« プラハ国立劇場オペラ「フィガロの結婚」(2013/1/20) | トップページ | インバル/都響(2013/1/22) »

2013年1月21日 (月)

セゲルスタム/読響(2013/1/21)

2013年1月21日(月)19:00
サントリーホール

指揮:レイフ・セゲルスタム
読売日本交響楽団

(第522回定期演奏会)
ピアノ:菊池洋子

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
セゲルスタム:Seven Questions to Infinity
(アンコール)
マーラー:交響曲第5番

都響とは違った方向でのアンサンブル崩壊の危機(?)を乗り切った(?)読響の皆さん、お疲れ様でございました。
正直、ついていけない所の多いマーラーでしたが、会場は盛大なブラボー。
私はブーイングが出るかと、心配しました。

最初は菊池洋子さんのソロで、モーツァルト。
菊池さんのピアノ、いいですねぇ。
どこがどう良いと言葉にしがたいのですけれど、モーツァルトだからと言って軽めではなく、しっかりと感情を込めて弾いていると言うのか、芯のあるピアノの音と言うのか…。
バックの読響も、ニュアンス豊かです。

マエストロは、基本、お腹が邪魔なので(?)かなり腕を開いた状態での指揮(?)。
いや、単に横幅が大きいせいかな?
そして、細かいアクセントは棒を上へはね上げて表す。
巨体に似合わず流麗な棒さばきは結構美しい。
その美しい棒に、読響が見事に反応して、音も美しい。

モーツァルトの協奏曲の後、菊池洋子さんのソロのアンコールは、予想だにしなかったマエストロの曲。
曲名はステージ下手に腰掛けたマエストロが大声で叫ぶ。
最後はピアノのふたを閉じて、その上をカタカタと叩いて終わる。
まさかの前半の展開、面白過ぎ!です。
今日はマエストロの自作は演奏されない日…と決めてかかっていて、まんまと騙されて笑いが止まらず…。

休憩後のマーラーは、出だしからゆるい(?)。
いや、都響をデフォルトにして聴いたからかな?
そしてかなりの部分がスローテンポ、ときどき加速。
いや、加速して標準(?)。
ためを作った後の音の出が微妙にずれかけるのは想定内…なのかな。

個人的な好みから言うと、第1、第2楽章は、いつ終わるんだろう?…正直、ちょっとやりすぎ…ついていけないものがありました。
前回の7番もこんな演奏でしたっけ?
もう少しまともだった印象があるのですが…。

でも、このおおらかなところがマエストロの持ち味なのでしょう。
ずーっとついていけなかった私ですが、第4楽章もこの調子でやられたら、結構琴線に触れるものがあって意外。
ゆるめだけど、たっぷりと鳴らした響きは意外と魅惑的。
第4楽章で、あれ、意外と良いではないか…となってからは、第5楽章も前半と同じスタイル(ですよね?)にもかかわらず、かなり楽しめたのは我ながら不思議。
単に私の耳が慣れただけ?
それとも、あと少しで終わる…と無意識に思ったせい?

ともあれ、前半のモーツァルトは良かったし、まさかのアンコールでマエストロの曲(菊池さん、暗譜でした!)で笑わされ(笑うところじゃないですかね…)、マーラーも最後の2楽章は楽しめたので結果オーライです。

読響の皆さんのマエストロを見る目、意外と好意的?
憎めないんでしょうね、人柄が。

20130121

|

« プラハ国立劇場オペラ「フィガロの結婚」(2013/1/20) | トップページ | インバル/都響(2013/1/22) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214768/56595661

この記事へのトラックバック一覧です: セゲルスタム/読響(2013/1/21):

« プラハ国立劇場オペラ「フィガロの結婚」(2013/1/20) | トップページ | インバル/都響(2013/1/22) »