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2013年3月22日 (金)

リットン/都響(2013/3/22)

2013年3月22日(金)19:00
東京文化会館

指揮:アンドリュー・リットン
東京都交響楽団

(第748回定期演奏会Aシリーズ)
ピアノ:伊藤恵

プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」第3組曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
プロコフィエフ:交響曲第4番
(改訂版)

残響の少ない東京文化会館で聴いているということをほとんど意識しなかった!
…って、都響A定期と言えども、凄いことでは?
本当に強く、美しく、美しく、強く鳴った都響サウンド!でした。
リットンさん、スケールが大きいですねぇ。
もちろん、見た目と、服のサイズと、お腹の大きさのスケールだけではなく、音楽のスケールが。

この日は私は、東北新幹線沿線、比較的近距離にプチ出張。
帰って来て東京文化会館に行くには、ただ上野駅で新幹線を降りれば良いだけ。
こんなに楽に、うまく行く日は、そうそうありません。
夕食を食べても余裕で間に合いました。

閑話休題。

まずは「ロメオとジュリエット」第3組曲。
最初の音が出た瞬間、この日の演奏会全体の成功を確信しました。
…いや、それは後から言えることはありますが、結果論として、最初の素晴らしい音が、最後まで持続しました。
力強い音がまっすぐ向かって来るようで嬉しくなります。
リットンさんの生演奏は、私は数十年ぶりだと思いますが、音楽のスケールが本当に大きい(身体も相当に大きいですが)。
キンキンした音にならずに強い音でこのデッドなホールを鳴らす。

モーツァルトも、かなり力強い音。
チャーミングなだけのモーツァルトとは一線を画する、ベートーヴェンにつながるかのような演奏。
長調の曲でこう感じるとは、相当にスケールが大きいかもしれません。
それは伊藤恵さんのピアノも同様。
スピード感とスリリングさも加味した力強いピアノ。
もしかして、伊藤恵さん、以前よりも音楽がスケールアップしました?
そしてリットンさんの作り出すオケの音も、ピリオドのピの字もなくたって、ビシバシと迫って来ます。
いやぁ、21番でこんなに聴き応えのある演奏が、それも東京文化会館で聴けるとは!

そして休憩後の交響曲。
私はこの曲はさほど聴き込んでいないので他の演奏との比較は出来ませんが、いかにも「らしい」音。
インバルさんとのショスタコーヴィチや、ブラビンズさんとのプロコフィエフなどで聴いてきた、隙のない都響サウンド。
「枝葉末節に至るまで」という言葉が適切かどうかわかりませんが、音の出から“合いの手”まで、粗雑な音は皆無。
しかも、神経質だったり、縮こまって演奏したりしていません。
いや、都響としてはいつものことなのですが、それにしても、都響のアンサンブルの好調さを誇示するかのよう。

一回聴いただけで断言は出来ませんが、リットンさんと都響の相性は相当に良いのでは?と思いました。
B定期は聴きに行かないので、この演奏会をもって、私の今シーズン(2012-13)の都響の鑑賞は終了。
折しも都響では、投票を募集していますが、この日も相当に良かったので、ベスト3を選ぶのはかなり難しいと思います。

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