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2013年4月20日 (土)

小林研一郎/読響(2013/4/20)

2013年4月20日(土)14:00
東京芸術劇場

指揮:小林研一郎
読売日本交響楽団

(第154回東京芸術劇場マチネーシリーズ)

スメタナ:連作交響詩「我が祖国」(全曲)

体調を崩してしばらく自粛しておりました。
病み上がりのため、またしばらくは“間引き運転”です。

さて、この日はコバケンの18番(のひとつ)。
悪い演奏になるはずもありませんが、読響の持っているパワーを全開、過去にチェコ・フィル来日公演や都響定期で聴いた演奏よりも、激しかったかもしれません。

かつて、コバケンが読響から肩書きを贈られた時、私は多少の違和感を覚えました。
しかし、読響の事務局は、コバケンに依頼すべき曲がわかっています。
先季のオケコン、今季のわが祖国。
三大○○○ではあまりときめきませんが、「コバケンのわが祖国」なら、何度でも!
(と言いつつ、コバケンのベートーヴェンは、私はかなり好きですが…。)
今季のラインナップが発表になったとき、おっと、読響さん、変化球を使わずに直球ど真ん中の勝負に来ましたか…と。

わくわくして足を運んだ演奏会、個人的に病み上がり+久しぶり+昼食後だったので、前半は集中力が続かなかったのですが、最初は少々メタリック(?)…と言うか、モダンでスタイリッシュなサウンドに戸惑いました。
かつて別のオケで聴いたときのような温もりとはちょっと違うような…。
でもそれは、芸劇の音響+私の席の音響のせいです。
たぶん。

弦楽器のチャーミングな音は最初から最後まで素晴らしかったですし、エンジンが暖まった後の金管の響きも高らかに響き渡ります。
その響きの飽和しないこと!
木管の音がストレート過ぎてもう少し潤いが欲しく感じましたが、それは前述のように私の席の位置のせいです。
その分、分離の良い、クリアーな音でした。

その私の席の音響はともかく、クラリネットのソロ(金子さんですか?)、素晴らしかった!
コバケンもあまり動かず、任せて見守る場面多し。
そして岡田さんのティンパニの一撃、二撃、三撃、…。
凄かったですねー。
これを聴いてスカッとしない人はいるでしょうか?

シャルカ、ボヘミアの森と草原より、ターボルで激しく鳴らし、ブラニークの終盤では逆に煽らず、悠然と鳴らして曲を締めくくったのは、2009年に都響定期で聴いた時の印象と同じ傾向だったかもしれません。
すでに、完全に手の内に入っている曲のはずですから、当然かもしれませんが…。
ちなみに、コバケンの暗譜での指揮は珍しくはありませんが、この曲を暗譜している日本人指揮者は、他にいるのでしょうか?

ともあれ、2日後の定期演奏会ではさらに改善されるかな…という箇所(細部、アンサンブル的に)は散見されましたが、目くじらを立てるほどのことではなく、十分に満足度の高い演奏でした。

ちなみに、この演奏会、読響のホームページでは、確か「完売しました」→「残席僅少」と変化したような…。
よくわからない読響のチケット販売(いまに始まったことではないので、驚きませんが)、この日はテレビカメラが入っていて、席を結構つぶしていて、そのせい??
「どうやって空けたの?」と言いたいくらい、2階R側ステージ寄り良席(A席エリア)がテレビカメラのために空けてあって、「ああ、本当はあの辺の席を買いたかったのに」と思ってしまいました。

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