日フィルの音は相当に磨かれ、魂が入れられていました。

後半のチャイコフスキーの交響曲第4番、これも凄い。
いや「これも」と言うよりは、「これはもっと」かな。
鳴らす、鳴らす、しかし爆演ではない。
弱音部になるとスローテンポでじっくりと音を作り、その音に形容し難いニュアンスを込める。
そして強奏に転じると加速して煽る。
その緩急の対比がわざとらしくない。

ロシアの民俗的な要素とは距離を置き、純粋に器楽として鳴らした演奏。
この曲については、日フィルは他の指揮者(複数?)によって、それなりに下地があるものと拝察しますが、それでも、日フィルからここまでの音を引き出した手腕は素晴らしいと言って良いのではないでしょうか。

あえてあらを探せば、第1楽章の最後でオケが指揮者に追従し切れず、爆発が十分でなかったこと、第3楽章の最後で、第4楽章の入りに備えたのか、あるいは指揮者が極端に小さな音を指示したのか、よく聞き取れなかったこと、それくらいでしょうか。
しかし、それくらいしか気になる箇所がなかったということは、相当に良い方の日フィルだったと言って良いのでしょう。

客席は地震のせいかわかりませんが、5割前後の入りだったのかな。
しかし、終演後の客席は、熱い拍手とブラボーに包まれました。

この日、ステージ上方に吊された半透明の反響板は、同じく吊された照明と同じくらいの高さにありました。
毎回注意して見ているわけではないのですが、地震を受けて引き上げたのかな?
気のせいかもしれませんが。
ともあれ、3.11のようなことがなくて何よりでした。

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2012年12月 2日 (日)

スダーン/東響(2012/12/2)

2012年12月2日(日)18:00
サントリーホール

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団

(第606回定期演奏会)
ソプラノ:クリスティアーネ・エルツェ

マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」より
  番兵の夜の歌
  誰がこの歌を作ったのだろう
  ラインの伝説
  浮き世の生活
  原光
  美しいトランペットが鳴り響く所
  高い知性への賛歌
ブルックナー:交響曲第6番

スダーン監督、渾身の力演、パワー炸裂!
繊細さと豪快さを両立した快演。
東響定期には珍しく、スダーン監督が手を降ろすまで静寂が保たれました。
前半はチャーミングな声の歌唱に魅了されました。

エルツェさんの歌唱、チャーミングな声。
私はサイドの席での鑑賞なので偉そうに語れる資格はないかもしれませんが、これは私の好きなタイプの声かも!
歌唱も興がのって、コロコロ転がるように自在。
今季の東響のマーラー歌曲シリーズで最高かもしれません。
高…などと偉そうに語っておきながら、実は少し眠くなってしまいました。
最近、昼食後のマチネで多い…。
それでも、耳に心地良い、転がるような美声は、ちゃんと私の耳を捉えていました(と信じたいです)。

そして休憩後のブルックナーは、冒頭から目が覚めるような強力な音が低弦からとどろく。
いきなりパワー全開で度肝を抜かれました。
スダーン監督のブルックナーは私は久しぶりの鑑賞ですが、以前からこんなに強力でしたっけ?
3.11前の記憶との対比で、さらにパワーアップしていたのではないでしょうか。
金管の炸裂!最強奏は耳をつんざくほど。

割とふわっと上質に鳴ることが多い東響ですが、今日はゴツゴツとした原石のような、スダーン監督の振り上げた拳がそのまま音の塊として伝わって来るような激しさでした。
それなのに荒っぽい印象はなく、繊細さも兼ね備えているのです。

大音響に驚嘆しながら聴いていましたが、途中で木管が4人しか居ないのに気がつきました。
前半より少し小編成。
プログラム冊子の解説にある通りの管楽器の人数だったのでしょうか。
体感的には、もっと巨大編成の演奏を聴いたような印象でした。
いや、気がつくまでは、完全に巨大編成と思い込んで聴いていました。
(後でTwitterで教えていただいたのですが、弦も14型だったそうです。)

