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2013年9月22日 (日)

山田和樹/横浜シンフォニエッタ(2013/9/22)

2013年9月22日(日)13:30
横浜みなとみらいホール

指揮:山田和樹
横浜シンフォニエッタ

(横浜音祭り2013
 朝から夜まで横浜シンフォニエッタ祭り
 みなとみらい特別演奏会)
シャンドル・ヤボルカイ(ヴァイオリン)

上田真樹:あけぼの(2008年横浜シンフォニエッタ委嘱作品)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ベートーヴェン:交響曲第7番

1曲目の上田真樹さんの「あけぼの」は、2008年委嘱とのことですが、マエストロ・ヤマカズの「今どき、メロディーを書ける作曲家は本当に少ない」(プログラム冊子より)という言葉そのままの耳あたりの良い曲です。
それでも上っ面の綺麗さだけではない、エルガーあたりを想起させるような?

マエストロ・ヤマカズの音は、多彩な要素をちりばめたような印象はなく、割と太い筆で描いたようでいて、単調ではない味わい深さを感じさせるもの。
これはこの後の曲も、ほぼ同じ。
しかし「大人の音ですねー。若きマエストロなのに…」という、いつもの印象は、その後、覆りました。

スリリング!!な展開です。

シャンドル・ヤボルカイさんのソロによるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、サラサーテのツィゴイネルワイゼンは「意図的な粗雑さ」と言ったら言い過ぎでしょうか。
丁寧に弾いて縮こまることを否定し、勢いと情熱で駆り立てるような演奏。
粗いけど凄い!
いや、粗いと言っても、テクニックは凄い。
でも、音程は…??

ツィゴイネルワイゼンはともかく、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で、こんなにスリリングでワクワクする演奏を聴いたのは、前回はいつだったか思い出せないほどです。
マエストロもソリストの方を見ながらピタリと合わせる。

そのシャンドル・ヤボルカイさんに影響されたのかどうかはわかりませんが、ベートーヴェンの交響曲第7番は、ずいぶんと煽り、特に第4楽章は、微妙な間合いやひねりを加えて、マエストロ・ヤマカズにしては、あざといの一歩手前?の演奏。
ヤマカズにしては?激しい??
それにしても、第1ヴァイオリンが8人(たぶん)の編成で、これだけのスケールの大きな音を鳴らすとは、やっぱりマエストロ・ヤマカズ、おそるべし。
ソリストもスリリング、ベートーヴェンもスリリング、興奮作用の高い演奏会でした。

20130922

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