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2013年7月28日 (日)

スダーン/東響(2013/7/28)

2013年7月28日(日)15:00
ミューザ川崎シンフォニーホール

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013
東京交響楽団オープニングコンサート

指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団

ピアノ:小菅優
ソプラノ:新垣有希子

グリーグ:組曲「十字軍の兵士シグール」
     ~第3曲「忠誠の行進曲」
グリーグ:ピアノ協奏曲
グリーグ:余情小品集~夜想曲
(アンコール)
グリーグ:「ペール・ギュント」から

え?スダーン監督のグリーグ?
心配御無用!
スダーン監督と東響のあうんの呼吸は、グリーグでも健在!
指揮者とオケだけでも素晴らしいのに、小菅さんと新垣さんという、贅沢、至福。
しかも、サマーミューザ料金!
川崎市に納税していないのが申し訳なくなるほどです。

私は、個人的にいろいろあって、ミューザはリニューアルオープン以降はまだ2回目。
いつのまにか、サマーミューザと聴くと新百合ヶ丘を思い出すようになっていて、川崎駅に降り立つのは不思議な気分。
まだまだ修行が足りませぬ。
「あって当然」と思っていたミューザの空間。
この日座った席は、比較的直接音が多い場所だったせいか、かなりシャープで、分解能が高い音響に感じました。
それでもちゃんと残響が減衰していく様子が聴き取れるので、さすがはミューザの音響と言うべきでしょう。

この日は、「ペール・ギュント」の途中で、客席から電子音(補聴器のハウリングでしょうか?)が何度も聞こえ、最後は静寂の中でブラボーと叫んだ方がいらして、私の感性とは相容れないものがあったのですが、それでも寛容な気持ちでホールを出ることが出来たのは、個人的に諸事に忙殺されており、束の間の癒やしの時間と空間に身を置くことが出来たからかもしれません。

ホールに入ってホッとして気が緩んだのか、疲れが出たのか、せっかくの小菅さんの協奏曲なのに、眠気を覚えてしまったのはちょっともったいない。
演奏が退屈だったわけではありません。
微弱音で技巧を駆使して情感込めて弾き、ここぞというところでは情熱ほとばしる轟音を鳴らす小菅さん。
小菅さんとしては標準レベルかもしれませんが、小菅さんの標準レベルは驚嘆すべき演奏だと思います。
その演奏を聴いて、まるで東洋医学の治療を受けているような陶酔感に襲われ、ちょっとボーーっとしてしまいました。

後半のペール・ギュントは、ちゃんと覚醒して聴きました。
すごい、すごい、スダーン監督、すごい。
聴き手の私に出来るのは、音のドラマを唖然として見守るのみ。
新垣さんの声も、透明感のある美しさ。
「最後に現われて、一曲だけで満場を圧倒し、…」などと思いながら聴いていて、つい、拍手をしてしまいましたが、まだオケだけで2曲、続きがありました。

スーダン監督と東響のラスト・シーズン。
この、あうんの呼吸はいつものことではありますが、毎回毎回、驚嘆して聴いております。

20130728

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