東響定期には非常に珍しく、残響が完全に消えてから、1秒、2秒?
スダーン監督が拳を振り上げて静止していた腕を降ろすまで、会場の静寂は保たれました。
その後は熱狂的な拍手とブラボー。
空席は結構あった会場ですが、会場は暖かい(前半)→熱い(後半)拍手でした。

スダーン監督、後任が決まって、任期が残り2年を切って、ふっ切れた、あるいは集大成として少し違う方向をオケに与え始めたのかなーなどと、勝手に勘ぐってしまいましたが、考えてみれば前回聴いたのはミューザでの8番でしたから、結構前のことで、以前は違ったかどうかの記憶は定かではありません。

なお、ソプラノのエルツェさん、前日のみなとみらいでの演奏会では今ひとつだったという感想もネット上で拝見しましたが、この日は(私は良かったと思いました)復調したのでしょうか?
よくサインをもらいに行かれる知人に休憩時間に伺った話しでは、昨日は休憩時間に帰ってしまったそうですが、この日は最後まで楽屋に残っている予定だと、東響の方がおっしゃっていたそうです。

2012/12/4追記:
音楽評論家・東条碩夫先生のブログによると、前日のみなとみらいでのエルツェさんは、
『2日ほど経ってからスダーンから聞いた話では、「彼女は時差ボケ、睡眠不足、最悪のコンディション。あの日は気の毒だった。翌日は素晴らしかったよ」とのことだった。』
とのことです。

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2012年12月 1日 (土)

デュトワ/N響(2012/12/1)

2012年12月1日(土)18:00
NHKホール

指揮:シャルル・デュトワ
NHK交響楽団

(第1742回定期公演Aプログラム)

ストラヴィンスキー:歌劇「夜鳴きうぐいす」(演奏会形式)
ラヴェル / 歌劇「こどもと魔法」(演奏会形式)

夜鳴きうぐいす、火・うぐいす:アンナ・クリスティ
料理人、安楽椅子・雌猫・リス・羊飼いの男:ディアナ・アクセンティ
死に神、ママ・カップ・トンボ:エロディ・メシェン
僧侶、ソファー・木:ジョナサン・レマル
漁師、ティーポット・小さな老人・雨蛙:エドガラス・モントヴィダス
中国皇帝、大時計・雄猫:デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン
侍従:青山貴
日本からの使者:村上公太
日本からの使者:畠山 茂
子供:エレーヌ・エブラール
羊飼いの娘・お姫様・コウモリ・フクロウ:天羽明惠
合唱:二期会合唱団、NHK東京児童合唱団

外来オケとの来日では絶対に聴けないであろうデュトワさんの真骨頂の演目。
歌手もよく揃えましたね~でしたが、やはり魔法はデュトワさんの棒。
もう、夢を見ているかのような魔法の音。
けばけばしくない洗練された音。
こんな音、わが国のピットでも聴けません。
デュトワさんが毎年定期公演に客演することの意味は大です。

ストラヴィンスキーでは、プログラム冊子にある通り、第1幕と、第2幕以降とでガラリと曲の印象が変わるのが面白い。
お!と思って思わずニヤリ。
しかし異質なものをつなぎ合わせた印象はなく、ストラヴィンスキーの中での進化なのも事実。
その、途中でかなり変わる作風に、ある程度の全曲の統一感を与えたのが、デュトワさんであることも確かでしょう。
それだけ楽譜を音に変換する際に指揮者の果たす役割は大きいはずです。
強奏でもうるさくならないセンスはいつものことですが脱帽です。

歌手もよく揃えましたねぇ。
N響、お金持ち!
ただ、字幕は「ナイチンゲール」、プログラム冊子は「夜鳴きうぐいす」と、統一が取れていないのはちょっとねえ。
(ちなみにNAXOS Music Libraryでのこの曲の日本語表記は「ナイチンゲール」です。)

