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2013年1月 3日 (木)

大植英次/都響(2013/1/3)

2013年1月3日(木)15:00
東京文化会館大ホール

指揮・ピアノ:大植英次
東京都交響楽団

《響の森》vol.32 ニューイヤーコンサート 2013
ピアノ:伊藤恵、野原みどり
篠笛:福原友裕

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
宮城道雄:春の海
(篠笛:福原友裕、ピアノ:大植英次)
岡野貞一:ふるさと
外山雄三:管弦楽のためのラプソディー
外山雄三:管弦楽のためのラプソディーより
(アンコール)

良く言えば雄弁、多弁、悪く言えば派手で聴き疲れのする音?
第九でないからまあいいや。

それにしても大植さん、しゃべること、しゃべること!
マイクを持っての早口トークは、正直、5階席では、わんわん響いて?言葉がよく聞き取れませんでした。
少々聞き疲れしたのは私だけでしょうか?

指揮も、あれもこれも、たくさんやりたいのかなー?という印象。
いや、早口トークだって、あれもこれも、しゃべりたいのでしょうね。
でも、もうちょっと話題を絞って、特に伝えたいことに注力した方が、聞きやすいと思ったのは私だけ?

モーツァルトの協奏曲でのピアノの演奏も含めて、雄弁、多弁、極彩色。
ラ・ヴァルスはこれでいいとして、モーツァルトやベートーヴェンまでカラフルというのは、私は少々違和感あり。
年末の東フィルの第九の体感を思い出したりして。

休憩後の「春の海」は、篠笛とピアノのみの2重奏。
続く「ふるさと」では、オケの指揮を放り出して、唱和を求めて会場の客席を走り回る。
ピアノの音も、オケの音も、和風ではなく極彩色。
水墨画や水彩画ではなく、油絵?
まあ、好みの問題だと思いますが…。

最後の管弦楽のためのラプソディーも、カラフル、カラフル。
トークで「日本人」「日本」を連発した割には、あまり和風なものを感じなかったのは私だけ?
フルートのソロ(遠くてよく見えなかったのですけれど寺本さん?柳原さん?それとも他の方?)は、しっとりとして、この日一番心に染みた音色でした。
(後刻追記:柳原さんとのことです。Twtterで教えていただきました。)
最初の方では打楽器奏者だけでなく、金管奏者も鳴り物を鳴らしていましたが、さすが、ちゃんとプロの音?になっていました(暴言失礼!)。

東フィルの第九でも感じたことですけど、大植さんの音楽はエンターテインメントですかね。
それのどこが悪い?と言われればそれまでです。
ましてやニューイヤーですし。
でも、個人的好みを言うならば、トーク同様、音楽も、もう少し焦点を絞った方が、聴いていて疲れないような…。

…と、去年の暮れからネガティヴ・ツィートになっている気もしますが、人畜無害の毒にも薬にもならない指揮よりは、よほど面白いことは事実。
来季の東フィルでやるチャイコフスキーあたりは、面白い演奏になりそうな予感はあります。

ちなみに、偶数か必然か、去年のお正月も、井上道義/新日本フィルのラプソディーで、新年の聴き初めでした。

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コメント

素人が勝手な感想を書き散らした拙文に丁寧なコメントをいただき、恐縮しております。

「ご本人のみに」とのお言葉に、いったん公開した一つ目のコメントも非公開に変更いたしましたが、よろしかったでしょうか?

ネガティヴな反応を含む感想を書いてしまいましたが、東フィルの第九も、都響のニューイヤーも、長いこと私の記憶に残り続ける演奏会になることは間違いありません。
それくらい、どちらも、鮮烈きわまりない体験でした。

禁断の味?を知ってしまった今、来季の東フィル定期でのチャイコフスキーは、どのような体験になるのかを確かめに行かないわけには参りませぬ。
今から期待大です。

投稿: 稲毛海岸 | 2013年1月 4日 (金) 23時35分

大植英次さんの来季の東フィル定期でのチャイコフスキーが楽しみ…と書いたのですが、よく考えたらその前に、2月の二期会「こうもり」がありました。
この公演、日本語上演です。
歌手の皆さんはもちろん、それを率いるマエストロにも、原語上演とは違った難しさがあるのではないかと拝察いたします。
どのような上演になるのか全く想像ができませんが、きっと鮮烈な上演になるものと期待させていただきます。
あまり先入観を抱かずに(=ウィーンの団体の上演のDVDやカルロス・クライバーのCD、DVDは忘れて)、何が起こっても楽しんでしまおうと心の準備をしております。

投稿: 稲毛海岸 | 2013年1月 6日 (日) 19時30分

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