後半のラヴェルも、驚嘆するしかない洗練サウンド。
N響はもちろん、歌手もコーラスもデュトワさんの術中。
世の中にこんな音があるのか!
あっていいのか!
私はこんな贅沢をしていて良いのか!
…という音。
(1階B席での鑑賞です。)

最後の方で、気がついたらデュトワさんが指揮棒を持たずに振っていました。
その、特にコーラスを導く素手の指揮の美しいこと!
私は字幕を見るのを忘れてその指揮の動作に見入ってしまいました。
あれは意図して指揮棒を置いたのでしょうか?

前述のように、海外オケの来日では聴けないデュトワさん。
わが国のピットには入らないデュトワさん。
東京三大歌劇場?のひとつである紅白歌合戦ホールでしか聴けないデュトワさん。
割り増し料金のないデュトワさん。

一時期、テレビで見れるから…という理由でNHKホールに足を運ばなかった私ですが、マゼールさんでもデュトワさんでも割り増し料金のないN響は(私たちがお支払いしている受信料が回っているのかどうか存じ上げませんが)やはり聴いた方が得だ…と心を入れ替え、この秋はNHKホールに通い、結局、散財している私でした。

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ハーディング/新日本フィル(2012/12/1)

2012年12月1日(土)14:00
埼玉会館

指揮:ダニエル・ハーディング
新日本フィルハーモニー交響楽団

チャイコフスキー:交響曲第4番
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

ハーディングさまって凄い!(←当たり前のことなのですが)ということを、NJPがようやく(失礼!)音にして示してくれました!
凄い音、3.11以降の私のNJP鑑賞の中で最高かもしれない演奏です。

行ってみたら6列が最前列で、想定していたより前方舞台寄りでの鑑賞。
直接音を十二分に浴びて、ホールの音響のことは気にせずも堪能できました。
ただ、残響は皆無に近いように聞こえましたので、後ろの方の席の方はどうだったのでしょう?
まあ、1200席のキャパではありますが。

チャイコフスキーでは、第1楽章は、比較的ゆっくり目かな。
NJPが、この随所のタメのようなアクセントに良く追従。
第3楽章、第4楽章は、普通か、やや速めに感じたので、楽章を追うごとに速度アップしたのか、私の耳が慣れたのか。
これも、NJPが見事に棒に追従。

このコンビに時折感じる「NJPがハーディングさまの思いに十分応えられていない」という印象をほとんど感じませんでした(もちろんさらに上はあるのでしょうが)。
ハーディングさまがワッと煽ると、崔コンマスが腰を浮かせて弾きまくる。

後半の「春の祭典」では、ハーディングさまがさらに輪をかけて、威嚇するような顔での煽りを連発し、NJPもそれにほぼ追従する。
オケの皆さんの表情…いや、目つきは、かつて見たことがないほどにけわしいもの。
そりゃ、気合い、入りますよね。
それでもオケの音は溶け合い、一丸となって轟く。

私はかなり前方の席だったので、チャイコフスキーでも春の祭典での、一部の奏者の小さな音の飛び出し(と言ったら酷かな)も聞こえてしまいましたが、おそらく会場全体では無問題で、それによってこの演奏の価値が減ずるものではありません。
むしろ萎縮せずに良く弾いたと言うべきでしょう。

演奏終了後に、握手をしながら見つめ合ったハーディングさまと崔コンマス。
そのときのお二方の嬉しそうな目は、形容しがたい多くの意味が込められていたように見えました。

折しも、来シーズンのラインナップが発表されたばかり。
その中にハーディングさまの名前を、あれだけ多く見ることが出来るのは幸せなことです。
このコンビの幸せな未来が、期待から確信に変わったのも幸せなことです。

201212011

201212012

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